「わたしはちいさいころ、おとうとよりおかしがすくないとないた」。
これは、私が小学校5年生の時、“卒業生を送る会”で体育館で言った一言だ。
各クラスから数人が選ばれ、一言ずつマイクでしゃべった。
他の選ばれた生徒がどんなセリフを言ったのか、今となっては全く覚えていないのだが私が言い放ったこのセリフだけは今も心に残っている。
どうして私が選ばれ、どうして私があのセリフを割り振られたのかは分からない。小さい頃、弟よりお菓子が少なかった記憶もなければ泣いた記憶もない。
先生方の都合で割り振られたであろうセリフ。
ねぇ先生、どうして私だったの?
私に弟がいたから?
私はすぐ泣きそうだったから?
私はお菓子が好きそうだったから?
事実ではないセリフに疑問を抱きつつも、まだ素直な少女だった私はこのセリフを大きな声で言ってのけた。
大人になれば悲しいことに妥協も諦めも出てくるものだが、純粋な子ども時代に疑問に思ったこと、納得出来なかったことは、大人になっても忘れられずに心のどこかに潜んでいるものだ。
今なら分かる気がする。
なぜ私にあのセリフを割り当てられたか。
…きっと大した意味など何も無いということを。
大人にとってはどうでもいいことでも、子どもにとっては本当に大切なことがたくさんある。
大人の行動言動は子どもの心を大きく影響するのだ。
大人と呼べる年齢に十分に足を踏み入れた私。特に子どもを産んで親となった今、大人として気をつけなければならない場面がたくさんあるな~と感じている最近である。
育児サークル「わはは」
投稿者:かつら
これは、私が小学校5年生の時、“卒業生を送る会”で体育館で言った一言だ。
各クラスから数人が選ばれ、一言ずつマイクでしゃべった。
他の選ばれた生徒がどんなセリフを言ったのか、今となっては全く覚えていないのだが私が言い放ったこのセリフだけは今も心に残っている。
どうして私が選ばれ、どうして私があのセリフを割り振られたのかは分からない。小さい頃、弟よりお菓子が少なかった記憶もなければ泣いた記憶もない。
先生方の都合で割り振られたであろうセリフ。
ねぇ先生、どうして私だったの?
私に弟がいたから?
私はすぐ泣きそうだったから?
私はお菓子が好きそうだったから?
事実ではないセリフに疑問を抱きつつも、まだ素直な少女だった私はこのセリフを大きな声で言ってのけた。
大人になれば悲しいことに妥協も諦めも出てくるものだが、純粋な子ども時代に疑問に思ったこと、納得出来なかったことは、大人になっても忘れられずに心のどこかに潜んでいるものだ。
今なら分かる気がする。
なぜ私にあのセリフを割り当てられたか。
…きっと大した意味など何も無いということを。
大人にとってはどうでもいいことでも、子どもにとっては本当に大切なことがたくさんある。
大人の行動言動は子どもの心を大きく影響するのだ。
大人と呼べる年齢に十分に足を踏み入れた私。特に子どもを産んで親となった今、大人として気をつけなければならない場面がたくさんあるな~と感じている最近である。
育児サークル「わはは」
投稿者:かつら