跳箱

跳び箱でも飛箱でも飛び箱でもとびばこでもいいけどそこはそれ跳箱なんです。体育日和のお供にどうぞ。

当然のプレッシャーを当然のこととして受け止め頑張る会社

2005-07-20 03:21:46 | コマース
アマゾンは誕生から満10周年なんだそうな。1995年の夏だったかどうかすでに記憶がさだかでないけど、跳箱はエアコンの壊れた自室でうだりながらWIREDかインターネットマガジンかなんかでオンラインブックストアの誕生を告げる記事を読んだような気がしないでもない。

日本じゃむりだよなぁ、ニッパンが~とかいやいやトーハンが~と管巻いてたらあっさりすべてを乗り越えて2000年だったかなぁ、アマゾンの日本語サイトがオープンしてしまって、それまで洋書ならアマゾンで~とか冠つけてた記事が全部過去のものになってしまったときは何とかなるもんだね、と普通に感動した記憶がある。その後、利益率が~とか現在に続くおなじみのツッコミを受けつつもアマゾンは今日も本やらなんやらを売っている。(跳箱でも売っている)

さて、異例に長い前振りだったけど、こういう業績予想(予測)記事こそがネットベンチャーを取り巻くくそったれな報道のようなものが氾濫した状況において必要とされているんじゃない?ってことが言いたかっただけなんだけど。

至ってまともだよね、この記事

同社は、売上高が伸びているにも関わらず、利益が減少している。1-3月期には、同社の純利益は7800万ドルで売上高は19億ドルだった。これに対し、前年同期の純利益は1億1100万ドルで売上高は15億ドルだった。Thomson Financial Networkが調査した13人のアナリストすべてが、今期の1株あたり利益は9セントで、昨年の18セントよりも少なくなると予測している。

こーゆう記事、CNETの日本語版にどれだけある?

どんな商売だって利益を出してなんぼなのよ。売り上げ伸ばしつつ利益も伸ばせ、そのために業態変えるのも当然!いやー、マットウだよね。マットウだって跳箱ごときが叫ばなければならないほどにマットウじゃない記事が氾濫している(そんなんばっかし読んでる跳箱もわるいが)状況ってどうよ?

知ったかぶりのコラムニストとかいい歳こいて思春期続けてるブロガーとかそんなんの記事掲載している場合じゃないだろ。と、どうでもいいことで怒ってる振りしてみる。えへ。

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1 コメント

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アナリスト判断==市場心理 (谷村 正剛)
2005-07-20 14:54:59
投資をやってる人には常識なんですけど、やってない人にはなぜアナリストの判断が会社自身の予想以上に株価を動かすかがなかなか分からないと思います。理由を簡単にいうと、アナリスト判断というのは「自分はこの判断に基づき、然るべきポジションを取る」と宣言するに等しいことだから。実は、アナリストというのは自分で動かせる資金を持っていることが多く、資金運用のためにさまざまな場面で株価の動きを予想しなければならないんです。会社自身はせいぜい配当ぐらいでしか市場に働きかけられないけど、アナリストを兼ねたファンドマネージャーならすぐに売買できます。というわけで、ほかの市場参加者にとっても、アナリストの方がより影響力が強い存在になります。



あと、アメリカ固有の事情があるとしたら、投資コンサルタントの多さでしょうか。アメリカの投資コンサルタントは、日本のような証券会社所属のサラリーマンは少数派で、大概が自分で事務所を構える独立系です。当然、運用成績は自分の給料にそのまま跳ね返ります。リスクへの余裕も、顧客となっている個人投資家とほとんど変わりません。そのため、投資コンサルタントたちは各々がアナリストとして株価の予想を行い、それに従って仕掛けや手仕舞いを行わなければなりません(これは運用方針なので顧客に説明しなければならない)。このような「潜在的なアナリスト」が多いのですから、ほかの投資家にとっても投資コンサルタント達の動きはどうしても気になります。余談ながら、会社に対する株主の力が日本以上に強いのもこれが原因かも知れません。

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