珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

チューバホーンさん宅訪問

2021-03-20 20:01:13 | オフ会
漸く21日に神奈川県も緊急事態宣言が解除されることとなりました。3月に入って、かなり人が出ている印象を持っていましたが、解除後はさらに人出が増えそうです。ワクチン接種が始まり、宣言下で無くても感染対策を継続しながら対処するスタイルに移行しているように思います。だからというわけではありませんが、3月に入り、少しずつオフ会を再開しています。14日は3ヶ月半ぶりにチューバホーンさんを訪問しました。定点観測的な施術の後のオフ会です。前回もご一緒したハンコックさんが、オフ会から合流されました。


前回から3ヶ月半ですので、大きな機器変更はありません。それでもSPの不調や、ラックの試行錯誤等、オフ会前にもいろいろとご苦労があった様子でした。今回、久々にマランツ#7に代わって、是枝さんのプリアンプの登板となりました。ノイズが少なくクラシック向きの印象でしたが、今回はジャンルを跨いで聴かせていただきました。昨年の夏以降、ディスクリートDACの音の威力に驚いていますが、是枝さんのプリとの相性も全く問題ありませんでした。クラシックは厚みが増し、ジャズやポップスも熟すようになっていました。


上流のCDトランスポートとディスクリートDACの組み合わせです。CDトランスポートの信号をできるだけ正確にDACに伝え、ストレートにアナログ信号に変換する、とのことですが、このあたりはお二人の試行錯誤によって得られたノウハウが詰まっているように思います。トランスポートにクロック供給しているのもその一環です。


ファーストワットのパワーアンプをこちらで最初に聴いたのは、ちょうど1年前になります。すっかりシステムに定着した感があります。


いつものようにクラシックから入り、換気タイムを挟んで、ジャズ、ポップスという流れでした。ソプラノ、ピアノ、チェロ、ヴァイオリンと続きました。マーティン・ツェラーのバッハの無伴奏ソナタが印象的でした。何とも言えない鮮度感、空気感、実在感がありました。極めて古いチェロを使った、タッドさんの録音の作品のようです。ソ連の名ヴァイオリニスト、コーガンを聴くのは、初めてかも知れません。是枝アンプとクラシックの相性の良さを再確認しながら進行しました。


ハイティンク指揮のマーラーが2曲続きました。普段マーラーをほぼ聴かない私ですが、言われるように4番は入りやすいですね。柔らかさとスケール感の同居したロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏が心地良かったです。シカゴ響との3番も、おなじみの盤です。出だしに注目が行ってしまいがちですが、終始、引き込まれる再生となりました。あらためてこのCDの良さを実感しました。ボリュームは大きめでしたが、音量が上がる箇所でも低音が破綻しません。チューバホーンさん曰く、新DACの効果だそうです。


後半はハンコックさん向けにジャズ、私向けにポップスを選んでいただきました。前回、かけていただいた盤も多かったですね。これまでジャズ、ポップス聴くならマランツ#7という図式がありましたが、今回、是枝さんのアンプでも十分に楽しむことができました。どっちのプリを使うのか、贅沢な悩みも生まれたのではないかと想像します。


チューバホーンさんのシステムは以前からライブの再生が素晴らしいと感じていました。交差法ということもあり、ステージに近い感覚で会場にワープできます。写真はありませんが、テレサテンの「ジャンバラヤ」には毎度和みます。ビリー・ジョエルのCDは初盤です。例によって盤によって音が違います。耳タコのはずの「オネスティ」、ピアノや声に厚みがあります。最後にハンコックさんがアナログレコードをデジタル録音した音源で、カートリッジ×昇圧トランスの組み合わせ比較をやりました。ユーミンの声(埠頭を渡る風)の変化にまたビックリでした。


チューバホーンさん、ハンコックさん、先日はありがとうございました。感想戦無しの短めのオフ会でしたが、やっぱりオフ会は楽しいし、刺激を受けます。あたらめてディスクリートDACの出音、特に低音への影響力を感じました。もう少し落ち着いたところで、横浜遠征、よろしくお願いします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする