迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

中央同朋会議

2009-01-24 14:40:58 | 行事
昨日、真宗本廟視聴覚ホールで2008年度中央同朋会議が開催され、参加させて頂きました。

「宗祖としての親鸞聖人に遇う・・・真宗本廟の歩みー同朋社会の顕現ー」がテーマ。
開会式の後、歴代の教研所長である児玉暁洋氏、西田眞因氏、玉光順正氏のお三方が30分ずつ問題提起。
大寝殿での昼食後、休憩時間には大阪大谷大学合唱団員による、御遠忌テーマソングの発表(なかなかすてきな歌声でした)。
午後の部は、会場からの質問をはさみこんでの(質問用紙に記入して提出)パネルディスカッション。
最後に、現所長の小川一乗氏が全体をまとめる、とそんな流れでした。

宗門教学・教化の中枢である教研という場でそれぞれが課題にされてきたこと、同朋会運動の捉え方などなど。
各氏の微妙なスタンスの違いなどを伺わせる内容もあり、興味深い点もあったのですが、ときに司会の質問が整理されておらず、発言のかみあわない場面もあったように思いました。
とくに児玉氏はマイペースの印象。
詳しくはいずれ整理され真宗に載ることでしょうが。

参加者の半数以上が宗務関係者。
「同朋会議」と銘打ったこの集い。同席された門徒さん方はどう受け止められたか気になるところです。
ご一緒した同教区のT子さんに、「どうですか?元気の出る内容だった?」と聞いたら、即座に「ならない!」とおっしゃってました。
この時代社会から遠く離れたところで「人類に捧げる教団」とぶちあげても、それは内輪の話で終わってしまいそうで、ご遠忌やこの先のことを考えると不安を覚えてしまいます。

昨年の同朋会議は1泊で班別座談などもありました。
今回は、ず~っと椅子に座ってひたすら聞くのみ。
隣の席のどこかの教区の駐在さんでしょうか、時折イビキを掻いていましたよ。
無理もない。

4時半終了。
修復中の御影堂を見せて頂きながら帰ってきました。
カメラを持っていかなかったので、携帯で。






新年会

2009-01-20 09:05:32 | 行事
先日、自坊の同朋の会の今年初顔合わせがありました。
毎年20人前後が集まって、お鍋を囲みワイワイ楽しいひと時を過ごしています。

これまでは準備から後片付けまで、ずっと私一人でやっていたんです(もちろん住職もできるところは一緒にやりますけど)。
これがけっこう大変で・・・。
で、昨年から、年齢的にも比較的若い方々の参加が増えたので、思い切ってお手伝いをお願いしてみました。
いやぁ、助かりました~。
なにも私一人できりきり舞いしてることなかったんですね。
お鍋に使う野菜や、手料理などを持ってきて下さる方もいて、テーブルの上もにぎやかでした。

ビンゴなどちょっとしたゲームをしますので、皆さんに1品ずつ景品を持ち寄ってもらいます。
写真は、○×ゲームをしているところ。
ご本山のこと、仏事の作法など、わかっているようでわかっていなかったことがいろいろ出題され、大笑いのひとときでした。
ただ、ゲームの途中で質問があったりすると、それに応えているうちに、ついついいつものお勉強口調になってしまう困った住職でした(笑)。




今頃なんですが

2009-01-11 08:30:01 | つれづれ
あれよあれよという間に、お正月も過ぎ、すっかり2009年にも馴染んでしまう頃となってしまいました。
遅ればせで申し訳ありませんが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年が明けてからは、晴れてはいるけれど風が強く乾燥状態が続いていました。
いつもですと正月中はたくさんの門徒さんが、お参りかたがた新年の挨拶に来られます。
今年は母が亡くなったことを気遣って下さってか、やや少ないようでした。

今年もいろいろなことがありそうです。
期待も不安も半分半分、と言いたいところですが、世の中を見渡せば、不安や緊張の方が勝っているような。
昨年末に始まったイスラエルのガザ攻撃は、ますます悪化の一途をたどっています。
世界経済は揺れに揺れ、日本の雇用状況はどん底。
私のまわりでも仕事に不安を抱えている人が何人もいます。
そんな時代ですが、日々の出来事に小さな期待や希望を見出し歩いていきましょう。

大風のおさまったひととき、ヒヨドリが万両の実をついばみながらしばし休憩していきました。