珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Voyage MPD振り返り(LAN編)

2011-06-11 06:07:46 | オーディオ
Voyage MPD振り返り、2回目はLAN編です。オーディオ誌ではなかなか扱われないVoyage MPDですが、オーディオBASICの2011年春号に、フェーズテックのUSB-DDC基板UDIF7の記事があり、関連で紹介されていました。わずか1ページの記事でしたが、写真含めてインパクトがありました。たった2枚の基板(ALIXとUDIF7)と電源でPCオーディオが実現されている姿がありました。

記事の中で評論家の山本氏がLINNのDSのようなものと記されているように、NASのファイルを再生するコンセプトは両者共通です。再生する主体が集積回路かボードPCかの違いはありますが、本質的な差とは思えません。LINN DSが出てきたのは2008年です。変化の激しいデジタルファイル再生の世界では、もう随分昔とも言えます。この間DSをよりいい音で聴くための工夫が方々でなされたことでしょう。得られた知見はそっくりそのまま、Voyage MPDにおいて活かせます。

私はLINN DSのユーザーではなく、関連のサイトを見る機会は多くないですが、
 ヒロさんのサイト、hiroudio
 プロコフィエフ大好き
に、まとまった情報が記載されていて勉強になりました。きっとまだまだ、有益なサイトが存在することでしょう。

上記サイトを参考に、LANの構成を見直しています。手持ちの無線ルーターにはハブ機能があり、最初は下図のように組んでいました。取りあえずALIXやNASも全て無線ルーターにつないでいたわけです。この構成の場合、ALIXとNASの間に無線ルーターがあるのがどうも気になります。無線ルーターのLANポート数では、将来複数のNASをつなぐ際に不足するのも明らかです。


現在のLAN構成です。ポイントは専用のHUBを導入することで、ノートPC+無線ルーターをシステムから遠ざけたことです。無線ルーターとALIXの間は長いLANケーブル(途中にノイズフィルターも入れています)としました。これにより、ALIXまわりのLANはコンパクト化され、オーディオ用LANケーブル、USBケーブルともに短くできます。先の記事でフルテックの5mUSBケーブルが不要になったと書いたのはこのことです。LANポート数も8個に増え、将来的にNASを増やしても問題ないでしょう。


coregaのHUB CG-SW08TXHGです。


無線ルータとHUBの間に挿入した、エレコムのノイズフィルターLD-ADSLNF2です。


現在、デジタルファイル再生には、大きく1)ネットワークプレーヤー、2)USB-DACの二つの潮流があります。私の場合、これまでずっと2)の範疇でやってきたわけですが、Voyage MPDにより、片足を1)にも置いた状態になりました。Voyage MPDはちょうど二つの潮がぶつかる場所に位置しています。LAN構成からUSBまわりまで、PCオーディオのほぼ全般の事項が音に関わることになります。その分調整する要素は増えますが、それらを含めて、PCオーディオの楽しみと思っています。
コメント (2)
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