迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

東北関東大震災仙台教区連絡ブログ

2011-03-14 16:09:07 | Weblog
未曾有の災害で、想像をはるかに超える多くの方々が被災されました。
ただただ深い悲しみでいっぱいです。
岩手、宮城、福島と美しい海岸線を持つ仙台教区。
それが、北から南まですっかり変わり果てた姿になってしまいました。
まだ、連絡のとれないご寺院、ご門徒の方がたくさんいらっしゃいます。

もしこのブログを見られた方で、仙台教区内寺院の被災状況など、
お知らせしたい方がいらっしゃいましたら、コメントして下さい。
ただし、個人情報もあると思いますので、事前承認制とさせて頂きます。

ご心配をおかけいたしましたが、自坊は、
本堂の壁に少々の亀裂、落剥があったものの、
庫裏とともに無事でした。
墓地については、立地場所によってかなりの数が完全崩壊。
現在、当地域は断水中。また、固定電話の送受信ができません。

目下の心配は原発の問題です。
避難勧告地域は、同じ浜組にかぶっており、
おそらくはその中にある4か寺の寺族の皆さんも、
門徒さんとともに避難されているはずです。
泣く泣く家を寺を離れざるを得なかった皆さんの無念を思うと
胸が痛みます。
避難外地域とはいえ、隣接する市に住む私どもも、
極度の緊張をもってことの推移を見守っていますが、
いつ終息するのか、今後の見通しは不明です。

そんな中、ネットのニュースで、「大震災は天罰」という
石原都知事の発言を目にしました。
一部引用しますと、
「日本人のアイデンティティーは我欲。
この津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある。
やっぱり天罰だと思う」
大地震、大津波、原発と3重苦の中にある被災者の前で、
彼は同じことを言えるのでしょうか。
津波に為すすべもなく流されていったお年寄りや子どもたちに、
「天罰」だなどと、言えるのでしょうか。
仮に真意が別なところにあったとしても、
私にはわからない。


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