写真は今年の梨の花 三室山と竜田川の近くで
連休が終わる。
今日は事務的雑用が多く、バタバタとしていた。
中学の頃に読んだ漱石の『心』を小一時間読んでいたが、如何にもこうにもプラトンが読みたい。
ところが数個の雑用が重なり、家を開けることができない。
困り果てていたら、家人が図書館に出向いてくれた。
ありがた〜や〜。
雑用が多く、空は晴れ渡っていたので、布団をほし、秋冬用洋服を大量に洗濯する。
暖かなシーツも洗濯。
今日は洗濯機がフル回転であった。
布団ばかりか、かなりの枚数のイランのカーペットも干していたので、サァ大変。
絨毯は埃っぽくなるので少なくとも週に二、三度は天日干しをし、ワイパーをかけ、掃除機をかけるのだが、これだけ掃除をしていても、埃はどこからか舞い込んでくる。
まるで、安部公房の『砂の女』を思い浮かべる。
絨毯は重く、枚数が多すぎるので、これも家人に手伝ってもらっている。
最近の強風と雨で、ガレージや表玄関に花や葉が舞い込んでいた。
丹念に掃き掃除をし、表のわずがな雑草も抜き、道の真ん中までの誇りとゴミを取り去ると、大層な運動量になっていたらしい。
今日もこれといって運動もせず、一歩も外出してない安直な生活を送っていたが、歩数は7000歩を超えていた。
家事だけでこの程度なら、まぁまぁ主婦として許せる範囲に動いているのではないかと、自分を弁護する。
繰り返すが、連休が終わった。
今日はとりあえず漱石を少し読んだ。
実は十代前半に数作品ほど読んだ漱石だが、書生に対する態度の横柄さで漱石と離れたという経緯がある。
そのコンプレックスを恥じ入り、一、二年前に、オレンジのおきまりの漱石全集全巻を買い揃えた。
ところがどっこい、書棚に置き去り。
不思議なことに家人が漱石を没頭して読んでいた。
漱石に対する感情は、私の思い違いではないだろうか?
そんな不安な気持ちがよぎり、全集を揃えたという心苦しさも手伝って、少しづつ読み始めようかと思い始めた。
哲学や神話でも遊びたい。
博物館の代わりに古典(『枕草子』『黄表紙』『年中行事絵巻)』も再開したい。
録画で、芝居も見たい。
幸いにして、最近では、庭で読書ということも多く、長い時では庭に数時間いることも多い。
今は小手毬とレンギョが狂い咲き。
ガーデンテーブルで青空や曇り空が見え、雨に日は雨音を感じ風を感じ、鳥のささやきや虫の羽音に触れながら読書は私の至福のひと時である。
庭の端っこにイラン人のように絨毯を敷き、そこでは犬っころが寝そべる。
犬っころの横で家人も戯れる。
銅色の床几の上に座布団を枕がわりに引き、傘で直射日光を遮り、寝転んで本を読む。
大きな石に背中を委ね、背を伸ばす。
少し小さな石は椅子がわり。
足を乗せ、明日を伸ばし、運動さえも楽しめる。
コロナになって、庭を満喫する癖がついた。
コロナのこの時期に何かを極めたい。
古典は写本や版本で少しは楽しめたので、哲学あたりで遊んでみよう。
とりあえず、明日から心機一転巻き直し。
時間の配分を考え、一日割いて、最低読書に六時間ほどは確保したい。
そして思い切り今日いう日を楽しみ、満足の行く時間をつなぎ合わせていきたい。
本日も乱鳥の戯れにお付き合い下さいましてありがとうございます。
皆様がお健やかで満足のいくお時間を過ごされますように^^
楽しいお時間をお過ごし下さいませ!