11月20日。
某フィールドワークに参加させていただいた。
奈良TAWARAMOTO町のIMAZATOという地で、『KAGI蛇巻』を見た。
いわゆる道切りの一種である。
蛇巻は矢田寺のあたるでも見たことがあるが、こんなに大きな長い物は初めて。
何のことは無い、わたしは境界につくられた道きりや地蔵様や道祖神などが好きなのである。
道祖神においては、わたくしは民博(大阪民族博物館)でしか出会ったことが無い。
いずれ東北などに行った際、気をつけてみておきたい。
IMAZATOの蛇巻の300mほど離れた所に杵築神社がある。
杵築神社にも蛇巻があるという。
道切り類の好きな私は、もう一度ゆっくり二つの蛇巻きを見に行こうと思う。
IMAZATOの KAGI蛇巻
農作物の豊作を祈るとともに男の子の成人を祝う節句行事である。
毎年六月の第一日曜日(旧暦のときは五月五日の男の節句の日)に、蛇の形をした長さ十八mの蛇綱を新麦わらで作り、十三才から十五才の男の子が蛇綱の頭を担ぎ、それより年下の男の子と、頭屋の男たちが胴を持って、村中の家々を大声で「おめでとう」と言って、祝福して回る。
その道中で、雌雄の区別なく、蛇綱で人を巻き込んだりする。
昭和五十八年に、隣ムラの鍵の蛇巻ともに「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として、文化庁より指定されている。
TAWARAMOTO 蛇巻近くの案内板より
以前わたくしが出会った蛇巻き風の道切りの記録は、TB しておきたいと思います。
今回ローマ字で記入しました地名などは、後日 漢字に直すことも考えられます。
奈良TAWARAMOTO IMAZATO (IMAZATO浜の近く)