乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『さくらんぼ 母ときた道』【桜桃】 2008年 中国 チャン・ジャーペイ監督 10★ 好みの映画

2012-05-17 | 映画






 『さくらんぼ 母ときた道』【桜桃】


     ★★★★★★★★★★ / 10





監督:チャン・ジャーペイ   
脚本:パオ・シー       
出演:ミャオ・プゥ      
   トゥオ・グゥオチュアン 
   ロン・リー

音楽             
景色(雲南省)        

            
2008年
107分
カラー
ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『初恋のきた道』の脚本家パオ・シーが再び贈る愛とやさしさの物語。現代では失われつつある親子の絆が深まっていく軌跡を通して、少女が自立し、成長していく姿を爽やかに描いた感動作 1980年代の中国、豊穣な水田を擁した美しい棚田が広がる雲南省の農村。知的障害を持つ桜桃は、足の不自由な葛望と結婚した。ふたりは貧しいながらも支え合って暮らしていたが・・・・




 わたくしの好みの問題が大きく影響するかも知れないのだが、近年まれに見る心に残る素晴らしい映画だと感じた。


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74:『風土記 』から「浦島子」、『萬葉集2 巻第五~九 』から「水江の浦島子を詠む一首 併せて短歌」

2012-05-17 | 古典全般(奈良〜江戸時代)



 74:『風土記 』(岩波赤)から「浦島子」470-477ページ

   『萬葉集 巻第五~巻第九 』(小学館)から「水江の浦島子を詠む一首 併せて短歌」414-417ページ


 写真上は 『萬葉集 巻第五~巻第九 』小学館 414


     

 『日本絵巻大成22 』から「浦島明神縁起」「浦島明神縁起解説」を楽しんだ後、『風土記 』(岩波赤)から「浦島子」、『萬葉集 巻第五~巻第九 』(小学館)から「水江の浦島子を詠む一首 併せて短歌」を読む。


 まずは『風土記 』から読む。
 文が美しく、うっとりとした優雅な気分を味わう。

 次に 『萬葉集 』
 浦島子の死に様といい、反歌といい、現実的で露骨で、これも面白い。


     


     
 
【『萬葉集 』死に方 (漢字を二ヶ所、平仮名で写しました)】


 立ち走り 叫び袖振り こいまろび 足ずりしつつ たちまちに 心消失せぬ 若かりし肌も皺みぬ 黒かりし 髪も白けぬ ゆなゆなは 息さえ絶えて 後つひに 命死にける 

 立ち走り 叫び袖振り こいまろび 足ずりしつつ って、すごい状態。
 まるで曾根崎心中の心中の場面のようにリアル。
 
     


     

【『風土記 』『萬葉集 』の表現の違い】


『風土記 』   岩波赤475ページ

 常世辺に 雲立ちわたる 

 たゆまくも はつかまどひし 

 我ぞ悲しき。


          たゆまくも= 弛むの変形、 旧訓 タマグシゲ タユマナク タユタユモ


                


『萬葉集 』反歌 1741   小学館417ページ

 常世辺に 住むべきものを 剣太刀 汝が心から おそやこの君

『萬葉集 』では、おそやこの君!とこうきます。あはは あはは

         おそや= オソは、鈍い、ばかだ、の形容詞  オソシの語幹


                



 だから古典は面白い…

『風土記 』も好きだし、『萬葉集 』も好きやわぁ!


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73: 『日本絵巻大成22 』から「浦島明神縁起」「浦島明神縁起解説」(6枚)

2012-05-17 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風




  73:『日本絵巻大成22 彦火々出見尊絵巻・浦島明神縁起 』から
                           「浦島明神縁起」「浦島明神縁起解説」

      


    

 日本絵巻大成 25

 昭和54年

 中央公論社









 





『日本絵巻大成22 彦火々出見尊絵巻・浦島明神縁起 』から「浦島明神縁起」「浦島明神縁起解説」を楽しむ。

 浦島子の話しがよくわかった。(^^)

 絵巻では亀は瞬間に美女と化す。『風土記』では、五色の亀は浦島子が眠り目覚めると美女になっていた。

 
 絵本で興味深い部分がいくつもあったが、少しだけ紹介^^

 間違いかもしれないのですが…
 蓬莱山に付き、門をくぐる前までは足のあった浦島子。
 姫と結婚し、不老不死の世界で過ごす間は、足描かれてない。
 まわりの付き人の足も無い。
 伎楽を奏でる物たちの足はあった。
 玉手箱を開けると、おじいさんの足は強調されていた。
 …これって、なぜでしょう?
 本書にはあえて基本が記されているので、こういったことには触れられてない。


 おじいさんが禁断のたまくしげを開けて亡くなり、まつられる。
 村の祭。
 多く描かれたこの祭のようすを見て、奈良 春日大社の御祭りを思い浮かべた。


 この後『風土記』と『万葉集』(今回は小学館と岩波赤だけ)を取り出して、浦島の箇所を読んでみた。



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天王寺公園の温室の蘭   (9景)

2012-05-17 | お出かけ



 

 先月末、動物園を兼ねて天王寺公園の温室を楽しみました。

 色とりどりの蘭が咲いていました。

 写真はその一部です。

 

 

 

 

 

 

 

 



 みて下さいまして、ありがとうございます☆

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