記録のみ
2010年度 164冊目
パリ国立図書館蔵 『世界版画4 ブリューゲルとその時代』
筑摩書房
1978年11 月
55ページ(絵)+22ページ(解説) ¥3200
昨日家族と約束していた京都文化博物館と美術館「えき」だが、風邪のため見損なう。
わたくし、今日も自宅。
仕方が無いので、パリ国立図書館蔵 『世界版画4 ブリューゲルとその時代』を楽しむことにした。
甘い香りの紅茶を入れ、CD『Early English Organ Music』をかけたまでは良いが、『世界版画4 ブリューゲルとその時代』を見て恐怖感に襲われる。
昔のように笑ってみていられないから不思議。
最近、昔行われた脳外科手術に過敏に反応。ナスカ展以来、脳手術が怖い。
怖さこらえてみると、何度見てもブリューゲル父 ペーテルはすばらしい。
複雑な気持ちに陥りながら、また 一口で言う地獄絵など残酷だなぁとも感じながら、かなり楽しんでみていた。
子どもは 早、「カポディモンテ美術館展」「ブリューゲル全版画展 」両方を見たとのこと。
「カポディモンテ美術館展」はそつのない感じで、「ブリューゲル全版画展 」は興味深かったという。
一日かけてふたつをがっちり見よう。
風邪は大敵。
みなさんは風邪などひかれませんよう、おからだご自愛下さいね。
写真版画は 「聖処女の死」 ブリューゲル父 ペーテル
この絵は地理学者・人文学者であるアブラハム・オルテリウスの注文によってつくられたと本書に書かれている。
右下のシルエットの存在に笑いがこみ上げてくる。
うまいなぁ!
それまでの美しいものを描くのが美術なのだ、という偏った固定観念をブリューゲルは打ち壊してくれました。その衝撃はかなり大きかったですねえ。
その衝撃は今でも残っていて、キレイキレイなものを見聞きしたりすると、ウサン臭く感じてしまったりします。
とても嬉しいです*^^*
わたしはブリューゲルの持つ世界観や風刺やウィットに富んだ感覚が昔から好きです☆
時には陽気、時には批判的で、何でもありのブリューゲルのモチーフそのものや画家の視線が魅力的☆
太陽と月や 心臓と手足などの関係を見事にブリューゲル独自の感覚で紐解くようすは、たとえ科学的にはまちがっていようとも、魅かれますね。
二、三枚の展示は展覧会で見かけることがあるのですが、今回京都でブリューゲル版画点をみることができ、結構緊張^^ドキドキしています。
aquiraさんのおっしゃることはよくわかりますヨ☆
わたしは 廃屋、廃線、普段の生活臭のあふれる物、にぎやかな観光地よりも片田舎や普通の民家、メインストリートから一歩入り込んだ路地…などに目がいく傾向にあります。
aquiraさんもややそういった感じをお持ちなのでしょうか?と、感じました^^
先日の神楽の映像を見る会の感想を、興味深く拝見させていただきました。
「歌舞伎や能にも通じる舞台における神の存在」
見る方によって色々な捉え方がるのだなと気づかせていただいたような気が致します☆
朝夕寒くなりましたね。おからだご自愛下さいね*^^*
今日から11月^^お互いに素敵な一ヶ月になればいいですね☆
aquiraさん ありがとう☆^^☆