『恋文』
★★★★★ ★★★☆☆
日本 1953、98分
監督 田中絹代
脚本 木下恵介
原作 丹羽文雄
田中絹代初監督作品の為に小津安二郎・溝口健二・成瀬巳喜男等の巨匠が助言と協力を惜しまなかった映画
キャスト
森雅之
久我美子
宇野重吉
香川京子
田中絹代
道三重三 他
本日、田中絹代第1回監督作品の映画『恋文』を見た。
あらすじはここでは省かせていただきたい。
彼女を許せない礼吉は,心では精神的に彼女を求めているにもかかわらず、思うがままに彼女にひどい言葉を浴びせる。
誤り、彼の前から去る女。
斜め構図の道を歩み去る彼女の小さくなる姿は,やがてモノトーンの霧の中に消える。
美しい・・・。
まるでジェラール・フィリップ時代の良質のフランス映画だ。
1950、60年代の邦画にはしゃれた作品があるものだ。
今わたくしは,まだわたしがこの世に産まれてないの古い時代の日本映画に夢中。