ムーン・ベア そうですツキノワグマのこと サブタイトルに 現代クマ学最前線 とありまして
ツキノワグマ以外の ヒグマや世界の熊の今の話です
で、2017年に大分であったツキノワグマの調査にも参加されて その結果!!も書かれています。
まずはここを読みたくて 図書館で借りたのですが 最初からめちゃ面白いです。
九州に住んでいると クマと山で会わないことが 大変残念なことであるということが わかった
山で ウンコ見たら 誰のかな って わくわくしますよね。・・・とりあえずしてくれ。
誰のかと考えるのに クマという選択肢がない(経験がない)のは残念だ。
クマの調査方法も詳しく書かれていて 昔に比べてずいぶん変わって スゴイなあと思うばかり
捕獲して 体重や身長を図って 体毛を取って(食べてたもんがわかる) 奥歯を取って(年齢がわかる)、、、
行動を調べる首輪をつけて 放すまでを写真と文章で読むと そばで見ているようにドキドキします。
今四国で ツキノワグマが 絶滅しかかっています。日本自然保護協会の住民へのアンケートによると
絶滅はよくないけど クマとの生活圏は 50kmは離れてほしい って クマは住むところがなくなります
どうして どんぐりの時期のずっと前に 里に下りてきてしまうのか いろんなことが調査・研究中です
そして若い世代の研究者や 研究できる体制・設備が必要だとも
で、大分の件ですが 結局 ツキノワグマの痕跡も見つからなかったことは ご存じのこと
最後に見つかった個体が 福井県の方の遺伝子をもっていたこと そのわけは まあ読んでみて
なんちて エモい 本ですぞ