珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

毛勝山(魚津)

2018-09-15 09:09:56 | その他
9月に入って最初の土日、富山の毛勝山にメンバー2名で登ってきました。台風21号が日本に迫っていましたが、北陸だったせいか、何とか天気は持ってくれました。1日は上信越自動車をひたすら北上し、魚津を目指しました。ちょうど北陸自動車道との合流地点が春日山の近くで、昨年訪問したakahanamizukiさんを思い出しながらの魚津入りとなりました。途中、昨年登頂が叶わなかった雨飾山の美しい姿も見えました。富山は仕事で来ることが何度かありましたが、魚津は宇奈月温泉での家族旅行以来、十数年ぶりでした。

翌日は早朝起きでしたので、早めの夕飯をホテル近くの居酒屋でとりました。富山は何とっても海の幸ですね。刺身、天ぷら、塩辛、氷見うどん・・・、そして冷酒で前夜祭となりました。我々が最初の客でしたが、店を出る頃には満席となっていました。


今回登った毛勝山はなかなかハードな山行でした。標高差2000mを日帰りで往復する長時間歩程です。普通は1000m往復、あるいは1500m登って山小屋宿泊が目安ですから、規格外と言えば規格外です。この夏に敢て丹沢に登ったのは、毛勝山があったからこそです。出だしから急登の連続となりました。ここを我慢すると今度は長い稜線の登りとなりました。幸い、周りの景色が後押しをしてくれました。魚津から富山へ続く市街、その奥には富山湾から能登半島が見えています。海と山の近さは富山の魅力です。


お隣の駒ヶ岳です。駒ヶ岳は全国あちらこちらにありますが、ここは最後に登山者を迎えた駒ヶ岳だそうです。手持ちのガイドには、2001年に登山道が作られた、とあります。


高度を上げるに連れてアルペンムードが高まってきます。と、同時に雲も増えてきました。果たして剣岳の雄姿を見ることができるのか、気にしながら進みます。


途中で現われるいくつかの池は、この辛い登山道のリフレッシュポイントとなっています。最初の池が、モモアセ池(由来不明)です。先を急ぎます。


稜線歩きのシーンで、私の好きな構図です。これで高山植物が見頃で晴天であったらパーフェクトです。そうそう上手くは行きません。


続いてクワガタ池です。これは分かりやすいネーミングです。ここまで来ると、山頂までもうひと踏ん張りです。ただし最後の急登が、既に消耗している体に鞭を打ちます。


何とか毛勝山の山頂に着きました。残念ながら山頂はガスに覆われていて、剣岳を見ることはできませんでしたが、2000mアップした満足感で十分でした。


下山途中で見かけたチングルマです。すっかり花のシーズンは終わりました。花が終わった後の綿毛、更には紅葉も楽しめる人気の高山植物です。


下山行程も想像以上に長く、やはり毛勝山は規格外の山でした。夏のトレーニングが効いたことは間違いありません。この日は黒部市の生地温泉に泊まり、疲れをとることとしました。翌日も北陸方面は晴天で、嵐の前の静けさといった感じもありました。翌朝、旅館の近くの田んぼからの眺めです。中央でどっしりした姿を見せているのが毛勝山で、その右隣に剣岳も見えています。稲穂もいい感じで垂れています。9月に入り着実に季節は進んでいることを感じました。お土産にはしっかり、黒部米を買いました。


黒部市と言えば水です。あちらこちら湧き水が出ていて、観光スポットになっていました。結構、数がありとても回り切れません。いくつか代表的な場所を選んで飲み歩き?しました。微かにピリッとするのは海が近いからでしょうか?


生地駅です。北陸新幹線の開通でJRではなく、第3セクターの「あいの風とやま鉄道」となっていました。新幹線により東京と富山の距離は一気に短くなりましたが、その裏腹の変化はどうしても生じてしまいます。


帰路、親不知に寄ってみました。荒れたイメージがあったのですが、意外にも穏やかな日本海でした。晩夏の海岸にはどことなく寂しさが漂います。


糸魚川から南下し安曇野を経て中央高速で戻りました。安曇野と言えば蕎麦ですね。新蕎麦にはタイミングが早過ぎましたが(というかソバはちょうど花盛りでした)、木崎湖近くのお店で天ぷら蕎麦をいただきました。小谷村~木崎湖辺りは、昨年の山と音楽紀行の記憶が新しいです。この日も雨飾山を眺めることができ、リベンジ欲が湧いてきた次第です。


niraさんからは事前に、夏の富山方面の旅行の情報をいただいていました。絶賛されてましたが、私も同感です。真冬に海越しの立山連峰を見る日はいつ訪れるのでしょうか?寒さを忘れて眺め続けるような気がします。
コメント (4)
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