森歩き 事務局日誌2

森に山に、森林ボランティアに面白いものがあればなんでも見に行きます

アリ語で寝言を言いました  村上貴弘 著

2021-06-19 17:38:21 | 書籍紹介

アリ 好きですか?なんか働き者みたいな、、私はほとんどアリについては知らなかった

この本を読んで思いました   アリ すごい  研究した村上氏もすごい 

そしてなんて多様な生き物であることよ  1万1000種もいるそうで それぞれの生き方をしている

生活 社会性の多様さは 人間社会が太刀打ちできるもんじゃありません

研究対象は ハキリアリ 葉っぱを切り落として 巣に持ち帰り 刻んでキノコを培養して

キノコを幼虫に食べさせて育てる というアリさんです。

ほとんど完成されている社会のようで、資本主義も民主主義もいらないのだなあと思う

ハキリアリ以外には ヒアリの研究もされている 今に日本もヒアリが増えてその対応をしなくてはならない時期がくるから

で、タイトルの アリ語ですが アリは音を出して コミュニケーションしているらしい。

音は胴と腹の間にある腹柄節(ふくへいせつ)から出している。この器官はアリにしかない器官。

(長いことなんだろうと思っていたものの事が分かった)

で、高性能小型録音装置を使うと キョキュキュキュ とか鳴くらしくて どういうときにどういう鳴き方をするのかは

研究中だそうです。で、研究中に寝落ちして娘さんに起こされて 「キョキュキュキュ」と返事をしたそうです

アリ好きの 一般レベルをとんでも超えてますが 研究者はこうでなくっちゃ

いろんな情報がたくさん入っていて ワクワクする本です。 アリ好きでなくてもおすすめ本です。

コメント
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