迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

雨と報恩講

2016-09-29 07:12:39 | 家族
今日も雨。

日照時間が少ないのは、当地もご同様。

洗濯物も乾かないし、畳がカビるのではと気になります。

そして何より、たっぷり水分を含んだ

地盤の弛みが心配。

いい加減うんざりしています。


さて、自坊の報恩講を10月23日(日)に勤めます。

年々お参りのかたが少なくなってきています。

どうしたら寺の行事に足を向けて頂けるか、

根本から考えていかなくてはならないです。

などと毎回思案しつつも、今年も例年同様の内容ですが、

どうぞお参りください。




お彼岸ですね ~近況~

2016-03-18 15:30:21 | 家族
いろいろと

忙しいわけですよ、私も。


5年目の3月11日が過ぎたら

あっという間にお彼岸。


その直前に、長男(副住職)家族が引っ越してきました。

やっと家のリフォームが終わって、なんとか住める手はずが

整いました。

これから、賑やかになります。

これまでは、主に週末に泊まりに来ていたつくりんたちも

今度は毎日じいばあの部屋で一緒にねんね・・・。

いや、それはご勘弁。

こちらはこれまで通り、土曜日のお楽しみ。

ま、いつまで「じいじと寝る」って言ってくれるか怪しいものですが。


幼稚園の卒園式も終わり、4月からはいよいよ小学校。

たいちゃんは年中、れんちゃんは年少組に入ります。

そんなわけで、楽しいこと、めんどいこと 

いろんなことが起こりそうな予感。


1月にわが家の家族に加わった猫のnicoとともに

8人と1匹の大家族です。

ちなみに、nicoは、完全室内飼いの箱入り坊やなので、

逃げ出さない限り、お客様のお目にとまることは無いかも。


ではまた。

彼岸中、座敷でお待ちしております。

本堂に置いてあります署名もご記入よろしくお願いいたします。



帰ってきました

2015-07-30 15:37:18 | 家族
富山でのサマーキャンプを終えて孫たちが帰ってきました。

向こうの皆さんには最後の最後まで本当にお世話になりました。

孫たちもお友達が出来て、珍しい体験も出来て楽しかったようです。

そして交流会でも、親同士いろんなお話が出来たようでした。

こんな活動を全国各地の人が続けて下さっていることを思うと

有り難い気持ちでいっぱいです。



まさかの・・・滝修行(笑)




宿泊したSLハウス








雪・雪・雪の一日でした~

2014-02-06 15:35:44 | 家族
昨日からの大雪。

つくりん、たいちゃんの二人は大喜びでしたが

大人の事情はそうとはいかず、2日間の雪かきで体がバキバキです。

おまけにソリも引っ張ったしね。





それにしてもタイヤのあたりまで車が埋まってしまうなんて

こんな大雪は子どもたちが小さかった時以来覚えがないなあ。

当寺は参道が石段になっていて、駐車場を横切って

道路に出るまでの距離がちょっとあります。

その駐車場もそこそこ広いので、全部の除雪は非力なスコップだけでは、

もう無理。

今日は日曜日でもあり、ご法事がいくつかあって

急きょキャンセルのおうちもあったのですが、

予定通り見えられた門徒さんは大変でした。

駐車場の雪かきできず、申し訳ありませんでした。

明日は、定例同朋の会。

融け残った雪の再凍結が心配です。



二人とも、雪の上で寝ころぶなんて生まれて初めての経験だね。










誕生会

2013-12-25 22:28:33 | 家族
末っ子、れんちゃんの1歳の誕生日は12月18日。

その日は、パパもじいじも忙しくて留守になってしまったので

昨日の夜、みんなが集まっての誕生会となった。

山形の咲すけも久々に帰ってきてそれはそれはにぎやか。


え、世間はクリスマスイブ?

いえいえ、わが家の場合はれんちゃんの誕生パーティなのよ。


パーティのためケーキとKフライドチキンを用意して・・・って

だからぁ、決してクリスマスではありません。

れんちゃんを初めとして子どもたちにはみんなからプレゼントが用意され・・・。

いやほんとに、クリスマスパーティではありませぬ。

確かにお菓子のつまった長靴もそこにはありましたけどね。

まあそれぐらいは良しとして下さいませ。


あみにーはれんちゃんも食べられる優しいケーキを作り、

私も得意の豚肉とプルーンのワイン煮という重たい料理を作り、

久々に家族が集まって楽しいひとときでした。

ちびっこれんちゃんも2歩ほど倒れこみながら歩きました。


そして、今夜はうってかわって静かです。

なぜか幸せと裏腹の寂しさが募ります。

これはいったいなんでかな?

そんなマイナー気分の私を慰めてくれるのは

この子。




今年もあとわずか。

明日は総代会。

残りの日々も慌ただしく過ぎていきそうです。

皆さま、お体に気を付けて。









嬉しい出来事

2012-12-19 18:21:48 | 家族
国政選挙のウンザリ結果も吹っ飛ぶ出来ごと。

わが家に3人目のbabyちゃんがやってきました。





1歳半のたいちゃんとは一つ違いの男の子。

はたしてどんなお兄ちゃんになれるやら心配ですけどね。

ずっと楽しみに待っていたつくりんは、

「赤ちゃん生まれたよ」と聞いて、

「やったー! おかあさんありがとう!」

と叫んでいました。

つくりんも3歳5カ月。

来年は幼稚園です。



この子たちを守っていく決意を新たにしつつも、

今はつくりんとたいちゃんを預けられて

ヘロヘばあさんになっております。




ハッピーバースディー

2012-07-24 13:05:01 | 家族
今日はつくりんの3歳の誕生日。

しかし、39度の熱を出して撃沈しております。

実は、誕生祝いは、今日明日とじぃじが留守なので、

昨日済ませていたのでした。

家族みんなからのプレゼントとメッセージカード、

名前の入ったケーキにご満悦のつくりん。

「誕生日でよかったあ、今日」

いやいや、ほんとは明日なんだけどね(笑)。



去年は、避難先の大阪で誕生日を迎えていたつくりん。

離れている私たちも、切ない思いで、電話でおめでとうを言ったことを思いだします。

子どもたちの成長は何よりの喜び。

この状況下で、不自由なこと、つらいことも多々あるけど、

のびやかに育ってくれてます。

ともあれ、

明日は熱が下がっていますように。




気持ちよか~ヨガ

2012-03-29 11:54:36 | 家族
娘chihirockはヨギーニである。

あ、その道の修行者ではないの。ただ単にヨガやってる人ね。

さらに、自分でやるだけではあきたらず、

仕事の合間にヨガのワークショップを主宰しているという

もう一歩入り混んじゃってる人なのです。

もちろん特別なスタジオなんかないので、以前はアリオス(いわき市文化芸術交流館)でやってました。

彼女も2か月ほど避難していたのですが、戻ってきてしばらくして再開。

被災のため施設が使えない間、自坊を借りていたのがそのまま継続しています。

決して怪しい何かにとりつかれた訳じゃありません。そこんとこご心配無きように。


ワンコインで参加できるので結構人気のようです。

若い女性ってほんとにヨガ好きだよね。

でも、震災後はとくに、心身疲れている人が多いので、リラックスできるという点で

こういうのもアリなのかもしれません。


私も肩こりがあまりにひどく(最近ハワイアンキルト始めました)痛い疲れたと言っていたら

「ヨガやりましょう」とchihirock。

「体曲げたり伸ばしたりはやだよ」

「だいじょうぶ、寝てればいいから」

そこで、夫と二人指導を受けることに。

ほんとに寝てるだけでした。

ちょっと体をひねった程度の姿勢で、専用のマットに頭や腕や足を乗せ毛布をかけて

アイピロウを乗っけて寝てるだけ。

ちょっとポーズを変えながらそれぞれ20分程度。

心地いい音楽とハーブの香りに包まれて、何だ?ここは異空間?

夫は3分で鼾をかいていました。(笑)


リストラティブヨガというんだそうな。

体験してみて下さい。

気持ちよかです。

こちらのコースはいろんな道具を使うため人数も5人程度しかできず、

そのため参加費はワンコインではないようですけどね。

sahasura yogaさんです。


ま、親が宣伝してどうなの?って話ですが。








泣く

2011-11-07 23:37:31 | 家族
今回は、私が泣いてるんじゃありません。

この前、写真スタジオに行った時のつくりん。

いや~泣く、泣く。

お草履ぬげちゃってるし 




結局おひとり様の写真は撮れず。




親の心

2011-10-27 08:31:47 | 家族
報恩講の折り、家族皆が集まりました。

札幌在住の次男も、7月に生まれた長女をともなって、帰ってきました。

お嫁ちゃんと赤ちゃんは、一足先に実家の方で1週間ほど過ごし、

次男が合流して、それから私たちが迎えに行ったのです。

実家といっても、避難先の仮住まいなので、

お嫁ちゃんも心中複雑だったろうなあ。



札幌に帰る前に、みんなで写真を撮ることになりました。

まずは本堂でお参りをして、記念撮影を。

カメラは、私のビミョーなコンパクト1眼なんですけど。

2歳のつくりん初め、赤ちゃん二人。

そして大人が7人。

まあ、揃わないこと 

何とかチャチャッと撮った後、予約していた写真館へ。

そこでもてんやわんやの大騒ぎがあったことは、言うまでもありません。



ところで、写真を撮るにあたり、赤ちゃんにうぶ着を掛けてあげました。

しばらく前に、確か、子どもたちが生まれたときに、作ってもらった着物があったはず、

と、あちこち探していたところ、

まだ処分しきれずにそのままになっていた、母の着物の間から、

古いたとう紙に包まれた、見たことも無いうぶ着が出てきました。



黒羽二重の五ツ紋。

しつけ糸もそのままの立派な着物でした。

柄ゆきはいかにもな昔のもの。

はて、これはいったい誰の?

その時、思い出したのです。

生後ひと月に満たず夭逝した私の弟のことを。

寺の跡継ぎとして生まれた男子を喜び、母の実家の、つまりは私の祖父祖母が

贈ってくれたものだったのでしょう。

弟が亡くなった後は、娘が三人。

都合四姉妹のわが家でした。



30年近くたって、長男が生まれた時、

なぜこれを出してくれなかったのかなあと、思いましたが、

あのときは、早々に夫の実家が仕立てて用意してくれていたんだった。



忘れていたのか、言いそびれたのか、見せたくなかったのか、

弟の着物は、母の手元で、ずっと眠ったままで、

でも今、袖を通されるのを待っていたように、

姿を現しました。

母の心中を察することはできませんが、

男子を産む、寺の跡継ぎを産む、っていうことが、

女性にとって、けっこう重かった時代の話ですね。



これからの時代、今の社会状況の中、大震災、原発事故を経験した中で、

寺はどうなっていくのだろう。

ただ次に譲っていくだけでは済まない、

そのことは、はっきりしています。


柔らかな絹の手触り、それはとても温かくて、

切ない親の愛を感じます。