乱鳥の書きなぐり

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アラン【Alain】『幸福論』1 (言葉memo ストア派とは / デカルトについて)

2021-05-02 | 哲学

万葉植物園 5月 こどもの日 伎楽

 

 

 アラン【Alain】『幸福論』1 (言葉memo ストア派とは / デカルトについて)

 

 

アラン『幸福論』P.27 memo

ストア派

 前にも調べたが、ストア派(ストアは、希: Στωικισμός、英: Stoicism、ストイシズム)とは

 ヘレニズム哲学の一学派

 紀元前3世紀初めの古代ギリシャ

 ゼノンによって始められた。

 自らに降りかかる苦難などの運命をいかに克服してゆくかを説く哲学を提唱した。

 例えば、知者すなわち「道徳的・知的に完全」な人は、判断の誤りから生まれる破壊的な衝動などに苛まされることはない、と説いている

 

ストア派 

「哲学は人間が自分の外部にある全てのものを手に入れることを保証しないが、代わりにその適切な主題の中に眠っているものを手に入れるであろう。大工の使う素材は木材や彫刻用青銅であるから、生き方の素材は各人の生である。」

 

アラン『幸福論』P.27 memo

デカルト

 ルネ・デカルト(仏: René Descartes、1596年3月31日 - 1650年2月11日)

 フランス生まれの哲学者、数学者。

 合理主義哲学の祖であり、近世哲学の祖として知られる。

デカルト

 考える主体としての自己(精神)とその存在を定式化した「我思う、ゆえに我あり」は哲学史上で最も有名な命題の一つである。

 そしてこの命題は、当時の保守的思想であったスコラ哲学の教えであるところの「信仰」による真理の獲得ではなく、人間の持つ「自然の光(理性)」を用いて真理を探求していこうとする近代哲学の出発点を簡潔に表現している。

 デカルトが「近代哲学の父」と称される所以である。

 ただし、デカルトはそのすべてを信仰も根ざして考えており、著書『方法序説』においても神の存在証明を哲学的にしようと試みてさえいる。

 初めて哲学書として出版した著作『方法序説』(1637年)において、冒頭が「良識 (bon sens) はこの世で最も公平に配分されているものである」という文で始まるため、思想の領域における人権宣言にも比される。

 また、当時学術的な論文はラテン語で書かれるのが通例であった中で、デカルトは『方法序説』を母語であるフランス語で書いた。

 その後のフランス文学が「明晰かつ判明」を指標とするようになったのは、デカルトの影響が大きい、ともいわれる。

 レナトゥス・カルテシウス (Renatus Cartesius) というラテン語名から、デカルト主義者はカルテジアン(仏: Cartésien ; 英: Cartesian)と呼ばれる。

 その他、デカルト座標系(仏: système de coordonnées cartésiennes ; 英: Cartesian coordinate system)のようにデカルトの名がついたものにもカルテジアンという表現が用いられる。

 

我思う、ゆえに我あり(デカルト)

 近代哲学の父と呼ばれる哲学者ルネ・デカルト(1596~1650) 著書「方法序説」

「我思う、ゆえに我あり」は、哲学史上有名な言葉の一つ。

 絶対的な真理を求めて全てを徹底的に疑った(これを方法的懐疑と呼ぶ)。


 疑わしいものを全て疑って、どんなに疑っても疑えないものが残るなら、それは真理と言えるのではないかと言う理論。

 そうして、少しでも疑いのあるものを排除していったところ、今現在そのように疑っている自分の思考だけは排除できなかった。

 つまり、その思考をしている自分だけは確かに存在するといった考え方。

「自分はなぜここにあるのか」と考える事自体、自分が存在する証明である。

 それをデカルトは、「我思う、ゆえに我あり」と言った。

 

合理主義哲学

 合理主義哲学(ごうりしゅぎてつがく、英: Rationalism)は、17-18世紀の近代哲学・認識論における一派。

 大陸合理主義(英: Continental Rationalism)、大陸合理論とも呼ばれる。

 

   アラン『幸福論』

   岩波文庫

   1998

   アラン  (著), Alain (原著)

   神谷 幹夫 (翻訳)

 

 

アラン【Alain】『幸福論』1 (言葉memo ストア派とは / デカルトについて)

アラン【Alain】『幸福論』2 (言葉memo モーリス・バレス / ヴォルテール / ルネ・デカルト / ピュロス)

アラン【Alain】『幸福論』3 (言葉memo プラトン 大草原の中ででは、「プラトンにはおとぎ話がいくつかある。」から、始まっている。)

アラン【Alain】『幸福論』4 (言葉memo デカルト「我思う、ゆえに我あり」 / スピノザ「汎神論(はんしんろん)」)

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アラン『定義集』 読了 12「解説」の中で、「アランは原稿を修正しない話」と、「犬・人間の話」が印象深かった。

2021-05-02 | 哲学

「ハープ」 イラン モザイク

 

 

 

アラン『定義集』読了 12「解説」の中で、「アランは原稿を修正しない話」と、「犬・人間の話」が印象深かった。

 

 アラン『定義集』読了

 アラン『定義集』  「解説」P.183-193

「解説」の中で、「アランは原稿を修正しない話、修正するくらいなら、書き直す」と、「犬はこれこれしかじかであるが、人はしかじかを認めようとしない。人間は戦争 云々の話」が印象深かった。

 長くなりますので、今回は省略させていただきます。

  モーリス・サヴァン刊行

  神谷幹夫  翻訳

  岩波文庫 

  青656-4 

アラン『定義集』1 (フランス国立図書館にある木箱の中に、アランの手稿の264枚のカードがある 訳者覚書より)

アラン『定義集』2 (言表の単純な厳密さによって静謐な徳、イデオロギーとは無関係の、論争では得られない徳、即ち全ての真の省察の原型であり、源泉である徳を、獲得している。)

アラン『定義集』3 (アランはいう、…哲学者が目指しているものは、自然的で自分に嘘をつかないものだけを感じ取ることである。哲学者の欠点は、避難する傾向が強いこと、そして懐疑を解くことを好むことだ。)

アラン『定義集』4  「文明 civilisation」(他のところではよく吟味もされず、特に驚きもなく受け入れられている実践を、不可能にする。例えば、奴隷制、子どもの去勢、拷問、魔法使いの処刑。)

アラン『定義集』5  「平等 égalité」(平等は一つの法的支配の状況であって、窃盗、権力の濫用、侮辱などの不平等の結果を裁かなければならない時、力の比較を排除するもの)

アラン『定義集』6  「エゴイズム égoisme」(身体の境目と結びついた思考であり、快楽を選び量るように、苦しみや病気の予見を遠ざけることに専念した思考)

アラン『定義集』7  「寓話 Fable」(人の心を傷つけないで、ちょっと厳しい真理を理解させようとする、素朴な形式の説話)

アラン『定義集』8  「論理 logique」  説明(経験論/ アリストテレス/ 論理学/ デカルト/ カント/ 超越論的論理/ ベーコンとは?)

アラン『定義集』9  「哲学 philosophie」(ほとんど全ての善が、またほとんど全ての欲望が空しいと考えることによって、失望や屈辱に対して自らに警戒をうながす魂の按排である。)

アラン『定義集』10 「プラトン主義 platonisme」(肉体の美しさは魂の完全さのしるしでしかないと考える、愛の一つの性格。そのような魂の完全さこそ、重大な関心事だと主張する。)

アラン『定義集』11 「真摯(しんし)Sincèrite」(もっとも曖昧な言葉の一つ。真摯というのは、もっと思惟を必要とするものだし、何よりもまず、もっと確実さを必要とする。)

アラン『定義集』 読了 12「解説」の中で、「アランは原稿を修正しない話」と、「犬・人間の話」が印象深かった。

 

 

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