緊急事態宣言が明けて、久々に山に登ってみました。前回は、年明けの生藤山ですから、約10ヶ月のブランクです。11月には日光白根山も控えているので、数回は足慣らしで低山ハイクを入れたいところです。第一弾は三浦半島の三浦アルプスを選びました。赤鬼さんのブログで紹介されていて、是非、一度訪れたいと思っていました。標高は200m程度ですが、アップダウンの繰り返しがあるので侮れません。相模湾側の葉山から入り、東京湾側の安針塚を目指すルートです。途中、仙元山、乳頭山などを経由します。
逗子駅に着いた時は想定外の雨でした。登山口近くのバス停でも同様で、実は一旦、登るのを諦めました。ところが帰宅のために乗った横須賀線にトラブルが起こり、再び、逗子駅に戻ることに・・・。逗子駅に戻った頃には薄日が差し始めていました。これも巡り合わせだと思い直し、再びバスで葉山方面に向かったのでした。最初の登りの後、見晴らしのいい仙元山に到着です。本来は富士山が見えて欲しいところですが、仕方ありません。江の島まで確認できました。これに近い風景は、2年半前の布張山以来です。
名もなき山を何度も通り越すルートでした。トラバース(巻き道)がなく、正直に尾根をアップダウンしていきます。急な坂には階段、ロープが整備され、近郊のハイキングコースらしかったです。
ルートから時折、相模湾が覗きます。樹木を額縁にして江の島の遠景を収めます。
観音塚というピークを通過します。この辺りは、○○塚という呼び方が多いようです。ちょっとしたピークを指すのでしょうか。乳頭山までの距離が意外に減らない印象を受けました(汗)。
徐々に天候は回復し、日差しも出てきました。秋晴れというより残暑といった方が近かったです。実際、1匹だけですが、ツクツクボウシが鳴いていました。
本日のハイライト、乳頭山です。山頂がちょこんと突起状になっていて、そう呼ばれるようです。乳頭山からは横須賀海軍施設がよく見えます。ここで鉢合わせた方が、地元の方で年間10回は三浦アルプスに入っているそうです。空母は不在でしたが、実際はマンションよりでかいそうです。潜水艦のズーム写真をその場で見せていただきました。
乳頭山からはゴールの安針塚駅目指して下ります。途中、最後のピーク畠山を経て下りを急ぎました。
横浜・横須賀道路の下をくぐり、県立塚山公園に入りました。ここに三浦按針の墓があります。三浦按針は名前こそ聞きますが、どんな人であったか忘れがちです。1600年に日本に漂着したイングランド人です。ゴールの安針塚駅との関連が最初つながらなかったのですが、漸くつながりました。
塚山公園からもうひと踏ん張りして、ゴールである安針塚駅に到着しました。久々の山は、想定より応えました。あとで調べたら、累積では820mのアップダウンだったようです。いいトレーニングになりました。