vagabond の 徒然なるままに in ネリヤカナヤ

エメラルドグリーンの海,溢れる太陽の光,緑の森に包まれた奄美大島から,乾いた心を瘉す写真をお届けします。

廃線に惹かれて(その2)

2004-11-01 04:08:28 | 
廃線シリーズ第2弾は,旧 狩勝線(北海道の狩勝峠越え。富良野と帯広の間を結んでいたが,1966年廃線)です。
新内駅からの約10Kmが遊歩道として整備されています。
佐幌岳の雄姿を眺めながらのハイキングは格別でした。
ただし,周りには人家もなくて,お馬さんの足跡だけでなく,クマさんの足跡がそこここにあって...襲われても誰も助けに来てくれないんだろうなあ,と思いながら歩いていったのであります。「寂寥感」たっぷりでした。
ともあれ,森のクマさんに出会わなくて何より。


道中には,標識も残っており(草の中に埋もれている...)

煉瓦造りのアーチも健在。タウシュベツのコンクリート造りのものよりまだまだ頑丈そうな感じでした。



そして,廃線後しばらくの間,実験線として使われていた時の遺物,無線鉄塔。脱線事故の研究を行っていて,その時のデータの無線でのやりとりのために使っていたそうだ。これも「廃墟」度が高い建造物で,台風でもくれば解体しそうな雰囲気。

やっぱり北海道の廃線はいい味出しています。

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4 コメント

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素敵な写真ですね!! (ambitious-journey)
2004-11-01 04:42:53
 北海道の廃線跡、どうしても行ってみたいと思っている今日この頃、素敵な写真を拝見いたしました。今も残る標識や橋脚、駅の跡などをこの目で見て、「かつて、ここに列車が走ってたんだな…」と感じてみたいです。何度か廃線跡は見ましたが、どうも周りが近代化されていまして、雰囲気がありませんでした。

 現在、私は廃線直前の路線「のと鉄道能登線」の風景を写真に収めようとしています。この路線跡を、私たちが歩く日がくることのないように願うのみですが…。
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自分も「鉄ちゃん」ではないのですが (kuni)
2004-11-01 17:52:35
鉄道ファンの知人がいるおかげで、いろいろ教わることがあります。



北海道では道東へ行くことが多いのですが、やはり廃線と接する機会が多いこともあり、自然の雄大さを感じるのと同時に、感慨深いものがありますね。



自分的には、先の「タウシュベツ橋梁」の他、根北線越川橋梁(第一幾品川橋梁)や湧網線、渚滑線、名寄本線あたりがインパクトありました。



http://bunka7.nii.ac.jp/jp/heritage/detail/133001000328.html

http://shir-etok.myftp.org/page/bunkazai/kosikawa.html

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いらっしゃいませ (vagabond67@管理人)
2004-11-02 08:31:46
ambitious-journeyさま kuniさま いらっしゃいませ!!



>ambitious-journeyさま

そうですか,能登線,廃線間際なのですか...日常生活に利用されている方々にとっては切実ですね。自動車が普及して,鉄道の利用者が減ったことや過疎化が原因だと思いますが,鉄道の旅には独特の雰囲気と味があるだけに,寂しくも感じます。



>kuniさま

色んな所へ行かれていますね。羨まし~

特に越川橋は,一度も鉄道が通らないまま廃線になってしまったというエピソードが印象的で,是非一度行ってみたいと思っています。

リンク先も素敵ですね。
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初めて知りました (Honey)
2004-11-04 22:41:19
「廃線」という言葉。



言葉だけでも、ぐっと感傷的なこのを感じますが、

美しいですね。
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