乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

137; 『2009年 新型インフルエンザ対策マニュアル』 横道直 著 ありがとうございました。

2009-11-06 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真は2009年度の京都の祇園祭。

 疫病を静めるため、祇園祭りは行われたという。

 さて、これから流行を迎えるという新型インフルエンザ。

 皆が無事で健康にすごせることを願って、季節外れではあるが あえてこの写真を選んだ。)



記録だけ  


2009年度 137冊目  



  『2009年 新型インフルエンザ対策マニュアル』 

 

 横道 直 著

 ゴマブックス 株式会社

 2009年6月10日 第1刷 

 P.95 800円+税



 本日気軽に読める『2009年 新型インフルエンザ対策マニュアル』を読む。

 最近本とは慣れて他生活をしているが、この内容はわたしとてたいへん気にかかるので、難なく読めた。

 流行時の予想、準備、対策、心構え他事細かに描かれていたので、ネットで個別に読むよりは便利だと感じる。

 2009年6月10日に出版されたもので、この内容は新しいか古いかは別として、役に立つ部分も多い。

 今まさに気のかかる一冊だと感じた。

     


 最後に

  やまと 様
  しし  様

     ご心配いただきまして、ありがとうございました。

     しばらくは気軽なものを気が向いた時に楽しむことに致しました。

     心より御礼申し上げます。

    
                  乱鳥合掌



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わたしにとって『大坂市立陶磁器博物館』は日本のアーブギーネ博物館。  大坂中之島 

2009-11-06 | 美術・文様・展示物



      『大坂市立陶磁器博物館』は日本のアーブギーネ博物館。  大坂中之島 



 11月1日。

 前回『クリムト・シーレ展』http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/31e9d0ef0c464d7c9307fdb0ded6c2b9でも記録させていただいたが、家人の連休の家での仕事の合間を拭って、大阪南港(海遊館すぐ側)の『クリムト・シーレ展』と中之島の『大坂市立陶磁器博物館』を楽しむ。

 前回の『大坂市立陶磁器博物館』鑑賞時の時間が足りないという苦い経験をふまえ中之島の『家は早めに出た。

 わたしたちは『クリムト・シーレ展』『大坂市立陶磁器博物館』の順で観る。

『クリムト・シーレ展』は面白く、見返す暇も無く一度見たきりで急いで観たが、2時間半はゆうにかかった。


『クリムト・シーレ展』を出ると、雨がひどい。

 急いで歩き、近くの韓国料理店であらかじめ用意してあったらしい石焼ビビンバ定食を無表情で食べる。

 名前は知らないが、だしの効いた千切りの和え物はうまかった。


『大坂市立陶磁器博物館』に早く着きたいという流行る思いを押さえて、雨に中 中之島の『大坂市立陶磁器博物館』と向う。

 この博物館は二回目だが、イランでわたしの好きなアーブギーネ博物館(ガラス陶磁器博物館)と同じ臭いがして、好きでたまらない。

 会場にはいると図書館や古本屋にいるようで、すこぶる落ち着く。


 11月1日は企画展として『水都大阪2009開催記念事業・企画展-水都大阪再発見』と『中国陶磁に遊ぶ-入江正信コレクション』が開催されていた。

 わたしは『中国陶磁に遊ぶ-入江正信コレクション』が目的だったので、『水都大阪2009開催記念事業・企画展-水都大阪再発見』は初めと最後にさらりと見ることにした。

 時間配分が難しい。


 入館時、閉館まで3時間余。わたしは焦っていた。

 まずは『中国陶磁に遊ぶ-入江正信コレクション』を見る。後は前回見逃したものもあるので、館内を逆回りすることにした。


 面白い。たまらないくらいに魅力的だ。

 わたしはノートをとり出し、丹念い説明を読みメモをとる。

 器だのその他の陶磁器をゆっくりと見た。


 好きなものが色々あった。

 澱みのない好きと感じる器が、わたしの小悪露をとらえる。

 古くて貴重なものでも、わたしのなじめない形や色彩や絵柄もある。

 これだから、面白い。

 わたしは私の感性でしか作品を見ることはできないのだろうが、こうした楽しいと思える時間のひと津を大切にしたい。


 時代によって青磁の色彩もオリーブグリーンや粉青色などという具合に、大きく変化していた。

 北宋11Cの青白磁器の色合いは優雅だった。

 白磁や宝相華文は美しい。


 青花寿字文杯(一対)(元13C~14C)と瑠璃地白花 牡丹文様(景徳鎮 明・宣徳 1426-1435)の説明でトルコのトプカプ宮殿やイランのアルデビル廟が記されていた琴似より、西との交流が伺える。

 アルデビル廟の表記はアルでビルといった風に二ヶ所のうち初めの展示部分が間違っていたが、わたしの莫大な数の誤字に比べるとたいしたことは無い。(笑み)


 白磁角杯(いわゆるリュトン)や唐草文用や蓮花文様や他多くの文様や色合い矢形などにおいて互いの影響を受けたりまた西に輸出した器があり、深い関わりを考えるとロマンを感じる。

 わたしは中国なども好きなので、会場で夢を描き楽しむ。


 日本の赤絵に似た中国の絵柄。

 当たり前だが、日本も多くの影響を受け、今のような陶磁器が存在する。


『大坂市立陶磁器博物館』の素晴らしいところは、お目にかかれないような展示物に丁寧な説明が記されている所。

 また監視員も一部屋ずつにおられるのではなく,ゆっくりと自分のペースで楽しめる所だと思う。

 自分の世界に入り込むと、展示物はまるで自分の部屋で眺めているような錯覚に降りいる。

 この感覚はたまらなく心地が良い。


 説明は詳しく、非常に細やかでわかりやすい。

 色の置き方や文様の付け方も書かれており、本腰を入れて丹念に読むと、陶磁器に関しての知識が身につくかも知れない。

 ただし、時間は相当かかる。


 今回も逆まわりで三時間ばかりを見て回ったが、結局全ては見きれなかった。

 何度行っても楽しむことのできる素晴らしい博物館だと感じる。

 陶磁器のご興味を持たれる方に、是非お勧めしたい博物館の一つです。



『大坂市立陶磁器博物館』HPより転載させ手いただきました。


企画展
水都大阪2009開催記念事業・企画展-水都大阪再発見
「水都大阪」の中心であった中之島や大川沿いの、近世から近代にかけての様子を、大阪歴史博物館の所蔵品を中心とした絵画、工芸、写真資料などにより紹介します。
企画展
中国陶磁に遊ぶ-入江正信コレクション
京都市在住の入江正信氏からご寄贈いただいた酒器を中心とした中国陶磁コレクションから、代表的な作品約110点を選び、その魅力を紹介します。あたかも酒器に遊ぶ文人のごときコレクターの愛した中国陶磁の世界をお楽しみ下さい。
会 期
平成21年8月1日(土)~11月23日(月・祝)
休館日
月曜日(9/21、10/12、11/23は開館)、9/24(木)、10/13(火)、11/4(水)
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