光溢れるところ

奄美大島で一番人口の多い名瀬市の中心には，「ティダ・モール」というショッピングモール（平たくいえば商店街！）がある。
「ティダ」とは，太陽のこと。
今，そのティダ・モールは，文字通り，ティダの光溢れる場所になっている。

上の写真は，日曜日のもの。
燦々と輝く太陽に照らされ，おばあの差し掛けた日傘の上に，陽光は容赦なく照りつける。
そして，クッキリと路に浮かび上がった影。
これで建物が白色で統一されていれば，スペイン南部，アンダルシア地方のコスタ・デル・ソルとも見紛うばかり。
光，光，また光の世界。
ティダ・モールは，人口約4万人の都市（名瀬市のこと）のショッピングモールとは思えないぐらい商店が充実しているだけでなく，センスの良いブティックやカフェ，雑貨店等が点在する。
そこに加えて，痛烈なまでのこの自然の，いや野生的なまでの光による演出。
そぞろ歩くだけで気分も晴れる。
実は，この光の演出は「期間限定」。
というのも，もとは，このモールにも，他の地方都市の商業集中地域同様，アーケードがあったのだが，老朽化が進み，現在，改修工事中。
近々，新しいアーケードが設置されるらしい。
たしかに，奄美は，雨が多く，アーケードがある方が便利かもしれない。
でも，この晴れた日の，容赦なく降り注ぐ太陽光線を浴びながら，ウィンドウ・ショッピングをしたり，デーとしたりすることのできるスペースって，素敵じゃない，っておもうのは，私だけなのだろうか？
アーケードができるまでの「期間限定」なのが，非常に残念にも感じる。
（左の写真は，上の写真の180度反対側のもの。恐らく紫外線で焼けないように，簾が立てかけてある。たしかに，商店主の側に立てば，UVカットは死活問題なのかもしれない…自分自身も，伊達じゃないぐらい日焼けしちゃったしなぁ）