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VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

住友林業、決算発表

2006年05月15日 | 住宅業界
       【写真:説明会のお土産「My Forest」の写真立ての向こうには、
                    終了後も記者に質問を受ける矢野社長

今日の住友林業で、大手住宅会社の3月決算記者説明会が終了した。
住友林業は戸建住宅が主力事業であるが、その名のとおり林業=木材・建材事業も大きな柱である。
その為、利益率などは他住宅メーカーと単純に比較できないが
昨今は各社とも、多業種の関連会社を含めた連結決算なので同様かも知れない。

H18年前期の住友林業は増収減益。景気回復の中、改善してきた他社業績と比べると見劣りした。
               (セキスイハイム積水化学工業と共に・・・・)
売上高は木材・建材事業で東洋プライウッドを子会社化した(続いて安宅産業)事によるUpが大きいが
メインの住宅事業においては前年△5.8%の3938.68億円と、木材・建材事業と売上高が逆転した。
結果、連結での営業利益では前年△16.4%の154.46億円になった。
前期は攻めに転じた施策で投資もあり、利益に響いたようだ。

ただ、住宅の中身では受注要件の見直しなどで、1棟単価が3000万円台に上がっている事や
坪単価も72.7万円と大きく伸びている事に改善の兆しが見える。
建替のシェアはまだ38.0%と上がってこないが、この動きがKeyとなるのかも知れない。

社長が目標に置いておられた‘東京都における持家シェアNo.1奪取’は達成の道筋が見えているらしい。
一方、海外事業も積極的で先日、韓国企業と合弁で現地施工会社を設立したが
2010年には120棟販売を予定されている。
ちなみに、この話を在韓国大手家電メーカーの研究員に聞いてみた所
韓国は集合住宅が基本で、戸建は金持ちしか建てないらしい。
(そう言えば、「冬ソナ」ではサンヨク家がそうだったなぁ)
なのでマーケティングが相当難しいようではあるが、是非友好を高める事業になるよう成功を祈りたい!