vagabond の 徒然なるままに in ネリヤカナヤ

エメラルドグリーンの海,溢れる太陽の光,緑の森に包まれた奄美大島から,乾いた心を瘉す写真をお届けします。

露に濡れる花(その2)~コンロンカ

2006-05-19 23:43:03 | ネリヤカナヤの花・植物
写真の花「コンロンカ(崑崙花)」(アカネ科。屋久島・種子島以南)も,梅雨時の奄美を代表する花の一つ。
田中一村も,この花を繰り返し描いた(「奄美の杜(1)」,「奄美の杜(7)」,「奄美の杜(10)」等)。
コンロンカの木は,3mぐらいの高さになるものも多く,上から見下ろすのはそれほど簡単ではない。
そんな花の本質をズバリと切り取った一村は流石だ,と今さらながら思う。


梅雨時の奄美の森の中は,白色の花で満ちている。
そんな中でも,この白と黄の鮮やかなコントラストの花は,ひときわ目立つ。
森の中で出会ったときは,胸がときめく。
白くなった萼(がく)を,中国の崑崙山に積もる雪に見立てて名付けられたとは風流きわまりない。


アオスジアゲハや…


ジャコウアゲハ(?)たちが,コンロンカの蜜に群がっていた。
ときどきアオスジアゲハとジャコウアゲハは,ときどき喧嘩もしていた


コンロンカの花,満開になったら,きっと壮観だろうな。

【2006.5.14 奄美大島・奄美市名瀬 Canon EOS Kiss デジタルN with Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USM】
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