ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

10年前の自分から来た手紙

2020-06-07 09:13:16 | エッセー

 それは10年前に名古屋に転勤した友人達4人と、明治村へ行き、そこの郵便局で

10年後の自分に出す手紙のコーナーがあった。私達は10年後の未来への自分に向けて

それぞれの思いの手紙を書いた。それが今日ポストに入っていた時、私はちょっと

ドキドキした。どんなことを書いたか全く記憶がない。

 すると、明治村での楽しかった情景を、ありありとまざまざと思い出したが、10年間

はあっという間だった。開いてみたら10年前の私は、大きな夢を描いていたが、それは

全く実現していないことに気づいた。

向上心だけは今の自分とほとんど変化がない、そんな私であるのは嬉しかったが

最後に「10年後の清一はきっと元気で、仲良く暮らしているはず」と書いてあった。

 体力は衰えているし、認知症を発症したのはその頃だったのだろう.。

 でもまだ一応元気で、日常会話はほぼふつうに出きる、それだけが妻としては最も幸せ

だが、趣味や価値観が同じことで、長年夫婦喧嘩をしたことがない。

 これからも、夫が「自分は幸せだ」と思える介護をしたいと、改めて思った昼下がりだった。

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1 コメント

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Unknown (高橋一雄)
2020-06-07 11:04:53
夫が「自分が幸せだ」と思える
介護の内容がわかっていて、
しかも、それを実行している
素晴らしいですね

介護に限らず、
相手が「幸せだ」と思える内容を
自分が相手にすることは難しい
ので、うらやましいです。
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