ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

認知症の人を幸せで長生きさせる方法

2024-02-29 07:52:04 | エッセー
★夫の認知症進行挽回作戦
 退院してからひと月以上、夫はだんだん以前の状態に近づいてきた。
初めはまったく無表情だったが、私が仕掛けたことに反応し時々笑う
ようになった、でも、一人でテレビを見て笑うことはない。
  今家でするレッスンは、声のトレーニング、歌(これは私のオリジナル
トレーニング)など。それから「外の脳」と言われている手や、指などを
刺激するように色々な方法を工夫している。また、足を弱らせないために
軽い体のレッスンは、必ず一緒に号令をかけて声を出すようにしている。
 それはいかにも能里子風でユニークだが、その時は楽しそうで、よく
笑ってくれる。

 最近ソシアルダンスも取り入れた。二人で競技用ダンスを6年間踊って
いたのに、ジルバも踊れなかったが、少しづつ思い出したようだ。
 疲れないように、飽きさせないようにと、顔色を見ながら行っているが
デイホームへ行かない日は、必ず毎日レッスンしている。
 精神科の主治医は「2・3か月かけて元に戻るような目表を立てたら」と
アドバイスして下さった。心理のプロとして諦めずに、いろいろ工夫しな
がら取り組んでいる。

 主治医の松沢病院の先生は多分2年程前に「奇跡に近いかも知れない」と
夫を診てそう言って下さった。認知症歴満12年で91歳7か月、プロ
だからできたのかも知れない。でも、こんな対応法をすればとか、こう
すれば素直になる、嬉しい感情を高める、また、上記のような希少経験も
大変な介護をしご苦労している方に、きっとお役に立てると思っている。
「認知症を幸せに長生きさせる介護」ようなタイトルで本を書きたい。
 著書43冊、国立図書館には36冊内蔵、取材、執筆記事、連載執筆
もありキャリアのある私でも、この時代なので無理かもしれない。
 でも(いつか必ずなど)と、インナーヴォイスが囁くので、希望的観測
している。

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風の強い日

2024-02-28 06:48:54 | エッセー
 歩行会に久しぶりに参加したが、下北沢待ち合わせ10時半、下北沢から
梅丘の羽根木公園まで歩くコースだった。小田急線が世田谷代田から二駅
地下になりその上が遊歩道になった。色々なお店や幼稚園、温泉まででき
今では名所になったようだが、あまり人影がなく道は静かだった。
 時折強風が恐ろしいように吹いた。

 世田谷代田駅上の道路から、真っ白で大きな富士山を見て嬉しくなり
何度も撮った。でも、肉眼でははっきり見える富士山は、写真では撮れな
かった。参加者は女性3人男性8人、私達は世田谷区立生涯大学の卒業生で
すでに18年も経つ仲間だ。80歳代の人が多くなり、年々参加者が少
なくなった。梅丘の羽根木公園の梅も盛りを過ぎていた。
 歩行会は昔のような賑やかさが全然なくなり(淋しいな)と感じたが
それぞれが老いた月日は流れたのだ。

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今日が人生の中で一番若い日

2024-02-27 06:37:08 | エッセー
 昨日は夫と都立松沢病院へ行った。長年通っているが広い敷地にある病院
が私は大好きだ。行きは息子が送ってくれたが、帰りは二人でゆっくり
歩いた。もしかしたらもう歩けないのではと思ったけれど、二人で歩ける
のは何と有難い事だろう。半年後にまた予約をしたが、長年お世話になって
いるN先生にお目にかかりお話しすると、私の精神状態にも大変良いので
はと思っている。

 今私は色々な意味でかなり厳しい状況で、夜中に目覚めて考えることが
多々ある。天性フリーチャイルドの高い性質なので、いつも得点法で考える。
 すると必ず明るい気分になれるのは「暗い気持ちでいると幸せが逃げて行く」法則を知っているから・・・人生で一番若い日を今日もできるだけ
楽しくと思ったら、今日は歩行会で何と下北沢から梅丘羽根木公園まで歩く
コース。クラスメート達と楽しいおしゃべりができる、と思ったら気持ち
がはずんだ。

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歯が白くなった?

2024-02-26 06:51:05 | エッセー
 半年ほど前長年使っていた電動歯ブラシを替えたが、振動がやけに強く
感じた。そのため「これでは高齢で薄くなりつつある歯が摩耗してしまう」
と気づき,それから歯ブラシで磨くようになった。
 最近の歯ブラシは小さくてとても磨きやすいが、昨日気づいたが、何
だか以前より白くなったような気がする。
 年を重ねると歯が黄色くなったり、黒ずんだりするのが嫌で、40歳代
から注意している。その頃まだ発売したばかりの口腔洗浄機(最近はそう
言われるが、その頃はジェット水流と言った)を使っているが、歯間ブラシ
を使った後からでも、歯に付着したものがまだ出る。
 歯を磨くのは朝晩だが、家にいると毎食後にそれを使う。
 
 さらに週1でホワイトニングをしているし、一日2回キシリトールガム
を噛む。そのためか、高齢者特有の歯の黄ばみや黒ずみはあまりない。
 歯に注意するようななったのは、インドで歯茎のマッサージを教えられた
40歳代はじめで、それから毎日ずっとやっている。
 長年歯医者さんへ3か月に一度歯のクリーニングと、チェックをして
いるが、歯医者さんに私専用ブラシもある。先生は、「患者さんの中では
小池さんが一番歯が良い」と言って下さる。
 口元は目元より、ずっと老化を感じるパーツなので、これからも大切に
したいと思っているが、今ちょっと嬉しい気分でいる。
※私のホワイトニング用マウスピース



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久しぶりに書店を歩いて

2024-02-25 07:54:55 | エッセー
 お天気が良かったが、そう暖かくはなかった。
羽根木公園の「世田谷梅まつり」は大勢が行くようで、駅からずっと公園
まで人が流れていた。デイホームから帰った夫と食事してから、経堂の
三省堂書店へ行ったが、どうしてもバスで行きたかった。
最近何かと忙しく、本当に久しぶりな気がした。

 書店はかなり混んでいたが、読みたいと思う本は見つからず、何冊か読んで
いる精神科と循環器の医師の本を2冊買ったのは、色々な意味でとても参考に
なるからだ。帰りはまたバスに乗ったが、赤堤通りは何故が好きで、世田谷線
の踏切で待っている時、カラフルな世田谷線の色を当てるのも楽しい。
 いつも一番は大好きなショッキングピンクだが、二番目はグリーンだったが
グリーンだったので嬉しかった。日常生活の中で小さな楽しみを見つけるのは
幼い頃から変わらず、幼児性は今も顕在している。
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