迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

奉告法要と紅葉と地震と

2016-11-23 23:41:21 | 様々な問題
去る20日、報恩講に先立ち勤められたご本山真宗本廟の

御修復奉告法要にお参りしてきました。







阿弥陀堂、御影堂と順に始まった厳粛な法要。

これがかなり長くて、私のヤワな足腰にはかなりのダメージ。



それにもめげず、夜は連区の坊守さんたちと会食。

知恩院近くのカウンター懐石のお店に行きました。

そのあと、せっかくだから紅葉のライトアップを見に行こうという話になり、

タクシーの運転手さんお勧めの将軍塚青蓮院門跡へ。








月に2,3回は京都に来てますが、あまり歩き回ったことがない。

仕事を離れて、なんか思い切り観光した~って感じです。

翌日の午前中も、いっしょに南禅寺なんかへ行ってしまった・・・。



というような楽しい2日間を過ごし、ぐったり遊び疲れて帰ってきた翌朝、

震度5弱の地震にたたき起こされたのでした。

いやあ、油断してましたよ。



大きな被害が無くて何よりでしたけどね。

原発はいつもどんなときも気になります。



















報恩講のお斎

2016-11-04 09:33:47 | つれづれ
駆け足で過ぎていく時間。

報恩講のお知らせもしないままに

あっという間に11月。

きのうはいいお天気で、秋らしいうろこ雲に感動でした。






さて、ここにきてようやく参道を埋め尽くす銀杏の匂いから解放されました。

今年の実の付きは半端じゃなかった。

次々に落ちてはビシャッと張りつき、竹箒で掃いても取り切れず。

坂道の車道はスリップするし、車自体も匂いがついて辟易。

最後は高圧洗浄機の出番となりました。

ともあれ、ずいぶん苦しめられました。

そんな中での報恩講。

今年も無事に勤め終えることができました。

お斎も美味しくできました。


画像は無いけど、

天ぷら(ナス、サツマイモ、インゲン、カボチャなど)

煮物(大根、ニンジン、厚揚げ、コンニャク、椎茸)

ゼンマイの炒め煮

切り干し大根と切り昆布の三杯酢

栗ご飯

けんちん汁



多少材料が入れ替わりますが、毎年だいたいこんな感じ。

これを幕の内弁当のお重箱に詰めるのですが、

材料の切り方も大きいので、器からはみ出しそうです。

なかなかきれいに上品に盛りつけられないのが難点。

今年は天候不順で野菜が高く、漬け物用の白菜がビックリのお値段でした。

自坊は、門徒さんに農家が少なく、

昔のように行事だからといって野菜などを届けて下さる方もいなくなりました。

でも、お米は、うちの田んぼ(今は作ってもらってるんですが)の新米です!



報恩講は仏具磨きから始まってお供えの餅つき、お斎の準備などなど

門徒さんの助けも借りながら何とか続いています。

地域柄、よそのお寺のように何日にも亘って法要を勤めることはありませんし

まあ楽と言えば楽。

しか~し、年々参詣者が減っていくという悲しい状況は継続中


秋は運動会やらなにやら様々なイベントが目白押しだから

仕方ないのね・・・


なんていうのは理由にならな~い!

真宗門徒にとっての最も大切な場である報恩講。

それをしっかり伝えていくことが我々寺に居る者の大きな仕事。

と、まじめに省みております。


それでも、これが終わると今年は終わったも同然、ぐらいの

大仕事をやり終えた気になるのであります。