迦羅求羅虫

小さな寺の日々の出来事

大晦日

2008-12-31 08:55:55 | つれづれ
晴れていますが朝から大風が吹いています。
昨夜は雨、そしてときおり雷が鳴っていました。
各地荒れ模様なのでしょうか。

いよいよ2008年も今日一日。
今夜はいつものとおり年またぎで鐘をつきます。
当寺の釣鐘は先の戦争で供出して以来、長いこと不在でした。
そのころは鐘楼も使わない道具などを置いて物置状態。(^_^;)
ようやく再鋳にこぎつけ23年になります。

毎年大晦日には鐘をつきますが、大風の吹くことはあっても雨や雪の降ったという記憶はありません。
今夜はどうでしょうか。
かってのように、みんなでキャンプファイアーのような大きな焚火を囲むという風景はなくなりました。
今は、思い思いに鐘をつき、本堂に入ってお茶やお菓子を前に静かに談笑します。
そして0時を迎えると集った人たちで正信偈を唱和。
住職の挨拶、法話があって、そのあとは残る人、帰る人それぞれです。
私は後片づけやら何やら疲れてぼーっとして朝を迎える、といういつものパターン。

近くにある神社は元朝参りの人で大変なにぎわいですが、こちらは内々のささやかなものです。
縁起物の販売やお札、おみくじなどありませんが、少しですがおそばも用意していますので、お近くの方はどうぞお参り下さい。

今年は本当に厳しい一年でした。
とくにこの年末、仕事や日々の生活に苦しんでおられる方の多いこと、また世界ではいまだ戦火による命の奪い合いが絶えないことに思いを馳せています。
月並みですが、皆様どうぞ良いお年をお迎えくださいますように。
みな等しく生きることをよろこべる世界でありますように。

今年もお世話になりました

2008-12-30 07:05:47 | つれづれ
今年も残すところわずかとなりました。
この1年、ご縁をいただいた皆様には大変お世話になりました。

12月に入ってから風邪をひき、年のせいか長々とひきずってしまった坊守です
あ、インフルエンザじゃありませんでしたよ。念のため。

私の風邪と同時進行で取り掛かっていた駐車場の舗装工事もほぼ終了し、それにともなって寺の掲示板(BBSじゃなくて)も新しくしました。
以前のものは木製で古くなっていたため、大風で倒れてしまっていたのです。
おかげで参道付近がすっきりとした印象になりました。
今年は室内のトイレもリニューアル工事をしました。
あちこち気になっていた環境整備も手をかければきりがないので、これでひとまず終了。

昨日は、住職、自坊の衆徒であるご門徒のOさんと一緒に、半日がかりで大量の落ち葉を片づけました。
たまりにたまった湿った落ち葉は袋に詰めるとかなりの重さで、けっこうな重労働。
乾いたところを少し燃やしたのですが、焚火の煙のにおいが懐かしく感じられました。
お芋を入れればよかったなあ。
他にもあちこち拭き掃除をし、窓を磨き、豆を煮たりなますを作ったりと、いつもの年末です。

ただ、春には前坊守である母が亡くなり、以来その事実と向き合うことができないままの日暮しでしたから、気分的にはなかなかお正月モードにはなりません。
情けないことではありますが・・・。

さて話は変わりまして、先日ある方からお電話がありました。
「そちらのHPの歎異抄の更新がないのですが、PCでも壊れてできないのでしょうか?」
アクセスの少ない自坊のHPを見て下さっていた貴重な読者の方からのお電話でした。

申し訳ありません。

寺報「プラサーダ」に掲載している「歎異抄に聞く」は、発行(年2回)に合わせてHPに掲載しているので、ものすご~くアップが遅いのです。
住職にハッパをかけたところです。
どうぞ今しばらくお待ちくださいませ。

さあさあ今日はお華をたて、お餅をつきます。
買い物も残っています。
皆様もお忙しいことでしょう。
新年を前にお疲れの出ませんように