乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱   乱鳥混乱 気がつけば、乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱が多いことに気づく。

2018-10-24 | ことのは

 気がつけば、乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱が多いことに気づく。

 だいたいはわかる。感覚ではわかる。

 間違って使ってないとも思う。

 だが、その実、しっかりと内容を把握せず、日常的に使っている言葉。

 そういった言葉に気づいた時点で、これからも取り上げていこうと思う。



 「引歌」と「本歌取り」    乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 1
 「影印」と「印影」、「影印本」(景印本、影印)と「覆刻本」   乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 2
  丈(じょう )と 丈(たけ) 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 3



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丈(じょう)と 丈(たけ)    乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 3

2018-10-24 | ことのは




 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 3


      丈(じょう)と 丈(たけ)


  丈(じょう


 丈(じょう)
 一( 名 )
  ① 尺貫法の長さの単位。一〇尺。1891年(明治24)100メートルを三三丈と定めた。
  ② 長さ。たけ。丈尺。
  ③ 「杖じよう② 」に同じ。
 二( 接尾 )
  ① 芸人の名前に付けて、敬意を表す。 「尾上菊五郎-」
  ② 近世、男性の名前に付けて、敬意を表す。 「武兵衛-/浄瑠璃・潤色江戸紫」

  (デジタル大辞典)


 例として
 身丈(たけ)が大きく見える仁左衛門丈(じょう)の演技は素晴らしい。
 藤十郎丈(じょう)にはいつまでもお元気でいていただきたい。
 市川右團次丈(じょう)のご子息の右近ちゃん(タケルちゃん)の演技は、子供の域を超えている。


 余談ですが、ただいまものすご〜〜〜く好きな歌舞伎役者さんは上のお三方でございまする。



 丈(じょう)
 丈(じょう)は、中国や日本の伝統的な長さの単位である。1丈は10尺と定義されている。
 日本では明治時代の尺貫法で1尺=(10/33)メートル (= 約0.303 030 m = 303.030 mm)と定義された[2]ので、1丈は約3.0303メートル = 3030.3 mmである。
 尺貫法は現在は廃止されており、取引・証明に使用することはできない。
 中国の市制では1尺(市尺)=(1/3)メートルなので、1丈(市丈)は約3.333メートルである。

 中国
 丈は古代中国に由来する。「丈」は元々は成人男性の身長を基準とした身体尺であったと考えられる(「丈夫」は元々は身長1丈の男の意で、そこから一人前の男の意となった)。
 当時の尺は約18センチメートルであり、丈は尺と関連づけられてその10倍の長さとされた。
 隋・唐以降、尺の長さが当初の倍近くになったため、丈は人の身長よりはるかに大きくなった。

 日本
 日本では丈は大宝令以前から用いられてきた。
 長さの単位として別に間(けん。1間=6尺 = 約1.8182メートル)があるが、間が土地の測量や距離の計測に用いられたのに対し、丈は物の長さを計るのに用いられた。

 用法
 1丈四方の面積のことを方丈(ほうじょう)と言い、その広さの部屋や建物の事も方丈と言った。
「丈六の仏」は、仏像の標準的な大きさとされる。

「白髪三千丈」は李白の詩句。
 (ウィキペディア)

 上はウィキペディアによるが、ウキペディアでは副詞での使用法は書かれてないのが残念である。

 二( 接尾 )
  ① 芸人の名前に付けて、敬意を表す。 「尾上菊五郎-」
  ② 近世、男性の名前に付けて、敬意を表す。 「武兵衛-/浄瑠璃・潤色江戸紫」

  (デジタル大辞典)


 丈(たけ)
 丈(たけ)は、人や物の高さのこと。例:身の丈

 衣服の丈
 また服飾の分野においては、衣服の各部位の長さや長さによる種別のことを指す。
 上衣の場合、襟元から袖口までの長さを「着丈」(きたけ)・「身丈」(みたけ)、肩口から袖口までの長さを「袖丈」(そでたけ)、襟元の中央から袖口までの長さを「裄丈」(ゆきたけ)と呼ぶ。 袖の長さに関しては、漢数字と組み合わせて「分丈袖」(ぶたけそで)と呼ばれるが、通常は「丈」の部分は省略して「分袖」(ぶそで)と呼ばれる事が多い。
 例を挙げると、通常より短い長袖を九分袖(くぶそで)・八分袖(はちぶそで)などと呼び、半袖の長さを二分袖(にぶそで)・三分袖(さんぶそで)などと呼ぶ。 なお、横方向の長さに対しては、両肩の間を「肩幅」、身頃の幅を「身幅」と呼び、丈(たけ)は用いられない。
 下衣の場合には、穿き口から裾口までの長さを「着丈」と呼ぶ。 股上や股下についても、股上丈・股下丈と呼ぶ場合がある。 裾の長さに関しては、漢数字と組み合わせて「分丈」(ぶたけ)と呼ばれるほか、裾の位置に相当する脚の部位で呼ばれる場合もある。 股下から数センチのものを一分丈(いちぶたけ)ないし二分丈(にぶたけ)、もも丈を三分丈(さんぶたけ)、ひざ上丈を四分丈(よんぶたけ)、ひざ丈を五分丈(ごぶたけ)、ひざ下丈を六分丈(ろくぶたけ)、すね丈を七分丈(しちぶたけ)ないし八分丈(はちぶたけ)、くるぶし丈を九分丈(くぶたけ)と呼び、くるぶしの下まで届く脚を全部覆うものについては十分丈(じゅうぶたけ)と呼ぶ。 また、特定の長さの裾をもつ衣類に由来する「クロップト丈」(クロップトパンツ:7-8分丈程度のパンツ)・「マキシ丈」(マキシスカート:10分丈前後のロングスカート)などの用法もある。
 (ウィキペディア)




 「引歌」と「本歌取り」    乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 1
 「影印」と「印影」、「影印本」(景印本、影印)と「覆刻本」   乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 2
  丈(じょう )と 丈(たけ) 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 3




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「影印」と「印影」、「影印本」(景印本、影印)と「覆刻本」   乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 2

2018-10-24 | ことのは
         木立にたたずむ独島影鳥





    「影印」と「印影」 「影印本」と「覆刻本」


「影印」と「印影」

 影印
 [名](スル)書籍を写真にとり製版、印刷すること。また、そうしたもの。
 (デジタル大辞泉 小学館)

 印影
 紙などに押した印章のあと。
 (デジタル大辞泉 小学館)


「影印本」と「覆刻本」

 影印本(景印本、影印)
 影印本(えいいんぼん)とは、底本(通常は古い時代の貴重な書物)を写真撮影し、それを原版にしてオフセット印刷などの方法によって印刷した「複製本」のこと]。
 景印本あるいは影印とも言う。
 底本が書かれた当時の絵や文字をそのまま参照することができ、また、複製による新たな誤植や書き換えの生じる恐れが無いため、専ら研究用の資料として使用される。
 
 底本は印刷本でも書写本でも関係なく、その複製本の寸法は原寸通りに再現されていなくてもよい。
 ただし、原本よりも縮刷されるのは構わないが、拡大印刷を行うことは好まれない
 (ウィキペディア)


 覆刻本
 木版印刷によって複製した場合は、覆刻本と呼ばれて区別される。
 また、複製本に限らないが、活字を用いて印刷した本は排印本あるいは鉛印本と呼ばれる。
 (ウィキペディア)

 「引歌」と「本歌取り」    乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 1
 「影印」と「印影」、「影印本」(景印本、影印)と「覆刻本」   乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 2
  丈(じょう )と 丈(たけ) 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 3






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「引歌」と「本歌取り」    乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 1

2018-10-24 | ことのは
       写真は 『鳴神』(歌舞伎)の衣装 大阪民族博物館にて




 

   「引歌」と「本歌取り」




「引歌」(ヒキウタ) =引用

  古歌やその一部を、後人が自分の詩歌・文章に引用すること。また、その歌。
  (デジタル大辞泉)




「本歌取り」  =応用
 本歌取(ほんかどり)とは、歌学における和歌の作成技法の1つで、有名な古歌(本歌)の1句もしくは2句を自作に取り入れて作歌を行う方法。
 主に本歌を背景として用いることで奥行きを与えて表現効果の重層化を図る際に用いた。
例えば、
『古今和歌集』巻2 94番歌紀貫之
「三輪山を しかも隠すか 春霞 人に知られぬ 花や咲くらむ」
『万葉集』巻1 18番歌額田王
「三輪山を しかも隠すか 雲だにも 心あらなも かくさふべしや」
 この、2作品を比較すれば明らかなように、貫之は額田王の第1句・第2句をそのまま採用して第3句以後を自作としている。
 こうした本歌取については様々な受け取り方があった。六条藤家の藤原清輔はこれを「盗古歌」(こかをとる)ものとして批判的に評価した。
 これに対して御子左家の藤原俊成はこれを表現技法として評価している。

 俊成の子・藤原定家は、『近代秀歌』・『詠歌大概』において、本歌取の原則を以下のようにまとめている。
 1 本歌と句の置き所を変えないで用いる場合には2句未満とする。
 2 本歌と句の置き所を変えて用いる場合には2句+3・4字までとする。
 3 著名歌人の秀句と評される歌を除いて、枕詞・序詞を含む初2句を本歌をそのまま用いるのは許容される。
 4 本歌とは主題を合致させない。
 5 本歌として採用するのは、三代集・『伊勢物語』・『三十六人家集』から採るものとし、(定家から見て)近代詩は採用しない。
 (ウィキペディア)


 「引歌」と「本歌取り」    乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 1
 「影印」と「印影」、「影印本」(景印本、影印)と「覆刻本」   乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 2
  丈(じょう )と 丈(たけ) 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 3






 
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