VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

六本木、美術館をハシゴ

2007年12月10日 | 社会・文化
今年六本木にオープンした『新国立美術館』と『サントリー美術館』、
知人から頂いていたチケットが今週まで!?と気づきハシゴをする事にした。
それぞれ、設計が黒川紀章隈研吾というのにも関心があり楽しみにしていた。

まず東京ミッドタウンの3・4階にある『サントリー美術館』へ。 (ちなみに裏庭には安藤忠雄建築もある)
リクルートのワークス研究所 角方主幹研究員をお誘いし(絵も描かれると初めて知った?!)
開館記念特別展「鳥獣戯画がやってきた!ー国宝「鳥獣人物戯画絵巻」の全貌」を見て回った。

国宝の絵巻4巻の前には行列の人だかり。平日なのにスゴイ…シニア&オバサンPower!
ジャパニーズ マンガ/アニメのルーツとも言える戯画、平安時代からの変遷を見て楽しんだ。
4階から3階に館内で降りる導線。内装は木を中心に日本の自然素材を使った和モダンが隈研吾っぽい印象。

ところで、角方さんにご一緒して頂いたのは、翌日に私が国交省でレクチャーをする中で
日本の労働環境や将来予測を考慮に入れておきたかったので、その道のスペシャリストに指南をお願いしたのだ。

その後、角方さんと別れて私は『新国立美術館』へ。コレクションを持たず企画展や教育などにも力入れるようだ。
黒川紀章が亡くなるとは思わなかったので、全景を前に何だが感傷的になる。ガラスは堅い素材なのに柔らかく動きそう。

今回は「フェルメール『牛乳を注ぐ女』とオランダ風俗画展」が開催中。ここも大入り!『牛乳を注ぐ女』をVTRや赤外線写真で解説。

写真禁止の掲示が無かったので撮ってたら館員に注意されました・・・ダメだったみたい。(フランスなど海外は美術館写真OKなのです)

フェルメールは青に惹かれました。最初に目が行くのは光ったおでこでしたが・・・
他にオランダ絵画と版画も展示、メゾチント手法を斉藤カオル画伯に教わったことを思い出し'Mezzotint'を探して鑑賞した。

館内のデザインも斬新で力強さを感じる打ちっ放しの円錐。その上には各階にレストラン(ポールボキューズも)。
VOGUE Cafeで一休み・・・

地下にはミュージアムショップ。手前ギャラリーで『MY TOWN IN MY HOME』展示。
ファッションデザイナー山縣良和とニットアーティストmafuyuによるコラボレーション作品。ニットで出来た家の服!?
和テイストのお土産、買っちゃった!
館内の所々でデザイナーズチェアが置かれていて休憩できる。
スワン&エッグchairで寛ぎ、プレゼントの包装待ち。

レストラン含め、また来て見たくなる気軽な美術館である。