19日から21日にかけて家内と隠岐、松江に行ってきました。初日の午前こそ天候が良くなかったですが、それ以外は好天に恵まれ初夏の山陰を楽しんできました。コロナ前になりますが、青島からの帰国便で眼下に隠岐諸島を確認して、隠岐を旅先候補としてインプットしました。さらに3年遡って2016年、出張先の慰安旅行で、出雲大社や足立美術館に行ったことも遠因だったかもしれません。地方の中核都市は個性があって楽しいですね。盛岡や松江は、国の内外を問わず、行きたい街の上位ランキングに入っているようです。
隠岐へは出雲縁結び空港経由の、早朝の便で向かいました。出雲の天候が悪く羽田発の便が遅れました。その分、隠岐行のエアコミューターの出発が後ろ倒しになりました。乗り継ぎ客はさほど多くなく、恐縮しつつ乗り込みました。出雲を出てあっという間に隠岐世界ジオパーク空港に到着です。
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隠岐には大きく島前、島後の2つの地域があります。滞在先は島前の西ノ島でした。空港のある島後からは高速船で移動しました。宿泊した「国賀荘」は高台にあり、海の眺めのよい旅館でした。到着後、遊覧船も考えましたが、ゆったり過ごして、移動の疲れをとることとしました。
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隠岐ですから食事は海鮮中心となります。この時期は岩ガキの季節でもあります。刺身に焼き魚、煮魚と海の幸を堪能しました。せっかくなので地酒「隠岐誉」を合わせました。
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西ノ町に滞在したのは、絶景で知られる摩天崖を訪れたかったからです。タクシーでほぼ最高地点まで行って、遊歩道を下りました。登るコースも考えましたが帰りのバスが無く、下り一択でした。
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遊歩道の周囲では、牛と馬が放牧されています。いずれも人には感心を示さず、マイペースで黙食といった感じでした。遊歩道と言っても明確な道があるわけではなく、当然、足元に注意しながら進みます。
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遊歩道をしばらく下ると、ハイライトである絶壁の全貌を、真横から見ることができます。自然が創り出した、高低差257mの壁です。
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コースの終盤、通天橋です。浸食でトンネルができています。地層の色合いがジオパークであることを実感させます。ここまで来ると、バス停は近いです。バスを逃すと大変なことになるので、余裕を持ってゴールしました。
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隠岐への滞在は実質、1日ちょっとでした。まだまだ見どころはありましたが、午後2時過ぎの高速船で松江へ向かいました。隠岐から松江(七類港)への乗船時間は、ざっと1時間です。乗り継ぎのバスで松江駅まで移動しました。松江駅から宍道湖までは案外近いです。最初に訪れた時は陽が高かったので、別の場所で時間を過ごし、タイミング見計らって再度訪れました。季節によって陽が沈む位置が変わります。欲を言えば湖に沈む時期が望ましいでしょうが、宍道湖の夕景を見れただけでも良し、とします。
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松江に滞在するのは、今回が初めてです。オーソドックスですが、松江城を始め、いわゆる観光地を巡りました。松江城の天守は2015年に国宝に指定されています。
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その天守からの眺めです。東方で目についた独立峰は大山です。伯耆富士とも出雲富士と呼ばれ、鳥取のみならず島根東部の郷土富士となっています。
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小泉八雲=松江のイメージが強いですが、実際に松江に滞在した期間は短かったようです。記念館にて、その激動の生涯に触れることができました。併せて近くの武家屋敷も訪れました。
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堀川めぐりで松江城を一周した後、観光のラストは月照寺です。代々のお殿様が奉られています。境内からは松江城の天守を望むことができます(写真中央)。拝観後、松江名物の和菓子と抹茶をいただきました。
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6月にもなると紫陽花が咲き乱れる月照寺ですが、一部はフライングで咲いていました。着実に梅雨は迫っているようです。GWと梅雨の間のこの時期は、旅行に最高の季節だと思います。
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旅行中、海鮮は勿論、割子そば、島根和牛等をいただきました。旅先でしか食べられない料理が基本ですが、合間にパスタやカレーを挟む等、行き当たりばったり感も楽しいものです。
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コロナが明けて、旅行においても嘗ての日常が戻ってきたようです。5月と10月、年2回のペースで計画できればと思います。中国地方は瀬戸内含めて、まだまだ行きたい場所があります。