VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

猪口邦子議員、住宅を語る

2009年02月16日 | 住宅業界
元、少子化・男女協働参画担当大臣の猪口邦子衆議院議員が日本不動産ジャーナリスト会議の研修会で講演。
大越幹事のご紹介
会員から過去の取材記事を見せられた猪口さん、即座に「この髪型、いいわ!」と実妹の秘書を呼び覚えさせる。
さつき氏も見習っては?
議員の前は長らく大学で教壇に立っていただけあり、話のスピードや展開など流石のスピーチ力で
1時間強でキャリア紹介からダボス会議報告、少子化問題から住宅の有り方まで充実した講演内容。
表情が豊か
海外生活の経験や交友から、日本や日本人の強みを客観的に感じている猪口さん。
年金制度や再雇用制度などは、いつも海外の研究者から注目されていて質問を受けるシステムであると。

住宅についても海外経験から、多くのご意見を持っておられた。
日本の非常に豪華過ぎる公的空間に対して、私的空間(家)は貧弱すぎると。
オフィスと自宅の空間の質にギャップがあり過ぎると家に帰りたく無くなるのでは?という問題提起。
日本の家は、特に天井高が低過ぎ!と(全く同感です)、「建築基準法変えなくっちゃね」と本気モード。

今後、接待システムもグローバル化し、夕食を自宅へお招きするスタイルに変わるとも。
その時に、家の中にパブリック・ゾーンとプライベート・ゾーンの分けが明確に必要になってくる。
人を招く緊張感は子供の躾にも役立つというご意見。

また面白いお話では、住宅周辺環境の提案に‘歩道’の拡張整備を上げられた。
歩道は高齢者の散歩促進につながり、健康長寿のベースになると。
「歩道の為の予算は取りやすいはず。地元経済効果も出せる」というご意見。
私は逗子市で『歩行者と自転車のまちを考える会』の会長として市民活動をしており、心強いお話だ。

生のお話を聞くのは初めてだったので、TVの印象とは違う猪口さんを知った。
TVでは‘世間離れしたお嬢様先生’的な扱いが多いような気がするが、本物はやっぱり知的で強い女。
「一緒に撮ろう!」と捌きも巧い。
56歳、大臣経験者ではあるものの政治家として初々しさを失わないのはカワイイ・キャラのお陰?

ご自身のキャリアにはいつも‘初の女性’・・・が付いて回ったという猪口さん。
次なる‘初の女性’・・・も視線の先にはあるのだろうか。


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
国会議員 (猪口邦子)
2009-02-24 15:53:35
藤井様/ 写真とご紹介の説明をありがとうございました。話したことがこのように広くまた直ちに紹介されるのは大変うれしいことです。少子化問題はさまざまな隣接領域をもつものなので、是非これからもよい提案をお寄せ下さい。実現していくのが私の仕事ですので。
返信する
ご丁寧に有難うございます! (Vivien研究員)
2009-02-24 23:13:01
猪口先生、実名投稿とは・・・そのオチャメさも人気の理由ですね!
少子化対策については不勉強な私ですが、
住まいが物理的にも精神的にも大きく影響する事は理解できます。
まちづくりについても、子育てや高齢福祉環境が重要なテーマであり
是非、情報提供できるよう頑張りますのでお付き合い宜しくお願い申し上げます。
返信する

コメントを投稿