珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

神津島の天上山

2016-05-07 13:27:00 | その他
GW前の最後の土日、大学時代の山仲間5名(うち1名は社会人になってからのお仲間)で伊豆諸島、神津島の天上山に登ってきました。天上山は勿論、神津島も、そして何より伊豆諸島も、実は今回が初めてでした。丹沢から遠く伊豆大島を眺めたことはありますが、更にその南方の島々となると、その遠さを実感する機会がありませんでした。天上山は神津島の最高峰で標高約572m。決して高い山ではありませんが、何しろ海から一気に高度を上げるので、ダイナミックな山行を楽しめます。美味しい海産物や焼酎、アシタバ、お寿司と共に、少々早い夏の気分を味わってきました。

山派としては海のレジャーは遠くなりがちです。久里浜港に来るのは何年振りでしょう?同じ神奈川内でも三浦半島は近くて遠い地域です。浜金谷行きの大型客船が出航した後、我々は小ぶりのジェット船で神津島へ向かいました。さすがジェット船です。スピードが速く、揺れも少ないのですが、デッキに出て大海原を眺めることができないのが残念です。


大島、利島、新島、式根島などをつないで、久里浜から3時間以上かかったでしょうか?ようやく終着の神津島が見えてきました。この日登る、天上山の崩荒々しい崩落跡が海に迫ります。天候の関係でメインの前浜港ではなく東側の三浦港へ入港しました。港では旅館のご主人に迎えていただき、人家の多い前浜方面へ移動しました。


宿で着替えて、さっそく登りです。登山口までも、ご主人に送っていただきました。登山道自体はとても整備されています。天上山は、関東百名山に入る立派な山です。


登山口から見上げる頂上方面です。背の高い樹木が少なく、これだけ見ればアルプスのような光景です。離島という特殊な環境によるのでしょう。


高度を上げると眼下に港や海が展開します。海に近い山の魅力はやはりこれです。3月から麻耶山、鷲羽山、そして天上山と海を眺めるシリーズが続きました。いずれも天気に恵まれました。


天上山の上部は平たい楽園みたいになっていました。この楽園が売りなのか、女性限定の大パーティーとすれ違いました。山ガール向けのツアーかと思います。


しばらくのアップダウンの後、ようやく到着した天上山山頂です。360度の視界を楽しみました。


背景に新島が見えています。新島で降りる多くのジェット船客は、サーフィンや釣りを目的にしているようでした。新島には昔から若者の島といったイメージがありますね。


ズームで覗いた神津島の前浜集落です。この日泊まった宿を始め、学校、港、商店、お土産やさん等が集中しています。滞在中、いわゆるコンビニは見かけなかったような・・・。


天上山上部のハイキングコース脇のツツジです。通常のツツジではなくオオシマツツジという品種だそうです。途中、表砂漠、裏砂漠と呼ばれる砂地があり、その脇に咲いていました。


山上の楽園を一通り散策した後は、一気に集落へと下りました。随分と陽が長くなりましたね。この後、海抜ゼロメートルまで下って、軽く缶ビールで乾杯しました。


旅館の夕食で頼んだ麦焼酎です。樽の香りのする、まろやかな焼酎でした。ロックが向いています。これに海の幸やアシタバなど、神津島ならではの食材を活かした料理を楽しみました。皆さん、会社生活では第4コーナーをまわったところでしょうか。昔話や近況話の花が咲きました。


翌日は曇りでしたので、天上山よりぐっと低い秩父山に登りました。三浦港の眺めが良く、お隣の三宅島も見えました。アシタバがあちらこちらに自生していました。葉を摘んでも明日には芽が生えること、がその名の由来だそうです。お土産にアシタバ茶を調達しました。


何時も企画に乗っかる立場ですが、毎回、まだ見ぬ、まだ知らぬ、素敵な山を紹介いただけるので助かっています。これで三つ続いた海を眺める山シリーズは一区切りです。この後は、K&Kさんご夫妻との西丹沢、そしてリベンジの石鎚山(予定)と続きます。
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