vagabond の 徒然なるままに in ネリヤカナヤ

エメラルドグリーンの海,溢れる太陽の光,緑の森に包まれた奄美大島から,乾いた心を瘉す写真をお届けします。

群青の海~鹿児島紀行(その11)

2005-10-06 22:28:44 | 
鹿児島本土の海は,エメラルドグリーンの奄美の海と比べると,深く濃い,群青色をしていて,独特の味わい深さがあります。
写真は,鹿児島本土では屈指の美しさで知られ,沢山のダイバーからも愛されている,九州(本土)の西南端に位置する坊津(ぼうのつ)の風景。

坊津は,古来,海上交通の要衝の地だったそうです。735年には,遣唐使船に乗った唐僧鑑真が到着し,中世の日明貿易の時代には,対外貿易港として国内外にその名を知られ,博多津(福岡県福岡市)や安濃津(三重県津市)と共に日本の主要な三つの港として,紹介されてもいるそうです。

延々と続くリアス式海岸。
そして,茫洋たる東シナ海が広がり,遠く水平線の彼方には中国が!

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4 コメント

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凄い (yuria_003)
2005-10-07 23:29:34
これはかなりの絶景ですね      

目の前で見られるなんてうらやましいかぎりです
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遣唐使船 (vagabond67@管理人)
2005-10-08 09:23:04
本当に素晴らしい景色でした!

「遣唐使船」というグラスボートにも乗ってみましたが,海上には爽やかな風が吹いており,海から見るリアス式海岸もなかなか良かったですよ。

サンゴがかなり死んでいて,少し寂しい思いはしましたが...

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それは??? (yuria_003)
2005-10-08 10:38:11
「遣唐使船」というグラスボートとはなんですか?聞いたことのない名前なので興味をいだいてしまいました。もしよければ、教えてください
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遣唐使船(その2) (vagabond67@管理人)
2005-10-08 11:13:31
しまった,「遣唐使船」の写真を撮ってくるの忘れてました

ということで,こちら(http://www.minc.ne.jp/bousyou/hsrc/miru.htm)をご覧ください。

ちょっと写真が小さいですが...



坊津は,遣唐使船の寄港地でもあり,鑑真和上が盲目になりながらも,6度目の挑戦で日本にたどり着いた記念の地でもあるので,おそらく,グラスボートにもこの名前を付けたのだと思います。

乗るときは,少し気恥ずかしい思いをしましたが



「遣唐使船」からは,色々な奇岩が見られて楽しかったですよ。

ただ,エンジンが動いている間は,魚が見えないので,陸に近いところでエンジンを止めて見せてくれるのですが,正直,シュノーケリングで見た時の方が,沢山魚は見えました。

サンゴは,浜辺に近いところは,やっぱり死んでいて,もう少し人が寄らないところじゃなきゃ生きられないようですね。
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