投稿者:ひろみ
「鬼さん怖い~!」娘はそういって私の後ろに隠れました。
その時テレビには、なまはげと泣きじゃくる小さな男の子の映像が流れていて、私は「鬼さんは怖いけど、でもホントは優しいんだよ」となだめながら自分の言った言葉にふと(・・・?)と思ってしまいました。私の鬼のイメージは神様に近いというか一種の精霊のような感じで、これは私が東北の生まれだからで違う地域の方はどうなのかなと思ったのです。 東北は鬼と呼ばれる存在が身近にあって皆さんご存知のなまはげ以外にもたくさん鬼がいます。なまはげは年越の晩に鬼が人々の家を訪れ「悪い子はいねが~!!」と脅して回る行事と思われがちですが、一年の厄を払い祝福をもたらすというありがたい鬼です。私の父の故郷青森県津軽は『鬼神社』がありますし、母の故郷岩手県南部には『鬼剣舞(おにけんばい)』という踊りがあったりします(鬼剣舞は怖いお顔の面をしていますが実は仏様なのだそうです)。私の実家も玄関に鬼の面をかざり厄除け代わりにしています。実家のこのお面は母方の曽祖父が作ったもので、小さいときは留守番が苦手でしたが「鬼さんがいるから大丈夫よ」と母に言われ、また自分でも必死に言い聞かせて頑張ったものです。だからなのでしょうか、私は『鬼さん』とさん付けして呼びますし帰省したときも必ず玄関の正面上にいる鬼の面にあいさつします。
さて、なまはげを見て怖いと言った娘は、わははの遊びでやった節分ごっこのつぐちゃんふんする鬼にも泣き、テレビにちょくちょく出てくる鬼達にもお約束のようにおびえながら私に抱きついてきます。私が幼少に出会った東北地方の鬼は怖いけどそれだけじゃない、心のよりどころにできるような鬼達でした。娘は東京で暮らしていく中でどんな鬼に会うのでしょうか。東京にはどんな鬼がいるのでしょうか。とりあえず青森の実家の玄関にいる鬼さんのために「怖いけど、ホントは優しいんだよ」と言い続けたいと思います。お母さん、たまに鬼の形相になるけど許してね。ほんとは・・・
育児サークル「わはは」
投稿者:ひろみ
「鬼さん怖い~!」娘はそういって私の後ろに隠れました。
その時テレビには、なまはげと泣きじゃくる小さな男の子の映像が流れていて、私は「鬼さんは怖いけど、でもホントは優しいんだよ」となだめながら自分の言った言葉にふと(・・・?)と思ってしまいました。私の鬼のイメージは神様に近いというか一種の精霊のような感じで、これは私が東北の生まれだからで違う地域の方はどうなのかなと思ったのです。 東北は鬼と呼ばれる存在が身近にあって皆さんご存知のなまはげ以外にもたくさん鬼がいます。なまはげは年越の晩に鬼が人々の家を訪れ「悪い子はいねが~!!」と脅して回る行事と思われがちですが、一年の厄を払い祝福をもたらすというありがたい鬼です。私の父の故郷青森県津軽は『鬼神社』がありますし、母の故郷岩手県南部には『鬼剣舞(おにけんばい)』という踊りがあったりします(鬼剣舞は怖いお顔の面をしていますが実は仏様なのだそうです)。私の実家も玄関に鬼の面をかざり厄除け代わりにしています。実家のこのお面は母方の曽祖父が作ったもので、小さいときは留守番が苦手でしたが「鬼さんがいるから大丈夫よ」と母に言われ、また自分でも必死に言い聞かせて頑張ったものです。だからなのでしょうか、私は『鬼さん』とさん付けして呼びますし帰省したときも必ず玄関の正面上にいる鬼の面にあいさつします。
さて、なまはげを見て怖いと言った娘は、わははの遊びでやった節分ごっこのつぐちゃんふんする鬼にも泣き、テレビにちょくちょく出てくる鬼達にもお約束のようにおびえながら私に抱きついてきます。私が幼少に出会った東北地方の鬼は怖いけどそれだけじゃない、心のよりどころにできるような鬼達でした。娘は東京で暮らしていく中でどんな鬼に会うのでしょうか。東京にはどんな鬼がいるのでしょうか。とりあえず青森の実家の玄関にいる鬼さんのために「怖いけど、ホントは優しいんだよ」と言い続けたいと思います。お母さん、たまに鬼の形相になるけど許してね。ほんとは・・・
育児サークル「わはは」
投稿者:ひろみ