どうしても見たかった映画「終わった人」は、実は主役の舘ひろしさんが好き
だったからで、原作を読んだわけではない。封切り映画なのに15日までしかやって
いない。新宿か渋谷だが、駅から近いのは渋谷だった。
本当は昼間行きたかったが、時間が作れず仕方がなく夜の部の6時30分から
渋谷東映へ夕食後行くことにした。宮益坂にある映画館着6時15分、しかしビックリ
したのは観客の少なさだった。恐らく600人位入ると思う広い映画館には、何と男性
8・9人と女性は6人だけだった。40人並びの最も見やすいと思う列には、私一人しか
座っていないので、臆病な私は何となく不安な気持ちで落ち着かなくなった。
すると一度前に座っていた男性が移動してきて、私の列に座ったので、何となくホッと
たが、最近映画館は空いているが、これ程ガラガラなのは初めての経験だ。
ストーリーは私が勝手に想像したのとは違っていた。男性の定年退職については
ある程度の知識はあったが、夫は自営業のため、あまり現実感はなかった。
いずれにしても定年は「生前葬」と変わらないという表現は、面白かったし
大いに納得でき、男性の定年とは大変な事なのだと改めて感じた。
長生きする現代は定年後が大変長いが、元気で働きたくても仕事がない現実
東大卒のエリートの仕事を求める場面、家族にけしかけられて、真面目人間が恋の相手
と思っていた女性に振られ、物凄く逆上するのも「男性はそんなものなのだ」と可笑し
かった。
現役で忙しく働く妻との精神的なギャップ、また今「卒婚」と言う言葉があるが
長い結婚生活を離婚しないで別居して、自由に暮らすというのも、これからあり得る
時代かもしれないと考えさせられた。そんな意味では今仕事が開店休業状態の私の
生活は、夫中心なので、もしかしたらベストなのかもしれない。
まして、淋しがりの私には到底できないなどと思った。これからの長年一緒に生きて行
く夫婦として、友人達はそれぞれが、賢く生きているとも感じさせられた。
私には大変面白かった映画だったが、思ったより長く、できればバスで帰りたいと
行くとき見ていたバスの時間8時50分発に、ほとんど半走りで、ようやく間に合った。
バスの中から夜の街を見ながら、こんなとき都会に住む便利さを、私は本当に幸せと思う。
でも、映画の中で地方出身の主人公が、故郷の暖かさに救われる思いは、一生味わうことは
ないのだと感じ、でも、私は「都会病患者だからそれで良いのだ」と思った夜だった。
だったからで、原作を読んだわけではない。封切り映画なのに15日までしかやって
いない。新宿か渋谷だが、駅から近いのは渋谷だった。
本当は昼間行きたかったが、時間が作れず仕方がなく夜の部の6時30分から
渋谷東映へ夕食後行くことにした。宮益坂にある映画館着6時15分、しかしビックリ
したのは観客の少なさだった。恐らく600人位入ると思う広い映画館には、何と男性
8・9人と女性は6人だけだった。40人並びの最も見やすいと思う列には、私一人しか
座っていないので、臆病な私は何となく不安な気持ちで落ち着かなくなった。
すると一度前に座っていた男性が移動してきて、私の列に座ったので、何となくホッと
たが、最近映画館は空いているが、これ程ガラガラなのは初めての経験だ。
ストーリーは私が勝手に想像したのとは違っていた。男性の定年退職については
ある程度の知識はあったが、夫は自営業のため、あまり現実感はなかった。
いずれにしても定年は「生前葬」と変わらないという表現は、面白かったし
大いに納得でき、男性の定年とは大変な事なのだと改めて感じた。
長生きする現代は定年後が大変長いが、元気で働きたくても仕事がない現実
東大卒のエリートの仕事を求める場面、家族にけしかけられて、真面目人間が恋の相手
と思っていた女性に振られ、物凄く逆上するのも「男性はそんなものなのだ」と可笑し
かった。
現役で忙しく働く妻との精神的なギャップ、また今「卒婚」と言う言葉があるが
長い結婚生活を離婚しないで別居して、自由に暮らすというのも、これからあり得る
時代かもしれないと考えさせられた。そんな意味では今仕事が開店休業状態の私の
生活は、夫中心なので、もしかしたらベストなのかもしれない。
まして、淋しがりの私には到底できないなどと思った。これからの長年一緒に生きて行
く夫婦として、友人達はそれぞれが、賢く生きているとも感じさせられた。
私には大変面白かった映画だったが、思ったより長く、できればバスで帰りたいと
行くとき見ていたバスの時間8時50分発に、ほとんど半走りで、ようやく間に合った。
バスの中から夜の街を見ながら、こんなとき都会に住む便利さを、私は本当に幸せと思う。
でも、映画の中で地方出身の主人公が、故郷の暖かさに救われる思いは、一生味わうことは
ないのだと感じ、でも、私は「都会病患者だからそれで良いのだ」と思った夜だった。