珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

黒檀をSP足元へ

2019-09-01 15:28:20 | オーディオ
早いもので9月に入りました。確実の夏の暑さは遠ざかっているようで、日差しが出ていても若干の穏やかさを感じるようになりました。漸くオーディオシーズン開幕、といったところでしょうか。秋のオフ会もポツポツと決まり始めています。加えて山や旅行の予定もあります。何であれ少し先のイベントは、トンネルの先の明かりといった感じで、日常においてモチベーションを上げてくれます。そうこうしているうちに、あっという間に師走を迎えるのは、毎年のことでなのですが・・・。今回は、SPの足元の話題となります。

昨年の12月のオフ会でGRFさんがSPセッティングを指南された際、暫定的にSPを受けたのが、コルクテープでした。手持ちに適当なスペーサーが無かったための、急拵えでした。ただし、結局、その後8か月以上、その状態を引っ張ってしまったのには、いくつか理由があります。弄ったらしばらく動かさないというポリシーもそうです。音に大きな不満がなく、気分的な後押しが弱かったこともあります。更に、5月の拙宅オフ会にて、チューバホーンさんから、黒檀が余っている旨の情報もいただいていました。要は、理由を付けてサボっていたわけです。


先の杉並定点オフ会でにて、その黒檀のスペーサーを8個ほど入手させていただきました。チューバホーンさんのお知り合いの方の自作品です。とても綺麗な仕上がりは、チューバホーンさんのランカスターの足元のボードにも共通しています。


スペーサーをSP1台当たり、3つにするか、4つにするかは、個人によって意見が分かれるところでしょう。私は昔から3つを好む傾向があります。コルクテープ、Quad Ring、オーディオテクニカのインシュレータ、いずれも3点受けでした。4点に均等荷重をかけるのは、結構難しいと先入観があります。元来、ウィーンアコースティックT3GBはスパイク使用での4点受けが基本です。9年前の記事では、真鍮のスパイク受けを導入したことを紹介しています。平行法をやるようになって、すっかり脱スパイクの3点受け派になってしまいました。黒檀も片側3つでスタートです。


その黒檀3点受けの音の変化です。低音は少し量感が減りますが、いわゆる締まる方向です。ヴォーカルのニュアンスや細かい高音が、よりしっかり感じられ、これはイイ変化ではないか、と思っています。黒檀にコルクを併用するなど合わせ技もあるようですが、暫くはこれで様子を見ます。よく、素材のイメージ通りの音がすると言われますね。金属、ゴム、コルク、木それぞれの音がすると。オーディオファン以外からすると殆ど病気の世界ですが、ハッとする瞬間は音の細部に潜んでますから手を抜いてはいけません(反省を込めて)。

まず加藤登紀子の「知床旅情」で低音を確認します。ベースがボワボワしないか、音階が感じられるか、が第一関門です。これをクリアすると、その後は、それこそ音源とっかえひっかえで、副作用を確認します。使うのはヴァイオリン、ピアノ、ヴォーカルの耳タコ音源です。音源によっては、従来通りに感じられるのも当然ありますが、大半が、ポジティブか同等であれば、採用です。ハッとする、あるいはニヤリとする場面が増えると採用率が高まります。総じて音の粒立ちが良くなった印象ですが、これが一過性でないこと願うばかりです。

オーディオシーズンを前に、いい変化をつけられたようです。この先数週間、問題なければ、黒檀が居座ることになります。チューバホーンさん、ありがとうございました。
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