珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

横須賀のtranesheppさん宅を訪問

2024-07-06 11:58:24 | オフ会
6月の最終土曜日、横須賀のtranesheppさんを訪問してきました。ご一緒は、旧philewebのお仲間のニッキーさん、中年組の高倉健さんです。philewebコミュティは解散しましたが、皆さんそれぞれにSNS等を通じて、オーディオ交流を続けられています。今回は、ニッキーさんからお誘いをいただきました。交流の輪が広がることは大歓迎です。もっとも、この世界が狭いことも実感もします。tranesheppさんは、神奈川オーディオクラブの交流会に参加されことがあるようです。またLotus Rootsさん、ベルウッドさん、いたちょうさんも既にtranesheppさん宅を訪問済でした。

さて横須賀に行くのはいつ以来でしょう?灯台下暗しで、同じ神奈川県内ながら、なかなか訪れる機会がありません。コロナ禍の三浦アルプス登山で、横須賀海軍施設を見下ろしたのが3年前です。実際に横須賀の地を踏んだのは、神津島の天上山に登るために、久里浜からジェット船に乗って以来となります。となると8年ぶりです。時間経過の早さを実感します。最寄りの馬堀海岸駅で集合し、本場のインドカレーで昼食としました。大きなナンに驚きましたが、ほうれん草のルーが美味しく、むしろ、足りないくらいでした。

お宅についてから、まず1Fのリビングルームに通していただきました。tranesheppさんのメインシステムは2Fにあるのですが、少なくとも4つのシステムが1Fにありました。ビンテージSPを現代機器で鳴らすのは共通しているようです。あと目についたのは木製のラックです。機器とラックを一体化させ、一心同体化することで振動を抑えるような話でした。ラックはD.I.Y.です。1Fで耳慣らし兼ねて、いくつかのシステムを聴かせていただきましたが、相対的に音に柔らかさを感じた、タンノイのシステムが好みでした。


続いて2Fのメインシステムへ。天井は3m以上あり、戸建ての2階のシステムとしては、かなり広い部類に入ると思います。そして、本日の目玉であるエレクトロボイスのパトリシアン600です。これまでタンノイ、JBLのビンテージSPを聴く機会は何度もありましたが、エレクトロボイスは初めてかも知れません。1950年代の名機で、ウーハーの口径は46cm、4つのホーンが高域を担っています。元来、モノラル用で、コーナー置きだったようですが、低域のかぶりを嫌い、敢えて壁から離しています。


メインシステムでは、アナログを聴くのが基本とのことでした。EMTとガラードのプレイヤーを使い分けされていますが、この日はEMTメインで聴かせていただきました。実際、音を比べるとEMTの方が音に芯があるように感じられました。カートリッジの差も含んだ話だと思われます。EMTのプレイヤーも振動対策されているようでした。デジタルは、1F同様、ソウルノートのCDプレイヤーを使われています。この点では、ご同席のニッキーさんも同じですね。システム中、唯一の現代機でしょうか。


アンプ群です。プリアンプはマランツ#7です。ビンテージのアンプの中では、比較的目にすることが多い機種です。パワーアンプは知り合いのエンジニアの方に作っていただいた真空管のモノラルアンプを使われていました。出力管の入手に関する、ご苦労も伺いました。



実は2階の部屋にはもう1システムあります。本日6つ目のシステムです。SPがマッキントッシュXRT-18 、プリメインアンプとCDプレイヤーがJBLという珍しい組み合わせです。敢えて普通とは逆を行かれたことです。マッキントッシュの背の高いSPと言えば、横浜のMさんを思い出します。tranesheppさんは横浜のMさんとも交流があるそうです。昨年のレコードを聴く会の後の感想戦でtranesheppさんの話題が出ていたことを、思い出しました。


tranesheppさんはジャズがメイン、特にフリージャズを好まれるそうですが、この日フリージャズはさほどかからず、王道的なアルバムをかけていただきました。決して高価な盤ではありませんが、大変、鮮度感あふれるソニー・ロリンズ、アート・ペッパーを堪能しました。tranesheppさんはクラシックも聴かれます。ベートーヴェンの第9番には、様々な楽器が含まれている上、声も入っているので、リファレンスとして使っているそうです。フリッチャイ指揮のベルリンフィル、バリトンがフィッシャー=ディースカウの有名な演奏です。


まず全てのシステムに共通しているのは、比較的大きめの箱型SPを平行配置している点です。いわゆるSPを消すような音場形成では無いのですが、音楽が開放的に部屋に満ちるのが、素晴らしいですね。使われている機器から想像されるより、ずっと現代的な音の印象を持ちました。46cmのウーハーを聴く機会は滅多にありません。膨らむことなくよく制動されていたと思います。若干お酒も入っておりましたが、ソニー・ロリンズやアート・ペッパーの実在感に、圧倒される感じがありました。

途中、開いているコンセントを塞いだり、解放したりする実験がありました。それだけで音が曇ったり、晴れやかになったりする実演でした。このような細かい点の調整を積み重ねてきた上で、現在の音が成立しているのだと思います。ラックと機器の一体化、機器の5点支持など、独自の工夫されていますが、全て耳で取捨を判断という点で一貫しています。理系でしょうかと、伺ったところ文系しかも対極的な学部とことでした。対策に走らずに本質を攻める姿勢は、趣味のみならず仕事で培われたものかな、と想像しました。

「音は、最後は出来高」という明確なメッセージもありました。そう言い切れるほど、私は経験が足りてませんが、確かにそうだなと納得して、オフ終了となりました。近所の町中華で、奥様も交えて軽い二次会となりました。やっぱり中華にはビールが良く合います。歓談の後、散会となりました。このような機会をいただいたtranesheppさんご夫妻、紹介いただいたニッキーさん、ご同席いただいた中年組の高倉健さん、に感謝いたします。梅雨の晴れ間の、楽しい横須賀の午後となりました。
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Lotus Rootsさん宅訪問

2024-06-27 07:34:46 | オフ会
6月16日、私と同じくウィーンアコースティックスのSPをお使いのLotus Rootsさんのお宅にお邪魔してきました。今回のご同席はベルウッドさんでした。LotsuRoots邸訪問は2022年の10月以来ですから約1年半ぶりとなります。もっとも、Lotus Rootsさんとは普段、オフ会でご一緒させていただいており、あまり久しぶりの感じはしません。最寄り駅で待ち合わせて、タクシーでお宅まで移動しました。早速オーディオ部屋に通していただき、短辺に配置されたBeethoven Concert Grand との再会となりました。


Lotus Roosさんご愛用のBeethoven Concert Grand です。拙宅はその弟分のBeethoven Baby Grandを使用しています。こちらはウーハーが3発となります(拙宅は2発)。前回訪問時は、平行に置かれていましたが、今回はかなり明確に内振りにセッティングされていました。オフ会でいろいろと実験をやって、理想形を追求されれたようです。拙宅では久しく内振りをしていないこともあって、最初、耳が慣れるのに時間が要りました。その後は、しっかり音楽に入ることができました。


前回からの最も大きな変化点は、LINNのアナログプレイヤーLP12の導入でしょう。学生時代から使われてきたVICTORのQL-Y5 からの更新です。中古品を仕入れた後、お付き合いのあるショップで手直しされたとのことです。今後のLotus Rootsさんのアナログ熱が増すものと思われます。


Lotus Rootsさんのお宅でも、ウェルデルタによる振動対策が進んでいました。ラックのスパイク受けがシングルからダブルになっています。シングルとダブルでは、効果にかなりの差があるといった話もいただきました。ラック中の機器にもブロックで受けるタイプのウェルデルタが配置されていました。拙宅でも見る見るうちに増殖してしまいましたが、効果との天秤で仕方なし、といったところでしょうか。それでもあまりガツガツした外観になっていないのは、Lotus Rootsさんのセンスの良さですね(汗)。


Lotsu Rootsさんと言えば、まずは女性ヴォーカルというイメージがありますが、この日はクラシック多めで進行しました。ヴェロニカ・エーベルレという女性ヴァイオリニストは存じ上げませんでした。なかなか個性的なヴァイオリニストのようです。ラトル指揮のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を、途中まで聴かせていただきました。ベルウッドさんより、オフ会の最後の方でカデンツァのリクエストがありました。クラシックに疎い私でも、大胆さが分かる即興ぶりでした。


幸田浩子のカッチーニの「アヴェ・マリア」、オルフェウス室内管弦楽団のパッヘルベルの「カノン」と課題曲が続きました。ベルウッドさんのチェックも無事クリアしました(おそらく)。アーノンクール指揮のベートーヴェン「交響曲第4番」 は前回も聴かせていただきました。愛聴盤のようですね。


続いてアナログに移行し、LP12のお披露目となりました。GWの拙宅オフにも持ち込んでいただいた、ヒラリー・ハーン(イザイ 無伴奏ソナタ)、グレン・グールド(バッハ ゴールドベルク変奏曲)を聴かせていただきました。ヴァイオリンの柔らかさ、ピアノの鮮度感など、聴きどころがしっかり再生されていました。


ポップス、ジャズ系ではLotus Rootsさんのお好きな、女性ヴォーカルが続きます。カサンドラ・ウィルソンとシーネ・エイのこちらのアルバム、すっかりお馴染みになりました。ノラ・ジョーンズは『Come awy with me』のみ所有していますが、次に買うならこちらにしようと思いました。私は昭和歌謡路線で荒井由実、伊東ゆかり、石川ひとみを持ち込みました。「コバルト・アワー」は、確かにご指摘のように、ユーミンの声の位置が奥まった感じがありました。演奏のグルーヴ感は出ていたと思います。


トレインチャ・オーステルハウスはオランダの女性歌手です。アン・バートンもそうですが、Lotus Rootsさんは欧州系の女性シンガーがお好みのようですね。こちらはマイケル・ジャクソンへのトリビュートアルバム『NEVER CAN SAY GOODBYE』です。伴奏はウルグアイのギタリスト、レオナルド・アムエドです。リクエストした「Human Nature」は、音楽に包まれるような感覚がありました。ヴォーカルとアコースティック・ギターにずっと浸っていたい気分となり、事後ヤフオクで、入手した次第です。


普段、同じウィーンアコースティックスのSPを平行法で聴いているので、内ぶりの音に慣れる時間が必要でしたが、慣れてからは普通にオフ会モード、音楽鑑賞モードに入り楽しませていただきました。ウェルデルタの効果か、音に安定感があり、破綻の無さを感じました。以前、気にされていた低音の膨らみは全く気になりませんでした。低音の改善は、Lotus Rootsさんのお好きな、女性ヴォーカルの再生でも活きているように思います。LP12はまだ改良の余地があるようなので、そちらの進展も楽しみです。

オフ会終了後、最寄り駅に向かう途中にある、お洒落な和食系の飲み屋さんで感想戦を持ちました。お魚と日本酒が美味しかったです。Lotus Rootsさん、ベルウッドさん、楽しい半日をありがとうございました。
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苗場山

2024-06-17 07:27:11 | その他
6月8日~9日にかけて志賀高原、津南方面へ行ってきました。目的は、日本百名山の一つ、苗場山への登山です。苗場山は新潟県と長野県の県境に位置します。苗場はスキー場やユーミンのライブで有名ですが、登山家からも人気のある山です。登山歴は40年になりますが、なかなか登る機会がありませんでした。土曜日に志賀高原の笠ヶ岳に登り、新潟県の秋山郷のキャンプ施設で一泊、日曜日に苗場山に向かいました。天候はまずまずでした。今回は男女合わせて7名のメンバーです。

この地域は豪雪地帯です。もう少し雪が残っているかと思いましたが、かなり融けているようでした。何度か雪の残る沢を横切りました。2017年の同じ時期の雨飾山で、残雪に難儀したことが懐かしいです。


高度を上げるにつれ、周囲の山々が見えてきました。まず目を引いたのが妙高山と火打山です。こちらも雪はかなり減ったようです。この山を見ますと、上越のakahanamizukiさんを思い出します。


遠く北アルプスまで見通せました。その場で山の同定が出来なかったのですが、後で調べたら後立山連峰の山々でした。更にその奥に昨年登った立山が見えていたことも判明しました。


高度は低いものの、形の良い三角形の山が見えて気になっていました。こちらは2022年に登った米山(上越と柏崎の間)でした。後で納得しました。


苗場山登頂です。標高は意外に高くない2145mです。お隣の谷川岳もそうですが、標高の割りに雪が多いのがこの山域の特徴です。山頂でホットサンドをいただきました。調理道具を持ち上げたメンバーに感謝です。


苗場山の山頂付近は平らな湿地帯となっていて、池塘 が散在します。自然保護のために、尾瀬のような木道が整備されています。


苗場山は花の百名山としても知られています。ルートの至るところに高山植物、山野草がありました。花の名前と顔付きが一致するという点では、女性陣の方が圧倒的に勝りました。


念願の苗場山に登り、いいリフレッシュとなりました。皆さん、企画、運営ありがとうございました。
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ハンコックさん宅でのオフ会

2024-06-12 07:38:42 | オフ会
6月に入って最初の日曜日、ハンコックさんのお宅でのオフ会に参加してきました。ご同席は、チューバホーンさん、Oさんです。ハンコックさんが、JBLのスピーカーユニット、エンクロージャーを別々に購入され、組み上げたことは、知っていました。今回、そのお披露目となりました。もう一つの企画が、振動対策の実験です。ブログでは詳細を割愛しますが、やはり振動対策はとても大事だということを、耳で確認することとなりました。なかなか盛りだくさんのオフ会で、5時間あっという間に過ぎました。

ハンコックさんが導入されたのはD-130というJBLの38cmコーン型のユニットです。縦置きのエンクロージャーに収め、フルレンジ一発で使用されています。SPの名称はC36 Viscount になるそうです。いくつかのオフ会で、出音に触れてハンコックさんの気持ちが動かされたことが動機のようです。ハンコックさんの主戦場はジャズでアナログ中心です。十分にあり得る選択肢ですが、前半に聴いたウィルソンのwatt+puppy も、素晴らしい鳴りっぷりでしたので、使い分けは悩ましいとも思いました。新SPは超ニアフィールドで聴かせていただきました。


この日はデジタル中心でした。今回、新たにSDカードプレイヤーが導入されていました(シルバーの筐体)。このプレイヤーはHDMIケーブル経由でI2S信号を出せます。I2S信号はOさん製作のDACの入力となります。SDカードによる再生では、まずBOさんのセカンドシステムが思い出されます。スイートサウンドさんも使用されていました。PCよりシンプルでネットワークも不要です。理屈の上では良さそうですし、I2S直出しは魅力です。音源検索や音源管理の操作性に目をつむれば十分あり、ということかと思います。


振動対策の実験では、ひたすら課題曲3曲を、繰り返し聴きました。その後は、ウィルソン、JBLそれぞれで、CD音源を中心に聴かせていただきました。女性ジャズシンガーの作品が、多かったでしょうか?ハンコックさんと言えばジャズのアナログ盤のイメージがありますが、音の良いCDを結構お持ちです。国内盤も多いので音源探しの参考にしています。ドリス・デイの「枯れ葉」いいですね。早速、ヤフオクで同じ作品『Day by day』を購入してしまいました。ローズマリー・クルーニー、綾戸智恵と続きました。


カーティス・フラーの『Blusette』、ジョー・スタッフォードの『JO+JAZZ』といった名盤も国内盤でした。キース・ジャレットの『STANDARDS LIVE』はOさんの、荒井由実の『ひこうき雲』はチューバホーンさんの持ち込みです。私は直近、購入した和田アキ子のベスト盤から「古い日記」をお願いしました。


watt+pappyからC36に替わると、精緻さは後退するものの、音に暖かさ、懐かしさが出てきます。SPの能率がいいからなのか、とても軽快で気持ちの良い音だと思いました。ビンテージSPにファーストワットのアンプの組み合わせはチューバホーンさん宅も同様です。C36の位置調整により、音の力みがとれ、あとは音楽を聴くのみの状況となりました。部屋の大きさは随分と異なりますが、チューバホーンさんの音が思い出されました。ウィルソンもいい音で鳴ってましたので、両立が楽しみですね。

終了後、ご近所の鉄板焼きやさん「みらく」で感想戦を持ちました。中身の詰まったオフ会の振り返りと、諸々の話で盛り上がりました。ハンコックさん、新SPシステムのお披露目とオーディオ実験企画の場を提供いただき、ありがとうございました。チューバホーンさん、Oさん、楽しい時間を共有いただき、ありがとうございました。
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いたちょうさん、ニッキーさんを迎えて

2024-06-02 07:30:43 | オフ会
6月25日の土曜日、いたちょうさんとニッキーさんにお越しいただき、オフ会を行いました。いたちょうさんは、昨年2月以来1年3ヶ月ぶり、ニッキーさんはコロナ禍前の2017年以来ですので、実に7年ぶりのご来訪です。ニッキーさんがお越しになられた際は、プリアンプ導入前でした。その後、PCとDACが変わっていますし、バベルやウェルデルタによる振動対策、python player導入がありました。SPの配置やルームチューニングはほとんど変わってませんが、出音は随分変わったのではないかと想像します。


ゲストが2名の際は、私は左SPの前方に座ります。そこからシステムを眺めるとこんな感じになります。右奥のタチカワブラインドのアコウォールは、導入して12年が経過しました。音楽を聴く際には、若干隙間を残して閉めます。SP後方のヤマハの音調パネルも、すっかり定着しました。こちらも同じ時期に導入しています。いずれも干支が一回りしたわけでうすが、音調パネルの向きを調整したくらいで、使い方は変わっていません。普段は存在を忘れるくらいです。それだけ満足しているのかも知れません。


長津田駅でお二人をピックアップして、早速、オーディオ部屋に入っていただきました。まず最大の関心事項と思われるバベルを紹介しました。パワーアンプの揺れ方、設置の様子等を見ていただきました。イメージより高くない(薄い)という話もでました。前回、いたちょうさんが来られた時はN100は導入されていませんでしたので、MFPCの最新の状況も説明しました。GWオフで仮導入したATX電源(PCおよび外付けHDDへ電源供給)、外付けHDDは、正式にラインナップに加わりました。ノイズレベルが一段下がった印象があります。

デジタルを中心に聴いていただき、アナログで締める流れとしました。いたちょうさんとニッキーさんの世代は異なるので、選曲は考えどころでした。昭和歌謡に振るとニッキーさんに申し訳ないので、今回は敢えて洋楽から入ってみました。皆さん、オフ会も多数こなされていますし、ジャンルを問わず様々な音楽を耳にされています。こちらの杞憂だったようです。どんな選曲しても、音楽とサウンドを楽しんでいただけたようでした。もっとも「神田川」だけは、別世界だと、ニッキーさんより線引きされてしまいました(汗)。


サウンド面は、大きな変化があったようです。特に、昨年お越しのいたちょうさんがそのように感じられたので、バベルとMFPCの最新版が効いていたのではないかと思います。ニッキーさんは7年前との比較というより、純粋に今の音を聴く感覚だったかも知れません。この日、よく出たキーワードがありました。「音離れ」と「音の伸び」です。いずれも音楽をより楽しくする要素だと思います。何度かKYLIN(キリン)さんの音、という話が出ました。実は先日のkanataさんからも同様のコメントをいただいており、光栄です。

リンダ・ロンシュタット「What's New?」、ユーミンの「Corvett 1954 」は、デジタルとアナログで聴き比べました。差は少なかったようですが、アナログには何かホッできる部分があったそうです。カートリッジの「しっとり感」にも話が及びました。拙宅の場合、カートリッジはフェーズメーションPP-300一択です。こちらも使い始めて一回りが過ぎました。普段、他のカートリッジと比較する機会がないのですが、PP-300には「しっとり感」があるとのことでした。昭和歌謡の再生には向いているといそうですね。

オフ会終了後、青葉台の中華料理店「一品香」にて感想戦を持ちました。昼の振り返り、Philewebメンバーのその後、7月末のオーディオショウとその夜、といった話題で、楽しかったです。いたちょうさん、ニッキーさん、ありがとうぎざいました。
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