9月30日から10月1日にかけて、久しぶりに岡山の音会に参加してきました。金曜日の大阪出張が前から決まっていたこともあり、スイートサウンドさんに打診しておりました。その後、ベルウッドさんも参加されることとなりました。EDさんのご都合がつかなくなりましたが、スイートサウンドさん、Helicatsさん、とりさんのお宅にお邪魔させていただきました。前回訪問はコロナ禍前の2019年でした。ちょうどラグビーのW杯が盛り上がった時期で、ジャスト4年ぶりです。アットホームな雰囲気の音会、相変わらず楽しかったです。
前泊の姫路からひかり号で岡山入りしました。まだ残暑の岡山でしたが、晴れの国らしい、晴天下でのスタートとなりました。待ち合わせ場所には、既にHelicatsさん、ベルウッドさんがお越しでした。早速、Helicatsさんの車で、スイートサウンドさんのお宅に向かいました。
スイートサウンドさん、EDさんのお宅をハシゴする予定でしたが、スイートサウンドさん宅のみ、となりました。というわけで、初日はゆったりとしたペースで、音、食を楽しむ1日となりました。スイートサウンドさんのお宅訪問は何回目になるでしょう?初回訪問から、早9年が経過しました。すっかり見慣れた空間ですが、システムは大きく変化しました。それでもサウンドの個性は一貫されているようにも思います。昨年、ついに、貴重なウィーンアコースティックのSP仲間にもなりました。
正十二面体キャビネットを含む3WAYスピーカーは健在でした。前回訪問段階で、既にユニットはスキャンスピークで統一されていましたが、ユニットのグレードアップがあった模様です。
デジタルの送り出しは、大きく変化していました。上流にSPEC社のDiretta USB Bridge が導入されていました。拙宅も同じコンセプトで、軽量のLattePandaで組んでいますが、こちらはしっかりとした筐体です。LANケーブルで信号を受け、USBでDACへ送ります。
デジタルシステムの中核、ご自作のDACです。音会のメンバーは自作派が多く、この音会は自作DAC披露会の側面もあります。前回はES9038 Proを使ったDACでしたが、今回はROHM社のDACチップを使ったDACに更新されていました。奥の小さい筐体は中国製のSDカードプレイヤーです。
DAC以降の機器は、縦型のラックに納められています。スイートサウンドさんは、いわゆるマルチアンプ派で、SPの3ユニットを個別のアンプで駆動します。クロスさせる周波数やボリュームの設定の自由度があります。メーカーによる完成品をそのまま使っている当方からは、想像できない難しさもありそうです。
会の途中で、2階にあるセカンドシステムを聴かせていただきました。ウィーンアコースティックのSPを訪問先で聴ける機会は、なかなかありません。拙宅と同じBeethoven Baby GrandですがSymphony Edition というバージョンアップ機です。将来的には別棟の和室への移設を構想中とのことでした。
セカンドシステムもメインシステム同様に、ネットワーク経由で音源を選んで再生できます。こちらでもROHM社のDACチップを使ったDACを導入されています。この日のアンプはヤマハではなく、ご自作でした。システムが異なっても目指す音は共通という姿勢は、以前から変わっていないご様子でした。
お昼はご近所の焼き肉店「はちや」です。こちらの本店、岡山駅近くの2号店いずれも音会で訪れたことがあります。岡山の音会に欠かせない味、とでも言えましょうか。精肉店が選ぶおかやま和牛を、今回はカルビでいただきました。柔らかい和牛には、やはりごはんがぴったりです。
午後も聴かせていただきました。私はさほど気にならなかったのですが、ユニット間のつながりが話題となりました。人によって聴き方が違う(正解が違う)ので、難しい話だと思いました。その後、私やベルウッドさんの持ち込み音源、さらにはアナログレコードを聴かせていただき、音会初日のメインパートを終えました。
オフ会後、やはり近所の「Peach Farmer's Village」にて、お茶しました。ここは桃農家が経営する複合施設で、桃、葡萄、マスカットを使用したスイーツを楽しめます。私は桃のスムージーを選びました。桃の収穫期は終わり、ハウスの中ではマスカット出荷を待つような状況でした。
4年ぶりにスイートサウンドさんの音を聴かせていただきました。2つのシステムは片やマルチチャンネル、片やメーカー品と、アプローチは異なりますが、目指しているサウンドは共通のように感じました。2014年に聴かせていただいた、空間表現やヴォーカルのニュアンスを重視したサウンドです。今回、初めてROHMのチップを使った自作DACを聴かせていただきましたが、違和感なくシステムに馴染んでいるようでした。比較で聴いたSDカード再生は、細かい音までしっかり出ていて感心しました。
音会ではメインシステムにおけるユニット間のつながりが議論?の中心になりましたが、私自身はそういったところを聴いていないのかも、と思いました。マルチアンプやSPネットワーク回路に無頓着にオーディオをやってきたからでしょうか。音会参加者のご経験、立ち位置もそれぞれ異なります。聴きどころの違いは、今回の音会で感じたオーディオの面白さです。マルチアンプをメインとしつつも、ウィーンアコースティックのSPを導入されたスイートサウンドさん。今後の音作りに注目しています。
カフェを後にしてからは、吉備津彦神社を参拝して、岡山駅での感想戦となりました。会場は映画館の改修した居酒屋「Ryoutei」です。普段、接する機会の少ない岡山の地酒をいただきながら、初日を振り返りました。スイートサウンドさん、参加者の皆さん、ありがとうございました。音会2日目に続きます。
昨年、導入したウイーンアコースティックとの比較から、1Fのスピーカーのアップグレードに迫られましたが、結果的に以前よりは、スムーズな音楽を楽しんで頂けたものと思います。
なお、2Fのアンプは、1Fと同様自作機器で、ヤマハのアンプは、接続していませんでした。音的には、少しマイルドになります。
また、機会があれば、お立ち寄りください。
スイートサウンドさん宅では、メインのSPユニットが大きく変わり、ウイーンアコースティックも導入され、DACも最新チップになっていて聴きどころが多くて楽しまれたようでよかったです。
拙宅では、ORTOFONカートリッジの聴き比べを用意していたのですが、実現できなくなってしまい残念です。
しばらくはこの比較環境を残して置きますので、またこちら方面へ来られる機会がありましたら、是非声を掛けてください。
よろしくお願いします
音会の企画、仕切りと2日間お疲れ様でした。お陰様で楽しい岡山訪問となりました。
2つのシステムを切磋琢磨できる環境は、なかなかお目にかかれません。メインシステムのポテンシャルは高いですし、新部屋でのウィーンアコースティックとの更なる切磋琢磨も、楽しみですね。アンプの件、記載修正しておきました(汗)。
引き続きの、交流よろしくお願いします。
久しぶりにATCの音を聴けると期待していましたが、ご状況を伺い、止む無しと思いました。
最近はデジタル2、アナログ1くらいの割合で聴いております。カートリッジも関心あるアイテムの一つで、カートリッジ聴き比べはそそられる企画です。一段と進化したEDさんのサウンドを、また聴ける日を楽しみにしています。
引き続き、よろしくお願いします。