VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

東急ホームズのリフォーム戦略

2008年08月19日 | 住宅業界
4月に東急ホーム(注文住宅)と東急アメニックス(リフォーム)が合併、東急ホームズとしてスタートし
より一層、リフォーム事業への事業展開が積極的になっている。 

まず渋谷本社近くにあるモデルルームで、リフォーム事業展開の発表。リフォーム専用のモデルルームを持つのも東急の戦略。
 
阿部信行副社長(左)からは「H19年度の受注実績172棟・21億円を、中期計画H22年度1000棟・200億円を早期に達成したい」と。
既に今年度の目標137億円は、好調により上方修正の勢いという事。

暮らしアップ事業本部長の倉幸生取締役(右)から「お客様のリフォームに対する不安を、3タイプの展示場と定額リフォームで解消する」と
[体感館][ショーサイト][実例モデルハウス]の位置付けを解説、今日はその3タイプをこの後、見学する流れ。

まず上野毛にある[体感館]へ。ここでは床下・壁内など普段は見れないリフォームの裏側を見れるモデルルーム。
面白い場所で、築35年の賃貸マンションから築2年の洋風賃貸アパートまで5棟の賃貸住宅が一つの敷地にある。
(オーナーさんと東急ホームズのリレーションによる力作!?)

[体感館]になっているのは築35年の鉄筋コンクリート3階建てマンション。その3室がリフォーム・モデルハウスとして設えられた。

一つ目のモデルルームは、全面リフォームをする為にスケルトン状態にした住戸。壁・床を除いた状態が見れる。

この55㎡の住戸を、内装リフォームしたのが2つ目のモデルルーム。「暮らしアップ」定価制全改装リフォーム、600万円(オプション部材使用)。

最後にフルスケルトン改装した住戸。アイランド型キッチンで見違える空間に。基本仕様800万円+α。


サッシはYKK-AP社の内窓型で省エネ化。床の張替えも、断熱対応方法を見せて納得させる。

今日はバスで3現場を移動、広報:藤縄さんと

次の現場は、市が尾の戸建てリフォームの実例モデルハウス。(東急ホームズが買い取り、リフォーム)
築15年在来木造の戸建てを全面改装。建物29.5坪、暮らしアップ基本仕様1060万円+オプション'全館空調など)。

ノースアメリカン仕様、カウンターキッチンに。

和室だったところがダイニングルームに、折り上げ天井に照明で演出。壁クロスも健康仕様に。

ここでも、構造上気になる防湿・耐震・断熱方法が見れるよう展示されている。


最後は、ハウススクエア横浜にある[ショーサイト]。有明ショーサイトの半分くらいの広さではあるが

リフォーム用の建材や設備などが、各社メーカーのものを見れるよう展示されている。
耐震比較中、揺れてます。
100万円代のパックリフォームが最近は多いという事。  夏休み企画、ワンちゃん写真展が実施されていた。


写真コンテストに投票し、“ミルくま”ちゃんなるキャラクターを貰った! 
Bethちゃん、お気に召さず?(何でも怖がるダメ犬ちゃん)

このように、住宅各社も新築事業からリフォームはじめストック事業へシフトする中
東急ホームズはリフォーム事業への積極投資で、先行する住友不動産の「新築そっくりさん」をキャッチアップする勢いである。


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