乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

郡山城  追手門(梅林門)     奈良    (2景)

2012-03-15 | お出かけ





           郡山城  追手門(梅林門)     奈良




  



   追手門(梅林門)(説明板より)
  
 筒井順慶が織田信長の後援によって、松永弾正久秀を破り、宿願の大和統一の偉業をなし遂げて、天正八年(一五八◯)十一月十二日郡山にはいり築城に着手している。しかし、本格的な郡山築城は、天正十三年(一五八五)九月に、大和、和泉、紀伊三ヶ国の太守として豊臣秀長が知行高百万石をもって築城してからのことである。そのとき追手門もこの場所に築かれたものと思われる。秀長なきあと養子秀保、増田長盛とうけ継がれたが、慶長五年(一六◯◯)関ヶ原の戦が起き、長盛は豊臣傘下として西軍に味方し大阪を守った。戦は西軍の敗北となり、郡山城は徳川方に接収されて、城は取り壊しとなり、建物のすべては伏見城に移された。廃城となった郡山の地は、代官大久保石見守長安、山口駿河守直友、筒井主殿頭定慶らが相次いで城番となり、預かっていた。

 慶長十九年(一六一四)大阪冬の陣が起こり、藤堂高虎は十月二十三日郡山に着陣し、戦闘配置についたものの、東西の和議が整い事なきを得た。翌元和元年(一六一五)四月大阪夏の陣の際時の城番筒井主殿頭は大阪方の誘いを断り、徳川方に味方したので大阪方の攻撃に遇い、福住に逃れた。五月八日大阪落城を知った定慶は、士道に恥じず切腹して果てたといわれている。  

 戦後の論功において戦功第二となった水野日向守勝成が、六万石をもって郡山に封ぜられたけれど、城郭は全く荒れ果てていたので、石垣や塀の修築は幕府直轄事業とし、本丸御殿、家中屋敷などの家作は勝成の手で普請を進めた。しかし、在城わずか五年で備後福山城に移され、かわって戦功第一の論功を受けた大阪城主松平下總守忠明が、元和四年(一六一八)十月、十二万石をもって郡山城主となった。そのとき城には十分な建物とてなく、家康の命によって諸門を伏見城から再び郡山に移したので、近世郡山城の偉容は整った。追手門もその一つで、当時はこの門を一庵丸門と呼んでいた。その後、本多内記武勝、政長、政利、松平日向守信之、本多下野守忠平、能登守忠常、信濃守忠直、唐之助忠村、喜十郎忠烈と続き、忠烈嗣なく本多家は断絶となった。
  
 享保九年(一七ニ四)三月十一日、禁裏守護の大任を帯びて、十五万石余をもって甲府城から郡山に移封なった柳澤甲斐守吉里は、一庵丸門を、梅林門と名を替え、城は美濃守信鴻、甲斐守保光、保泰、保興、保申とうけ継がれ明治維新を迎えて廃城となり、すべての建物は取り払われてしまった。近時郡山城復興の声が高まり、第一次として市民の手による追手門が秀長築城にふさわしい姿で復原された。     昭和五十八年十一月二日   大和郡山市





      
     





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梅咲く頃の、奈良の和菓子屋さん   (5景)

2012-03-15 | お出かけ



 梅咲く頃の、奈良の和菓子屋さん












 このお店はおいしい和菓子がいっぱいです。

 写真が小さいのは手振れでボケたためです。

 見て下さいまして、ありがとうございます。



           奈良 郡山城近く




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菅原伝授手習鑑~車引、賀の祝、寺子屋、 野田版 愛陀姫、 花魁草

2012-03-15 | 菅原道眞







菅原伝授手習鑑~車引 <字幕付>


出演:市川團十郎 松本幸四郎 坂東彦三郎 尾上菊五郎
2000年
33分
カラー
三月の衛星劇場は歌舞伎三大名作のひとつ「菅原伝授手習鑑」を大特集。平安時代の菅原道真失脚事件や天神信仰を題材とした長編で、菅丞相(菅原道真)と周囲の人々のドラマを描いている。ことに登場人物の親子三組(菅丞相と娘苅屋姫、白太夫と息子桜丸、松王丸と息子小太郎)の別れが大きなテーマとなっており、人と人の「絆」が問われる今日、是非通して見て頂きたい長編傑作だ。 <車引> 三つ子でありながら敵味方に分かれてしまった松王丸(幸四郎)、梅王丸(團十郎)、桜丸(菊五郎)の兄弟。梅の花が薫る吉田神社前、菅丞相の舎人梅王丸・桜丸と、藤原時平の舎人松王丸が一触即発となる。 (2000年/平成12年3月・歌舞伎座)



菅原伝授手習鑑~賀の祝


出演:尾上梅幸 中村芝翫 市川猿之助 中村扇雀(現・坂田藤十郎) 初世尾上辰之助 澤村宗十郎 十三世片岡仁左衛門
1982年
74分
カラー
三月の衛星劇場は歌舞伎三大名作のひとつ「菅原伝授手習鑑」を大特集。平安時代の菅原道真失脚事件や天神信仰を題材とした長編で、菅丞相(菅原道真)と周囲の人々のドラマを描いている。ことに登場人物の親子三組(菅丞相と娘苅屋姫、白太夫と息子桜丸、松王丸と息子小太郎)の別れが大きなテーマとなっており、人と人の「絆」が問われる今日、是非通して見て頂きたい長編傑作だ。 <賀の祝> 三つ子の兄弟の父・白太夫七十歳の祝いの日に起こる悲劇。菅丞相が流罪となった責任を感じた桜丸が父の前で切腹してしまう…。テレビ初放送の貴重な秘蔵映像から、十三世仁左衛門の白太夫、梅幸の桜丸、芝翫の八重、猿之助の松王丸、初世辰之助の梅王丸ほか豪華配役で。 (1982年/昭和57年11月・歌舞伎座)



菅原伝授手習鑑~寺子屋


出演:中村吉右衛門 中村富十郎 中村東蔵  片岡芦燕 中村松江(現・魁春) 中村雀右衛門
1999年(全2話)
87分
カラー
三月の衛星劇場は歌舞伎三大名作のひとつ「菅原伝授手習鑑」を大特集。平安時代の菅原道真失脚事件や天神信仰を題材とした長編で、菅丞相(菅原道真)と周囲の人々のドラマを描いている。ことに登場人物の親子三組(菅丞相と娘苅屋姫、白太夫と息子桜丸、松王丸と息子小太郎)の別れが大きなテーマとなっており、人と人の「絆」が問われる今日、是非通して見て頂きたい長編傑作だ。 <寺子屋> 菅丞相の子、菅秀才を匿っていた武部源蔵は、秀才の首を出すよう命じられる。困り果てた源蔵は寺子屋に入門してきた小太郎という子供を身替りにするが、小太郎こそ詮議役の松王丸の息子であった…。 (1999年/平成11年4月・歌舞伎座)



野田版 愛陀姫

出演:中村勘三郎 中村七之助 中村橋之助 中村勘太郎(現・勘九郎) 片岡亀蔵 坂東彌十郎 中村扇雀 中村福助 坂東三津五郎
2008年
歌舞伎座
83分
カラー
あのオペラの名作「アイーダ」を野田秀樹が歌舞伎に翻案した斬新な舞台。2001年「野田版 研辰の討たれ」2003年「野田版 鼠小僧」に続く“野田版歌舞伎”の第三弾。古代エジプトから日本の戦国時代に設定を置き換え、敵対する2つの国の争いと政略結婚をめぐる男女の愛憎を描いたアイデア満載の話題作だ。 斎藤道三の息女濃姫は密かに思いを寄せる木村駄目助左衛門を、父に認めさせようとしている。しかし駄目助左衛門は、下女の愛陀に思いを寄せていた。ところが実は愛陀の父こそ、斎藤家の敵、織田信秀だった。勘三郎の濃姫、橋之助の駄目助左衛門、七之助の愛陀ほか、三津五郎、勘太郎(現・勘九郎)、福助、扇雀ら華やかな配役で。 (2008年/平成20年8月・歌舞伎座)



花魁草

出演:中村福助 中村獅童 中村勘太郎(現・勘九郎) 片岡亀蔵 坂東新悟 中村歌江 片岡市蔵 市川高麗蔵 坂東彌十郎 中村扇雀
2011年
78分
カラー
安政大地震を生き延びた女郎と大部屋役者のはかない恋の物語。巧みな劇作術で人心の機微を叙情味豊かに描く北條秀司の作品。 安政大地震の翌朝、日光へ続く街道沿い。遠くで江戸が燃えている。震災から命からがら逃れてきて偶然出会った女郎のお蝶と大部屋役者の幸太郎。二人は米之助という百姓に助けられ、栃木の米之助の家で暮らすようになった。仲の良い二人に所帯を持つよう勧める米之助だが、暗い過去をもつお蝶は夫婦になることを躊躇する。そんなある日、江戸猿若町の座元が幸太郎に舞台復帰を勧めにやってくるのだが…。福助のお蝶、獅童の幸太郎、勘太郎(現・勘九郎)の米之助という魅力的な顔合わせで。 (2011年/平成23年8月・新橋演舞場)






 今月二度目の演目も含めて、時間が許されるとテレビで芝居を観ている。

 よく飽きないものだと、自分でも寒心!することしきりなし。

 あはは ははは は





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48: 『名作歌舞伎全集 第十八巻』から「鳴神」「暫」「矢の根」「助六縁江戸桜」「身替座禅」「素襖落」

2012-03-15 | 名作歌舞伎全集/古典文学全集(浄瑠璃含)、歌舞伎関係本



    48: 『名作歌舞伎全集 第十八巻』から

         「鳴神」「暫」「矢の根」「助六縁江戸桜」「身替座禅」「素襖落」「解説」




 東京創元社

 昭和44年





『名作歌舞伎全集 第十六巻』から


      「鳴神」      7-39
      「解説」
      
      「暫」       79-99
      「解説」

      「矢の根」     99-107
      「解説」

      「助六縁江戸桜」  125-181
      「解説」

      「身替座禅」    343-356
      「解説」

      「素襖落」     263-277       
      「解説」




 細切れの時間を見つけて、『名作歌舞伎全集 第十八巻』から)「鳴神」「暫」「矢の根」「助六縁江戸桜」「身替座禅」「素襖落」「解説」を読む。

「鳴神」「暫」「助六縁江戸桜」は岩波古典でも読んだことはあるが、脚本で楽しむと、役者気取りで自在に楽しむことが出来る。

 但し…

『名作歌舞伎全集』を読み始めてからというもの、歌舞伎役者の台詞や型や間を演じることがいかに難しいかが理解でき、歌舞伎の見方・感じ方が若干変化してきたのは自分でも面白い。

 



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