乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

歌舞伎座 壽初春大歌舞伎の演目ですか・・・。うらやましいなぁ。

2009-11-17 | 舞台・音楽 雑感メモ





 先日、京都の顔見せチケット販売日を迎えた。

 あれやこれや観たい演目も多くて前日からそわそわしてはいたが、結局チケットはとらずじまい。

 何のことは無い。

 顔見せがお高い。

 値段に加えて、わたくし自身も忙しい。

 まだ確定ではないが、後半が身動きがとれにくい。


 顔見世興行のみならず、後半に楽しみにしていた能楽二曲もあきらめた。

 12月の疲れを考えて、友人に誘われていた1月10にち11にちの新春わかくさ能のチケットも断る。

 暮れはただ一舞台、四季の『ウィキッド』を観るばかりである。


 能楽が聴きたい。

 わかくさ能や正月の平安神宮の翁舞が観たい。

 歌舞伎が観たい。

 芝居が観たい。

 そう思いながら、今日もテレビで白黒時代などの古い邦画を見ることだろう・・・。


 メールをチェックすると松竹株式会社からの歌舞伎美人が届いていた。

 ほほう。

 歌舞伎座の壽初春大歌舞伎か・・・。

 観たい演目が満載。

 だが、わたくしはうまれて歌舞伎座にも行ったことが無い、芝居においてもぐりの俄ファン。

 このまま歌舞伎座は姿を消して、わたしは一度も現在の歌舞伎座の畳、いや劇場をふむこと無く年老いてゆくのだろう・・・。


 せめて十代からなれ親しんだ京都の南座くらい行きたいとも思うが、最近の歌舞伎のお代金は目が飛び出るほど高い。
 
 末等席800円。当時の映画代とさほど変わらない金額で南座に入ることができ、席は融通のきいたという古き良き升席時代が懐かしい。

 わたくしがまだかわいらしい高校生の頃であった。



歌舞伎座

歌舞伎座さよなら公演
壽初春大歌舞伎

平成22年1月2日(土)~26日(火)


昼の部


一、春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)

            曽我五郎  橋之助
            曽我十郎  染五郎
             静御前  福 助


二、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)

  鶴ヶ岡八幡社頭の場

          梶原平三景時  幸四郎
               梢  魁 春
          俣野五郎景久  歌 昇
            六郎太夫  東 蔵
          大庭三郎景親  左團次


三、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)

           武蔵坊弁慶  團十郎
             源義経  勘三郎
           富樫左衛門  梅 玉


四、秀山十種の内 松浦の太鼓 (まつうらのたいこ)

            松浦鎮信  吉右衛門
              其角  歌 六
              お縫  芝 雀
            大高源吾  梅 玉



夜の部


一、春の寿(はるのことぶき)

                  梅 玉
                  福 助
                  雀右衛門


二、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

  車引

             梅王丸  吉右衛門
             松王丸  幸四郎
            藤原時平  富十郎
              桜丸  芝 翫


三、京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)

  道行より押戻しまで

           白拍子花子  勘三郎
          大館左馬五郎  團十郎


四、与話情浮名横櫛(よわなさけうきなよこぐし)

  木更津海岸見染の場

  源氏店妾宅の場

          切られ与三郎  染五郎
              お富  福 助
           鳶頭金五郎  錦之助
             蝙蝠安  彌十郎
         和泉屋多左衛門  歌 六

コメント (3)
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ご来場ありがとうございます。二度目のアクセス数450越えでございます。

2009-11-17 | 乱鳥徒然 Rancho's room.



 ご来場いただいております皆様

 いつも乱鳥をあたたかな目で観て下さいまして、ありがとうございます。

 皆様のお陰を持ちまして、昨日、アクセス数が450を超えることがました。

 わたくしのブログで450ものアクセスをいただきますのは、これで2度目(前回は11月4日)です。

 乱鳥舞い上がる思いです。

 ありがとうございます。

 本当にありがとうございました。



【乱鳥の書きなぐり】のアクセス・ランキング

アクセスとランキングの状況を表示します。ランキングは上位10000件まで表示されます。

過去1週間の閲覧数・訪問者数とランキング(日別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
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2009.11.15(日) 1064 PV 373 IP 1911 位 / 1324693ブログ
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過去3週間の閲覧数・訪問者数とランキング(週別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2009.11.08 ~ 2009.11.14 7616 PV 2553 IP 2132 位 / 1324203ブログ
2009.11.01 ~ 2009.11.07 7783 PV 2591 IP 1983 位 / 1320885ブログ
2009.10.25 ~ 2009.10.31 7650 PV 2309 IP 2485 位 / 1317340ブログ
 


 さて、今朝はならでは割合に激しい雨が降っております。

 お仕事、お買い物、お出かけと皆様のご予定もいろいろあられますことでしょう。

 関西では雨がやむと次は冷たい風が流れ込み、かなり寒くなるとの予想です。

 昼もダウンジャケットも必要かも知れないというくらい、底冷えするそうです。

 関西地方の方も、関西以外の地に住まわれる方も,お風邪などお召しになりませんように。

 外出時にはくれぐれもお気をつけて下さいませ。


 さて、わたくしは本日はとある講義を受けるために雨の中をミニバイクで走らねばなりません。

 最近は原付バイクばかりで移動していますが、やはりこういった激しい雨の日を考えると車に乗るべきですね。

 おばちゃまには雨のミニバイクは辛うございます。

   
            晩秋の 冷たき雨や 身にしむる

                           でございます。




 最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 アクセス数とともに、御礼申し上げます。



                             乱鳥 心より合掌  




コメント (4)
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能舞台の鏡板に描かれる春日大社参道の『影向之松』と語らう。(写真8枚) 奈良

2009-11-17 | 舞台・音楽 雑感メモ
       影向之松(ようごうのまつ)




 影向之松(ようごうのまつ)を神社風に左回りに歩く。



 影向之松の左正面側。影向之松の幹の真後ろの細い松は元の松から育てや松だろう。

 幹のまわりに、金網が貼られている。




 影向之松の左~写真を撮る。

 細い松に近づくかのように,さらに左回りで進む。




 影向之松を中心に左回りに進むと、やや!鳥居が見えてきた。

 影向之松は奈良公園の春日大社参道の、一の鳥居をくぐってすぐ右手にある。

 影向之松は鳥居に近いから、すぐにわかる。




 影向之松の側の細い新しい松のすぐ側から、影向之松を写す。

 遠足の小学生たちが楽しそうに歩いている。




 Oh! 威厳さえ感じる影向之松。

 影向之松のまわりを左回りして,ついに右前まできた。




 ついに影向之松の正面。この時を待っていた。

 影向之松をひとまわりする間、わたくしは好きな曲を思い浮かべ、手には無いはずの扇を持って楽しんでいた。




 影向之松が私に語りかける。


     「実にありがたき扇舞~芝に扇の根をはりて~ここをすみかに不動の身~

      帰る扇の舞なれば~あら傷わしやの影向之松~

      あわれ影向之松貴女を待つ松~松実松のは、行く末(まつ)は~

      能舞台の鏡いたにいるほどに~~~と、ふせにけり~~~。」


と、詠いけれ。


 程よい風が吹かれる中,わたしは確かに彼の声を聞いた。

 わたくしの思う影向之松殿であった。



  



影向之松

 むかし春日大明神が降臨され、萬歳楽を舞われたと伝えられる松。

 毎年十二月十七日の春日若宮おん祭では 細男座や田楽座が芸能が行われる。

 猿楽座は弓矢立合を演じる。

 古くは

    金春流と金剛流の参勤の年には弓矢立合。

    観世流・宝生流の年は舟立合を演ずる。

 現在 能舞台の鏡板に描かれている松はこの影向の松。

 この儀式を松の下式を称し、春日若宮おん祭の重儀という。
 


 最後に、わたしは能楽は好きですが、鑑賞の初心者です。

 お気づきの点や間違いなどがございましたら、お教え下さいましたら嬉しいです。

 どうぞよろしくお願い致します。


      影向之松

         奈良公園  春日大社参道の 一の鳥居付近

         奈良 『正倉院展』の帰りに


                  2009、11、12 天皇ご即位20周年の日に


コメント (2)
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