10月の3連休(有給休暇を合わせると4連休)を利用して、再び四国へ行ってきました。例によってオーディオ交流と登山を組み合わせる企画です。石鎚山登山は天候不良で断念しましたが、もう一つの念願、今治から尾道へ抜けるしまなみ海道サイクリングは実現できました。音楽、食事、スポーツ、観光と、秋らしさを満喫した連休となりました。オーディオ交流は四国入りした初日でした。朝から晩まで段取り、進行に配慮いただいたfukuさん、2Hさん、ありがとうございました。のーてんきさんは残念ながらお仕事の関係で合流できませんでしたが、また次の機会があることでしょう。
淡路島経由の高速バスを使うと、関西方面から徳島へのアクセスは楽です。徳島は4月の剣山登山以来2度目になります。待ち合わせまで時間が少々あったので、伊予西条への特急券を買ったり、近くのアーケード街を歩いたりして調整しました。ハロウィンには早かったですが、街おこし的な仮装イベントが行われているようでした。10時にfukuさんに車で迎えに来ていただき、まずは2Hさん宅へ向かいました。
4月に2Hさんを訪ねて高知入りしてからもう半年になります。この間、2Hさんは徳島へ引越しされたわけですが、実は引越し直後の訪問となってしまいました。オーディオ機器を入れてからまだ10日しか経っていないそうです。今回の訪問が急かすことにならなければよかったのですが・・・。お部屋は以前の6畳の和室から8畳の洋室へ変化しています。部屋の縦・横の長さが同じ、つまり正方形の部屋です。この点は、この日集まったfukuさん、私も共通です。正方形の部屋は定在波が大変とよく言われますが、克服策を見聞きするのもオフ会のよさでしょう。結局SP配置は以前と同じ45度交差法に落ち着いていました。
午前中の2時間ほどの滞在でしたが、ジャンルを跨いで聴かせていただきました。機器も同じ、SP配置も同様ということもあり、冒頭の和太鼓を聴いて、以前の高知の音との差は少なく感じました。マジコ V3が効いているのか、整った低音は健在でした。本田美奈子のアヴェ・マリアの浮遊感が心地よかったです。それでも、肝心の2Hさんの耳は慣らし運転中というところでしょう。高知の前は岡山だった2Hさん、オーディオにおける部屋の影響をさぞ実感されていることと思います。持ち家でオーディオ部屋固定の私には想像できないご苦労があるはずです。
この日は2Hさんのご両親もお宅に来られていてました。3世代水いらずのところ、お邪魔してすみませんでした。2Hさんの密閉型志向のルーツでもあるお父様に会えてよかったです。お昼はいくつか選択肢がありましたが、ご当地の徳島ラーメンとなりました。スープの濃い、薄いを問われたので、敢えて濃い方を希望したところ、春陽軒となりました。2Hさんも学生の頃から通われていたそうです。庶民的な雰囲気のお店でした。お肉たっぷりのガッツリしたラーメンに、お腹も大満足となりました。続いて第2ラウンドのfukuさんのお宅へ向かいます。
休みの調整が必要と伺っていましたので、fukuさんには少し早めに訪問を打診していました。何とか3連休の初日を確保することができました。システムは、8畳、正方形の和室に組まれていました。リスニングポジションを前方に出した、ニアフィールドリスニングです。リスナーの後方には、fukuさんの膨大なCD/SACDコレクションがぎっしり詰まっていました。何度も訪問されている2Hさんからは、終始センターポジションを譲っていただきました。こちらの部屋はマルチチャンネル、映像も兼用ですが、ピュア2チャンネルの再生だけでも時間が足りないくらいでした。
SPはウィルソン・オーディオのWATT3&PUPPY2です。オーディオショウで見る最近のウィルソンのSPは威圧感がありますが、こちらはコンパクトで部屋にも溶け込んでいます。スーパーツィータはONIX製です。配置は内振りです。
上流の機器です。SACDを沢山所有しているfukuさんにとって、メインのプレイヤーはクラッセのTHE OMEGA SACD PLAYERです。一方で、デジタルファイル再生へも取り組まれていて、導入されたのはソニーのハードディスクプレイヤーHAP-Z1ESです。アンプは、プリ、パワー共にチェロです。
アナログプレイヤーはノッティンガムの、Spacedeck HDです。再生する際に、fukuさんが手回しするのが面白かったです。カートリッジは国産のZYX R1000-COSMOS-X-Ltdです。
fukuさんのPhilewebの記事やレスから、クラシックにお強いイメージがありました。プログラムの大半がクラシックになると予想していたのですが、いい意味で外れました。ポピュラー、ジャズ含めていろいろと聴かせていただきました。クラシックのいわゆるメジャーレーベルの名盤はかかりませんでしたが、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと楽器の種類を変えていくなど、プログラム進行が楽しかったです。ハイドンのチェロ協奏曲は私の好きな楽曲ですが、Anne Gastinelは知りませんでした。とても躍動感ある音で、原曲にもマッチしているように思いました。早速、アマゾンで購入です。
アナログは懐かしい70、80年代のオンパレードとなりました。2Hさんが生まれる前の曲が多かったので、懐メロ気分に浸っていたのは私とfukuさんだけだったということになります。ZYXのカートリッジの個性なのか、アナログの音にキレがあります。演奏のキレとヴォーカルの温もりがいいコントラストになっていました。「謝肉祭」は一聴して、家との差が思い浮かんだのですが、よく考えてみると音源が自宅にはありません。歌詞の問題で長らく封印されていたと、fukuさんから解説がありました。ヒットしていた中学生以来の正しく懐メロだったわけです。70、80年代歌謡曲の四天王?だけでなく、
洋楽、邦楽、フュージョンの名曲も。EW&Fの「Fantasy」には聴き入ってしまいました。まだまだオフ会での八神純子シリーズも続いています。
アナログでタイムトリップした後は、再びデジタルへ。今回の選曲は私向けにかなり馴染みやすい曲を選んでいただきましたが、録音の良い珍しい?音源もいくつか紹介いただきました。2Hさんとはテーマを決めて濃いオフ会をやられているようです。
プログラムの最後は、ジャズヴォーカルでしっとりと。ここも珍しいSACD盤です。とてもすっきりとした、聴きやすい『エラ&ルイ』でした。fukuさん、まだまだ楽曲のネタを持たれているようでしたが、移動の兼ね合いで時間切れ終了となりました。
挨拶代わりの1曲目の男女混声のアカペラを聴いて、まず空間の広がりが素晴らしいと感じました。上下、左右に広がります。上下は音源側の個性だと思いましたが、左右はSPの特性、配置、その他諸々の工夫に拠るのでしょうね。しっかりとした内振りながら、音が外に広がり、部屋を満たす様子が不思議でした。ウィルソンやアヴァロンで語られる、姿を消すタイプのSPということでしょうか。クラシックが鳴ると何でも鳴る・・・のですねぇ。2Hさんからは完成度という言葉が出ました。本棚の古いオーディオ誌を見て、やはり長い年月を重ねての音だと思いました。
特急までの短い時間でしたが徳島駅前のとりけん、にて感想戦を行いました。2Hさんにテキパキと段取り、店探しをしていただき助かりました。徳島は地鶏が美味しいと土地だったのですね。中身の詰まった1日に感謝しつつ、串料理をいただきました。結局、私はビール2杯ほどで退席となりました。徳島からは「うずしお」「いしづち」と2本の特急をつないで伊予西条を目指しました。途中、高松では讃岐うどんで小腹を満たしました。実は、初めての香川入りです。やはり当地でいただく讃岐うどんは違う!と思いましたが、これは旅の高揚とアルコールの為だと思われます。
結局、翌日は天候が冴えず、石鎚ロープウェイの行き先はガスの中でした。予報では山頂は気温5度以下の雨でしたので、回避が懸命だと判断しました。この点は残念ですが、またの四国入りの口実を得たと切り替えました。この日は今治までローカル線で移動、しまなみ海道サイクリングに備えました。
淡路島経由の高速バスを使うと、関西方面から徳島へのアクセスは楽です。徳島は4月の剣山登山以来2度目になります。待ち合わせまで時間が少々あったので、伊予西条への特急券を買ったり、近くのアーケード街を歩いたりして調整しました。ハロウィンには早かったですが、街おこし的な仮装イベントが行われているようでした。10時にfukuさんに車で迎えに来ていただき、まずは2Hさん宅へ向かいました。
4月に2Hさんを訪ねて高知入りしてからもう半年になります。この間、2Hさんは徳島へ引越しされたわけですが、実は引越し直後の訪問となってしまいました。オーディオ機器を入れてからまだ10日しか経っていないそうです。今回の訪問が急かすことにならなければよかったのですが・・・。お部屋は以前の6畳の和室から8畳の洋室へ変化しています。部屋の縦・横の長さが同じ、つまり正方形の部屋です。この点は、この日集まったfukuさん、私も共通です。正方形の部屋は定在波が大変とよく言われますが、克服策を見聞きするのもオフ会のよさでしょう。結局SP配置は以前と同じ45度交差法に落ち着いていました。
午前中の2時間ほどの滞在でしたが、ジャンルを跨いで聴かせていただきました。機器も同じ、SP配置も同様ということもあり、冒頭の和太鼓を聴いて、以前の高知の音との差は少なく感じました。マジコ V3が効いているのか、整った低音は健在でした。本田美奈子のアヴェ・マリアの浮遊感が心地よかったです。それでも、肝心の2Hさんの耳は慣らし運転中というところでしょう。高知の前は岡山だった2Hさん、オーディオにおける部屋の影響をさぞ実感されていることと思います。持ち家でオーディオ部屋固定の私には想像できないご苦労があるはずです。
この日は2Hさんのご両親もお宅に来られていてました。3世代水いらずのところ、お邪魔してすみませんでした。2Hさんの密閉型志向のルーツでもあるお父様に会えてよかったです。お昼はいくつか選択肢がありましたが、ご当地の徳島ラーメンとなりました。スープの濃い、薄いを問われたので、敢えて濃い方を希望したところ、春陽軒となりました。2Hさんも学生の頃から通われていたそうです。庶民的な雰囲気のお店でした。お肉たっぷりのガッツリしたラーメンに、お腹も大満足となりました。続いて第2ラウンドのfukuさんのお宅へ向かいます。
休みの調整が必要と伺っていましたので、fukuさんには少し早めに訪問を打診していました。何とか3連休の初日を確保することができました。システムは、8畳、正方形の和室に組まれていました。リスニングポジションを前方に出した、ニアフィールドリスニングです。リスナーの後方には、fukuさんの膨大なCD/SACDコレクションがぎっしり詰まっていました。何度も訪問されている2Hさんからは、終始センターポジションを譲っていただきました。こちらの部屋はマルチチャンネル、映像も兼用ですが、ピュア2チャンネルの再生だけでも時間が足りないくらいでした。
SPはウィルソン・オーディオのWATT3&PUPPY2です。オーディオショウで見る最近のウィルソンのSPは威圧感がありますが、こちらはコンパクトで部屋にも溶け込んでいます。スーパーツィータはONIX製です。配置は内振りです。
上流の機器です。SACDを沢山所有しているfukuさんにとって、メインのプレイヤーはクラッセのTHE OMEGA SACD PLAYERです。一方で、デジタルファイル再生へも取り組まれていて、導入されたのはソニーのハードディスクプレイヤーHAP-Z1ESです。アンプは、プリ、パワー共にチェロです。
アナログプレイヤーはノッティンガムの、Spacedeck HDです。再生する際に、fukuさんが手回しするのが面白かったです。カートリッジは国産のZYX R1000-COSMOS-X-Ltdです。
fukuさんのPhilewebの記事やレスから、クラシックにお強いイメージがありました。プログラムの大半がクラシックになると予想していたのですが、いい意味で外れました。ポピュラー、ジャズ含めていろいろと聴かせていただきました。クラシックのいわゆるメジャーレーベルの名盤はかかりませんでしたが、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと楽器の種類を変えていくなど、プログラム進行が楽しかったです。ハイドンのチェロ協奏曲は私の好きな楽曲ですが、Anne Gastinelは知りませんでした。とても躍動感ある音で、原曲にもマッチしているように思いました。早速、アマゾンで購入です。
アナログは懐かしい70、80年代のオンパレードとなりました。2Hさんが生まれる前の曲が多かったので、懐メロ気分に浸っていたのは私とfukuさんだけだったということになります。ZYXのカートリッジの個性なのか、アナログの音にキレがあります。演奏のキレとヴォーカルの温もりがいいコントラストになっていました。「謝肉祭」は一聴して、家との差が思い浮かんだのですが、よく考えてみると音源が自宅にはありません。歌詞の問題で長らく封印されていたと、fukuさんから解説がありました。ヒットしていた中学生以来の正しく懐メロだったわけです。70、80年代歌謡曲の四天王?だけでなく、
洋楽、邦楽、フュージョンの名曲も。EW&Fの「Fantasy」には聴き入ってしまいました。まだまだオフ会での八神純子シリーズも続いています。
アナログでタイムトリップした後は、再びデジタルへ。今回の選曲は私向けにかなり馴染みやすい曲を選んでいただきましたが、録音の良い珍しい?音源もいくつか紹介いただきました。2Hさんとはテーマを決めて濃いオフ会をやられているようです。
プログラムの最後は、ジャズヴォーカルでしっとりと。ここも珍しいSACD盤です。とてもすっきりとした、聴きやすい『エラ&ルイ』でした。fukuさん、まだまだ楽曲のネタを持たれているようでしたが、移動の兼ね合いで時間切れ終了となりました。
挨拶代わりの1曲目の男女混声のアカペラを聴いて、まず空間の広がりが素晴らしいと感じました。上下、左右に広がります。上下は音源側の個性だと思いましたが、左右はSPの特性、配置、その他諸々の工夫に拠るのでしょうね。しっかりとした内振りながら、音が外に広がり、部屋を満たす様子が不思議でした。ウィルソンやアヴァロンで語られる、姿を消すタイプのSPということでしょうか。クラシックが鳴ると何でも鳴る・・・のですねぇ。2Hさんからは完成度という言葉が出ました。本棚の古いオーディオ誌を見て、やはり長い年月を重ねての音だと思いました。
特急までの短い時間でしたが徳島駅前のとりけん、にて感想戦を行いました。2Hさんにテキパキと段取り、店探しをしていただき助かりました。徳島は地鶏が美味しいと土地だったのですね。中身の詰まった1日に感謝しつつ、串料理をいただきました。結局、私はビール2杯ほどで退席となりました。徳島からは「うずしお」「いしづち」と2本の特急をつないで伊予西条を目指しました。途中、高松では讃岐うどんで小腹を満たしました。実は、初めての香川入りです。やはり当地でいただく讃岐うどんは違う!と思いましたが、これは旅の高揚とアルコールの為だと思われます。
結局、翌日は天候が冴えず、石鎚ロープウェイの行き先はガスの中でした。予報では山頂は気温5度以下の雨でしたので、回避が懸命だと判断しました。この点は残念ですが、またの四国入りの口実を得たと切り替えました。この日は今治までローカル線で移動、しまなみ海道サイクリングに備えました。
今回お聴きいただいたことが刺激になって、オフ会の後暫くゴソゴソしていました。右にあったコンセントも交換して、前段機器と、パワーを別コンセント、別タップから取れるようにしてみました。かなり音がほぐれ、これは明らかに良い変化だったようです。
少しずつSPも触り、ピークディップが減少、部屋の中を歩いてもほぼ音調が変わらないくらいにはなってきました。くしゃみをすれば「ビィィーン」と響く帯域はバッチリ残っているのですが、ほとんど気にならないのでひとまず目をつぶっています。右のクローゼットを少し開くと消えるのですが、空間が歪みます。悩みどころです。
全体には、11月に入った頃から漸く、ひたすら音楽を聴いて楽しめる程度にはなってきました。
最近の発見では、meister musicというマイナーなレーベルのディスクを一枚持っていたのですが、これが実はこだわりのワンポイント録音で、今再生すると凄かったです。まさに小さ目のホールで生演奏を聴いているような音場でした。ずっと、あまりぱっとしない録音という印象だったのですが……鳴らせていなかったことに反省です。
以上、近況でした。
本文にあるとおり、fukuさん宅でかかった曲は、僕が生まれる前のものもちらほらありましたね(^^;) 仮に10年後のオフ会であれば……、宇多田ヒカルなどが『ちょっと古いアーティストを聴いてみました』という対象になってくるのでしょうか。不思議な感じです。
さぬきのうどんは格別ですね! 全国どこでも、さぬき仕込、さぬきで修業、というような看板は見ますが、食べて納得したことは……(・・;)
全国飛び回っておられるようですが、体調など気を付けてお過ごしください。また四国にお寄りの際にはリベンジの機会をいただけましたら幸いです。
コメントが遅くなりましてすみません。
この1ヶ月もあっという間に過ぎてしまいました。徳島にお邪魔したのが私も随分と昔に感じます。
きっと2Hさんのことですから、1ヶ月の間に追い込まれたと思っていました。音楽に入れるようになったのはよかったですね。
meister musicは、デーンちゃんさんのところでも、チェロの安田謙一郎を聴かせていただきました。デーンちゃんさんも絶賛されていました。音に拘ったレーベルのようですね。
多感な時期に聴いた音楽は、ずっと残りますね。10年後になれば、2Hさんと同年代のオーディオファンも増えてくると思います。きっと、そこでは宇多田ヒカルとかミスチルとか、かかるんでしょうね。
お気遣いありがとうございます。これから寒くなりますが体調に気をつけて、オーディオ交流続けたいと思います。次の訪問時もよろしくお願いします。