今日は息子の60歳の誕生日だ。いつもプレゼントだけだが、夫はまだ足の痛みの
ため外出できないが、救急車で搬送された日は、主治医に「このままでは余命2週間」
と言われた。それなのに、毎日晩酌出来るほど元気になった。
夫の「快気祝い」を兼ねて、我が家の階下にある和食と洋食を取り寄せて、家で
息子の誕生会を開くつもりでいた。息子に言ったら「この年して今さら目出度くもな
いし、パパの医療費も大変だし、無駄遣いしない方が良いよ」と言われた。
冗談ではない!母にとっては「60歳は人生の後半の生き方を決める」大切な記念
日だ、と私は思っている。
※3代で踊ったダンス
私は59歳最後の夜、一流ホテルで100名以上招いて盛大にパーティを開いたが
それは「60歳から第二のスタート」と思ったからで、本当の意味は誰も気づかな
かった。娘の60歳のバースデイは軽井沢へ行っていたので、60本の薔薇を贈った。
以前はスタジオと家はドアツードアで、どちらもバラがいっぱいだったので
60本の薔薇の花を、次の日にバスタブに浮かべたことを思い出して・・・
人生100歳時代と言われても、元気に活躍できるのは、特別な人を除いてせいぜい
70歳代までだと思う。息子にそう言われて「そうだ全部私の手料理にしよう」と
心に突然火が付いた。もう献立は決まり料理は7種類にした。
その下準備を今朝から始めたが、それが大量の玉ねぎを炒めることだった
カンタンで美味しく見栄えが良い料理、と考えるのは本当に楽しい。
我が家には娘と3歳年下の息子がいるが、2人とも計画出産で、2人目の子は
5月生まれと望んだ。予定日を20日も過ぎても、まったく産気づかず出産促進剤
を使ってぎりぎり5月31日に生まれた。今度はきっと男の子と思ったが、私は誰にも
言わなかった。そして生まれた元気で大きな息子が、私は嬉しくてならなかった。
その日は五月晴れの素晴らしいお天気だった。そのため私は大量の玉ねぎを刻ん
でせっせと下ごしらえを始めている。もしかしたら、バカかしらと思いながら・・・・