動物たちにぬくもりを!

動物愛護活動の活動経過や日々の出来事、世の中の動き等幅広く紹介します。

猫20匹飼育放棄死をNPO告発

2020-05-05 06:00:55 | 動物実験・動物虐待

猫20匹飼育放棄死をNPO告発
 動物愛護法違反容疑、飼い主蒸発

2020年4月27日(月) 共同通信

群馬県みなかみ町で餌やりなどの飼育を怠り約20匹の猫を死なせたとして、NPO法人「群馬わんにゃんネットワーク」が飼育していた男性を動物愛護法違反の疑いで県警沼田署に告発し、同署が27日に受理した。
告発状の提出は22日。
同法人によると、昨年10月、みなかみ町の住宅で約20匹の猫の死骸が見つかった。
近くの民宿で生活していた男性が数年前から大家の女性の許可を得て、この住宅で飼育していたが、昨年9月中旬以降連絡が取れなくなった。
住宅の各部屋の入り口は施錠され、猫は出入りができない状態だった。
男性の行方は分かっていないという。

以下は、Evaより。
http://www.eva.or.jp/minakamineko

2020年4月 みなかみ町猫虐待事件 警察の徹底した捜査を!

昨年、群馬県みなかみ町で猫虐待事件が発生しました。
このたび地元で活動されている群馬わんにゃんネットワークさんが、犯人を沼田警察に告発し告発状が受理されました。
この件について当初から話しを伺っていた当協会Evaは、ここに改めて事件の経緯を明らかにします。

経緯
令和元年10月頭に、群馬わんにゃんネットワークに「自分は大家をしている者で、部屋を貸していた人が亡くなり、その人の飼っていた猫38匹の里親を探している。」との連絡を受けた。
話しを聞いてみると、連絡をしてきた家主は、自宅と休業中の店舗、そして素泊まり民宿と亡くなった母親の自宅を管理していて、その素泊まり民宿に住んでいた高齢の男性が、多数の猫を集めていたが、7月に死亡し、その後別の男が猫の世話を見ていたという。
世話をしていた男は、周囲に「猫には、水も餌も与えている。」と言い、また家主には、「動物愛護のNPO法人を設立する。そうすれば不妊・去勢手術代も寄附でまかなう事が出来るから、それまで預かってくれ。」と騙した。
その後7月から8月にかけて、周囲に腐った臭いとハエが大量に発生し、近所から苦情が来るようになり、近隣住民が建物の中で猫の共食いを目撃し男に伝えたが、「すぐ業者に頼んで片付ける。」と言いブルーシートで覆い隠した。
その後、9月18日以降、家主は世話をしていた男と連絡がつかなくなり、10月に入って群馬わんにゃんネットワークが現地に駆けつけたところ、内部から23体の遺体が見つかった。
だが、群馬わんにゃんネットワークが向かう前にも、多数の遺体が既に片づけられていたこと、また共食いや、数が特定できないほど形をとどめていない朽ちた遺体も多数あり、実際に死亡した猫の総数は50匹以上になると予想される。
また猫のいた建物は、中から扉が開かないよう、外から幾重にも施錠されていた。
長期間にわたり猫に食事と水を与えず扉を施錠し放置すれば、その後脱水や餓死することは容易に想像することが出来ます。
それでもその状況を続けたという事は、意図的に殺したと言っても間違いありません。
じわじわと衰弱し餓死させるきわめて残酷で非道な行為は断じて許すことが出来ません。
その男は、今も行方をくらまし所在がつかめていません。
今回、獣医学的な根拠を得るために、現場の遺体は獣医系大学に送られ、解剖を依頼しました。
そのことが証拠として示され、ネグレクト(虐待)では難しい動物虐待の第一項である「動物殺傷」で告発状が受理されました。
二度とこのような残虐な事件が起きない為にも、「たかが猫だから、このまま逃げおおせるだろう」と逃亡している犯人に対し、厳罰を求めるべく警察の徹底した捜査を強く望みます。
動物を死に至らしめること、必要な世話を怠ることは、紛れもない犯罪です。
詳しくは群馬わんにゃんネットワークのサイトから

朝日新聞デジタル「民家などから20匹の猫の死骸 入り口に釘、長期放置か」
現場の画像はこちらから(※遺体画像があるため閲覧にはご注意ください)