VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

プレハブ建築協会、H21年賀詞交換会

2009年01月13日 | 住宅業界
プレハブ建築協会は大手ハウスメーカーはじめ建材メーカーなど役150社が加盟する団体。
平成21年の新年賀詞交換会に各社社長やお役人など関係者が集まった。 (ホテルオークラにて)

樋口協会会長(大和ハウス工業会長)からご挨拶。
「丑年についてはあまりエエ事書いてないですが、己丑(つちのとうし)は忍耐が大事のようです。この時期に磐石な基礎を築かないかんワケですが、ユニクロのように大きな成長を目指す会社もある。安くて良いもの、お客様が必要とするものを提供すれば伸ばせるという事・・・」と
住宅産業に「着工が減っても‘まだ100万戸’あるじゃないか」と前向きに見れるかどうかだと発破をかける。
71歳になられる樋口会長、体調も万全になられたようで昨今は環境事業にも精力的。好奇心はまだまだ旺盛のようだ。
 
来賓のご挨拶に、国交省から和泉住宅局長(左)。国会通過を待つばかりの投資減税を含めた住宅優遇税制ではあるが
今年10月住宅瑕疵担保履行法の施行が混乱無く実施できるよう現場への周知指導に行政側も奔走されているというお話。
 
経産省からは細野製造局長(右)、‘復活’をキーワードにバッハを復活させたメンデルスゾーンなど音楽家のストーリーが紹介された。 

建設省ご出身、元参議院議員の先生方もご出席。
上野公成氏(左)は、65歳以上人口の4.7%分しか施設が無い日本を、デンマークの10%レベルを目指して
シニア向け施設や住宅を充実させるべきと、病院経営者などと研究会を推進していると「社会保障で内需拡大」をアピール。
 松谷蒼一郎氏もお元気。
乾杯の御発声は旭化成ホームズの波多野社長。中、珍しく海外経験のある住宅業界人YKK-APの吉田社長と住友林業の矢野社長。
  
右は、プレハブ住宅発祥の地、大阪の住宅会社からパナホームの上田社長と大和ハウスの樋口会長。

左から積水ハウス平林常務取締役・日本建築センター社本社長・積水化学工業大久保社長。
右はミサワホーム竹中社長・小川日本2×4建築協会会長。
 
プレハブ建築協会の菊田専務理事と住宅リフォーム推進協議会の畠事務局次長。
 
建築技術教育普及センター副理事長になられた浅野さん(左)とご一緒するのは現「HOUSING」編集長の小野さん。
右上、私の左は坂本国交省・住宅生産課長と村上大和ハウス工業社長。

プレハブ建築は戸建住宅のほか低層の賃貸住宅のシェアも高く、
上野氏が話されたシニア向け住宅でもクオリティが高いものを供給できる。
樋口会長の言う‘ユニクロ的’に、安くて良いものがシニア向けに提供できれば
今後20年、団塊の世代を中心に必要とされるお客様は相当あるはずである。



3 コメント

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プレハブ建築協会 (hilo yamamoto)
2009-01-16 23:47:56
こんにちは。
 お恥ずかしながら、プレハブ建築協会というものをほとんど知りませんでした。2x4建築協会がいられるということは、2x4もプレハブの枠組みにおさまるということなのでしょうか?
 現在、弊社で動いているのは純国産2x4の実現化ならびに、長野県産唐松外壁材の防火認定の取得です。来週、長野林野庁主催の唐松の防火実験が新砂で行われます。海外からの輸入にたよらないことでのCO2削減や、日本の林業を守るという点で、われわれ小さな設計事務所も協力しあって出来る事から始めています。
 ではでは
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業界団体イロイロ (Vivien研究員)
2009-01-17 00:18:29
国産材の2×4建築ですか、面白い挑戦ですね。
(ちなみに、私の自宅は2×4です)
プレハブ建築協会は会員数は少ないですが、大手企業が多いので業界団体としては存在感のある団体です。
このパーティに2×4協会がいらっしゃるのは、友好団体としての来賓で
プレハブ建築協会とは別組織です。
また、これらとは別に木造軸組工法の日本木造住宅産業協会があります。





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2×4 (hilo yamamoto)
2009-01-17 23:55:30
そうでしたか。自分はアメリカでも2x4の住宅の設計に携わっていましたが、日本の2x4はかなり独自に発展したものではないかと思います。規格寸法や大工さんの技術、地震、そして湿気、雨期という木材の最大の課題。在来の技術もうまく利用し、通気工法や柱を混合するところもアメリカとはまた違ったところでです。日本の車が世界で通用するのは、それだけ機械にとって環境が過酷であるからとききます。日本の独自の2x4も確定できれば世界に通用するかもしれませんね。
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