ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

アカデミックな場が恋しい

2022-06-30 08:47:10 | エッセー

 夜中に目覚めて(心の中にあるこの淋しさは何だろう?)といろいろ考え

今もっとも求めているものは、趣味だけではなく「アカデミックな場」だと気づいた。

 学歴がないため入会できない学会もあったが、40代から色々な学会に入って勉強

していた。「咀嚼学会」は、大変興味深かったし、まだ咀嚼や誤嚥など知らない人が

多い時代から、それらについてはかなりの知識があった。

 私が所属している学会は、外から招いた講師と、理事たちが交代で話すので、今回は私が話す

ことになり、そのレジメも学会事務局へ送信してあった。ところがコロナのため、休会になり

未だに開催していない。これ程休会していたら、学会そのものが存在出来るのだろうかと不安

になる。時折興味のある学会や、研究会などネットで調べてみるが、参加したいと思うところは

未だに見つからない。

 そのため、大学教授の友人や、知り合いの医学博士に相談してみるつもりだ。

何歳になっても私が勉強がしたい(と言ってもあまり難しいのはダメ)のは、良いという

べきか、変と言うべきなのか改めて考えているけど、皆様方はどう思われますか?

 

 

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短い梅雨

2022-06-29 05:02:59 | エッセー

 梅雨の間に3日間続いた暑さは初めてだそうだが、史上最短の梅雨明けになった。

雨量の増大による被害、高気温のための山火事、強風による様々な被害、干ばつなど

異常気象が世界的にどんどん増えている。外に出たら道端の花壇のお花達が、暑さの

ため悲鳴を上げているように、しおれかかっていた。思わず足をとめて「暑いけれど

ガンバってね」と声をかけた。

可哀そうにきっとお水が欲しいのだろうと思ったが、道端なので水はなかった。

先日テレビで気温が高いために、植えたばかりのキャベツが枯れてるのをテレビで

見たが、気温の高さやあまりにも短い梅雨のために、水不足が出始め、さらに電力

不足のため警報がでている。これから一体地球はどうなるのだろうと、暑い日

なのに、一瞬背筋が寒くなるような日だった。

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競争心皆無は変かも?

2022-06-28 07:10:47 | エッセー

 夫の介護が中心の現在の生活の中で、その気分をリフレッシュする方法をと、模索

してきた。歳時記、歴史、俳句、コーラスなどいろいろやったが、一番楽しかったのが

混声コーラスだったが、、選曲が私の好みに合わず、楽しかったが止めてしまった。

 でも、とても素敵な思い出は残った。それは私が入会したために「魔女の歌」が

できた。その曲を東京オペラシティのメインホールで、確か東京都主催「シニアコーラス

コンクール」で「友情出演」し唄ったことだった。

 ほぼ1年近く前には麻雀教室に入って、ルールを覚えて楽しくなったが、難しくて

なかなか覚えられないことだけではなく、その究極は得点を上げるための厳しい

勝負事であると気づいて、すっかり嫌気がさし、途端にやる気がなくなった。

私は子供の頃からハキハキしていたので、勝気と思われるらしいが、負けて口惜しい

と思ったことは皆無で、ある意味では欠陥人間かも知れない。

 でもそのためのストレスは全然ないので、生きるのが楽だと自己分析している。

自分が好きな事だけ一所懸命にやって、現在の私がいるが、好きな事はずっと継続

できる「習慣は第二の天性」、には恵まれているのだろう。

先日市販の健康食品を取り寄せ、その美味しさやヘルシーさに感銘した。

何とかこれを作りたいと思って、その材料をどこで調達できるか、あのソフトな

美味しさはどうすれば出せるのだろう?などと考え今ワクワクしている。

誰とも争わずにひたすら楽しくのめりこめる、それが私の趣味かも知れない。

自分の性格で一番困ることは「いつも何かに燃えていたいこと」 これだけは

一生変わらないかも、もっとおとなしく生きたいのに・・・あーあ!

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都立松沢病院を卒業

2022-06-26 21:18:58 | エッセー

 夫は松沢病院へ満10年お世話になったが、足の痛みのためあまり歩けないため

今日初めて車椅子を持って行った。往復はタクシーだったが、診察は予約時間より

1時間遅れたので、その間に色々考えた。認知症の人に表れる、記憶できない以外の

症状はほとんどなく「認知症優等生」だった夫。(もうこれから進行することもない

だろう、たとえタクシーの往復でも、高齢の私達にとってはかなり負担がかかる、ある

意味私のメンタリティのため、通院していたのかも知れない。今日で診察は最後に

して頂こう)と思った。その気持ちを先生に伝えたら、先生もよく理解して下さった。

 

 松沢病院は広大な敷地に立っていて、樹木が多く空が広いので、大好きだったが

歩いてこなければその雰囲気は味わえない。これから夫は何年生きてくれるか分か

らないが、もう精神的な治療やケアは十分受けたはずだ。

年齢的にも認知症的な治療は終わりにしても良いと、私は判断できた。

先生は「何か困ったときは、またメールをください」と言って下さった。

 もしも松沢病院が緊急病院であれば、一生お世話になりたかったが残念だった。

満10年以上お世話になったが、これでお別れかと思うと淋しかった。

 これもまたある意味で、人生の卒業かも知れない。初めて車椅子で外出した夫

これが加齢による現実かも・・・帰ってから我が家の前で写真を撮った。

 

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初めてで最後の小旅行

2022-06-26 09:10:13 | エッセー

 夫は来月90歳になるが、足の痛みのため外出はできないが、最近以前のように

食欲もあり、明るく穏やかだ。来週から週1でデイホームへ通う予定だ。

 でも、帯状疱疹の後遺症で、右手の指先辺りが使えないため、重いものはダメ

家事の手伝いは全然できなくなり、重たいごみなど私負担がの役目になった。

 家事はかなり負担がかかるが、疲れるとすぐにベッドに横になり、何とか毎日

ガンバっている。

 90歳のお祝いに何か楽しいことをと、色々考えて兄弟で箱根一泊旅行を思いつき

梅が丘に住んでいる弟達3人に声をかけた。私と同じ年齢の次男は、何年か前に

脳梗塞で倒れたため無理で、連れ合い同士が仲が良いので、3家族6人で行くこと

が決まった。高齢になってから兄弟の旅行は初めてで、多分最後になるだろう。

 私は夫の弟達が中学生、高校生、大学生の時に結婚し、住まいは離れだったが

食事はいつも一緒だった。子供っぽい私は弟達と、テレビのチャンネル争いしたり

おしゃべりしたり、まるで友達のようだった。そのため弟3人は私を「能里ちゃん」

と呼んでいる。来月はみんな同室で、仲良くおしゃべりしたり、飲んだりする予定だ。

 弟達はみんな「兄ちゃん」が好きなので、きっと楽しい旅になると、今からとても

楽しみにしている。

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