GW明けの週末、半年ぶりに四国へ行ってきました。百名山登山とオーディオ訪問カップリング、第4弾です。登った山は西日本最高峰、石鎚山です。昨年10月は悪天候で断念しましたがリベンジが叶いました。5月13日の夜、姫路から新幹線、特急しおかぜとつないで伊予西条に入りしました。これまで多くの山に登ってきましたが、思い入れからどうしても力の入る山があります。利尻岳、鳥海山、燧ケ岳、甲斐駒ケ岳、北岳、水晶岳・・・石鎚山もその一つでした。好天の下、素晴らしい眺望、岩登りのスリル、希少な花、そして眩しい新緑に野鳥のさえずりと、120%満喫してきました。
朝起きると見事な五月晴れ。ホテルの部屋から石鎚山(中央)も遠望できました。登山の起点となるロープウェイ乗り場までは、せとうちバスで移動です。八十八か所の一つ、横峰寺へ向かう人も同乗していました。石鎚山も信仰の山で、白装束姿の方もちらほらと見受けました。
夕方には高松へ移動するため、ロープウェイで時間を買うことにしました。標高差800m以上ですから2時間は短縮できます。昨年の同じ場所からの眺めとは大違いです。ロープウェイを下車後、成就社(お寺)を経ていよいよ登り始めです。
成就社から鞍部に下った後、一気に登り返しました。高度を上ていくとやがて、石鎚山系の山々が見えてきました。お隣の瓶ヶ森も立派な山で、後方の伊予富士へ続く縦走路は、いつかは訪れたいルートです。ちなみに徳島へ流れる吉野川の源流が瓶ヶ森付近にあります。
石鎚山の絶壁が見えてきました。巨大な一枚岩といった迫力があります。新緑や鳥の声に包まれる世界から一転、岩肌と青空の世界へスイッチです。
石鎚山の名物、鎖場です。一の鎖から三の鎖まであり、私は最後の三の鎖だけ選択しました。それぞれ迂回路がありますので、勿論、初心者でも山頂までは辿り着けます。
鎖場は思ったより長く、また垂直壁のためスリル感満載でした。鎖の輪に足を入れて3点確保を意識しながら登ります。日帰りで荷が軽いので助かりました。写真の奥の壁を登り切ると、弥山の頂上となります。
登り始めて2時間、結構いいペースで登りました。弥山の山頂は登山客で賑わっていました。なお西日本最高峰は弥山ではなく、すぐ隣の天狗岳となります。その差はわずか8mです。
弥山から眺めた二ノ森方面です。笹が山肌を埋め、ところどころに樹木が点在するのは、昨年の剣山でも見かけました。四国の高山ならでは光景かも知れません。
この日のハイライト天狗岳です。左側は断崖絶壁で、まさしく天を突く光景です。弥山は人で混んでいたのですぐに天狗岳へ移動することにしました。
天狗岳に向かう途中、目立つピンクのツツジが咲いていました。写真を撮っているとすれ違いの方が解説してくれました。名はアケボノツツジで、見頃は限られているようです。この花を見るがために石鎚山に登る人もいるとか。ラッキーでした。
小ぶりの桜は、イシヅチザクラです。5月半ばにサクラを、それも西日本で見れるのは標高のおかげです。アケボノツツジもイシヅチザクラも個体数が少なく、愛媛県のレッドデータブックにもリストアップされています。ずっと咲き続けて登山客を和ませて欲しいと願います。
西日本最高峰です。山頂でしばし休憩をとり、行動食で昼食をとりました。帰りのバスから逆算すると随分余裕がありましたが、ゆっくり下山することにしました。
帰りは鎖場を回避して下りました。ここから森林帯に入るため絶壁も見納めとなります。あらためて訪れてよかったと思えました。
ブナの新緑が目に優しいです。この光景にひっきりなし聞こえる鳥の囀りが重なります。これだけでも十分贅沢な休日と言えるでしょう。
再びロープウェイ乗り場へ戻ってきました。多少の暑さも加わって何となしに夏の風情も感じられました。瓶ヶ森が見えています。次に四国で登るならば、ここを選びます。ロープウェイは20分毎に出るのですが、伊予西条に向かうバスの本数が限られています。お土産売り場で時間調整して下りました。
石鎚山は想像以上に素晴らしい山でした。周辺の山々含めて人気がある理由がよく分かりました。四国の山は遠い存在でしたが、2年前の氷ノ山登山で石鎚山、剣山を遠望し、是非登ろうと決めていました。月日はかかりましたが、漸く実現できました。両峰とも好天に恵まれたこともあり、いい思い出として残ることでしょう。翌日のオフ会の地、徳島へ一気に向かうこともできましたが、讃岐うどん三昧とするべく高松に泊ることにしました。特急いしづちからの車窓を楽しみ、十分明るいうちに高松入りしました。うどんやオフ会の様子はあらためてアップします。
朝起きると見事な五月晴れ。ホテルの部屋から石鎚山(中央)も遠望できました。登山の起点となるロープウェイ乗り場までは、せとうちバスで移動です。八十八か所の一つ、横峰寺へ向かう人も同乗していました。石鎚山も信仰の山で、白装束姿の方もちらほらと見受けました。
夕方には高松へ移動するため、ロープウェイで時間を買うことにしました。標高差800m以上ですから2時間は短縮できます。昨年の同じ場所からの眺めとは大違いです。ロープウェイを下車後、成就社(お寺)を経ていよいよ登り始めです。
成就社から鞍部に下った後、一気に登り返しました。高度を上ていくとやがて、石鎚山系の山々が見えてきました。お隣の瓶ヶ森も立派な山で、後方の伊予富士へ続く縦走路は、いつかは訪れたいルートです。ちなみに徳島へ流れる吉野川の源流が瓶ヶ森付近にあります。
石鎚山の絶壁が見えてきました。巨大な一枚岩といった迫力があります。新緑や鳥の声に包まれる世界から一転、岩肌と青空の世界へスイッチです。
石鎚山の名物、鎖場です。一の鎖から三の鎖まであり、私は最後の三の鎖だけ選択しました。それぞれ迂回路がありますので、勿論、初心者でも山頂までは辿り着けます。
鎖場は思ったより長く、また垂直壁のためスリル感満載でした。鎖の輪に足を入れて3点確保を意識しながら登ります。日帰りで荷が軽いので助かりました。写真の奥の壁を登り切ると、弥山の頂上となります。
登り始めて2時間、結構いいペースで登りました。弥山の山頂は登山客で賑わっていました。なお西日本最高峰は弥山ではなく、すぐ隣の天狗岳となります。その差はわずか8mです。
弥山から眺めた二ノ森方面です。笹が山肌を埋め、ところどころに樹木が点在するのは、昨年の剣山でも見かけました。四国の高山ならでは光景かも知れません。
この日のハイライト天狗岳です。左側は断崖絶壁で、まさしく天を突く光景です。弥山は人で混んでいたのですぐに天狗岳へ移動することにしました。
天狗岳に向かう途中、目立つピンクのツツジが咲いていました。写真を撮っているとすれ違いの方が解説してくれました。名はアケボノツツジで、見頃は限られているようです。この花を見るがために石鎚山に登る人もいるとか。ラッキーでした。
小ぶりの桜は、イシヅチザクラです。5月半ばにサクラを、それも西日本で見れるのは標高のおかげです。アケボノツツジもイシヅチザクラも個体数が少なく、愛媛県のレッドデータブックにもリストアップされています。ずっと咲き続けて登山客を和ませて欲しいと願います。
西日本最高峰です。山頂でしばし休憩をとり、行動食で昼食をとりました。帰りのバスから逆算すると随分余裕がありましたが、ゆっくり下山することにしました。
帰りは鎖場を回避して下りました。ここから森林帯に入るため絶壁も見納めとなります。あらためて訪れてよかったと思えました。
ブナの新緑が目に優しいです。この光景にひっきりなし聞こえる鳥の囀りが重なります。これだけでも十分贅沢な休日と言えるでしょう。
再びロープウェイ乗り場へ戻ってきました。多少の暑さも加わって何となしに夏の風情も感じられました。瓶ヶ森が見えています。次に四国で登るならば、ここを選びます。ロープウェイは20分毎に出るのですが、伊予西条に向かうバスの本数が限られています。お土産売り場で時間調整して下りました。
石鎚山は想像以上に素晴らしい山でした。周辺の山々含めて人気がある理由がよく分かりました。四国の山は遠い存在でしたが、2年前の氷ノ山登山で石鎚山、剣山を遠望し、是非登ろうと決めていました。月日はかかりましたが、漸く実現できました。両峰とも好天に恵まれたこともあり、いい思い出として残ることでしょう。翌日のオフ会の地、徳島へ一気に向かうこともできましたが、讃岐うどん三昧とするべく高松に泊ることにしました。特急いしづちからの車窓を楽しみ、十分明るいうちに高松入りしました。うどんやオフ会の様子はあらためてアップします。