(写真は中国の雲南省で見た少し古い刺繍。この刺繍を買わなかったことを、今も後悔している。)
小さな中国のお針子
以前(2006-08-25 )にも見た『小さな中国のお針子』をテレビで見る。
面白かった。
今回の好み度は
★★★★★ ★★★★☆
やはり好きな映画だった。
今回は記録のみにて失礼申し上げます。
【前回(2006-08-25 )の感想】
小さな中国のお針子 (原題 Balzac et La Petite Tailleuse Chinoise)
感動度 ★★★★★
満足度 ★★★★☆
話の展開 ★★★★☆
好み度 ★★★★★
2002年 フランス映画 中国語 110分
((フランス映画だそうですが、
中国映画に分類しちゃいました~ごめんなさ~い))
監督 ダイ・シージェ
キャスト ジョウ・シュン
チュン・コン
リィウ・イエ
中国の鳳凰山の片田舎。
ここは文明yとは程遠い時間には基本的に終われず太陽の光に基づいた素朴な生活を営んでいた。
1971年頃中国の文化大革命のさなか、ブルジョア知識階級層のマーとルオは再教育と称し、四川省の山奥似て強制肉体労働を課せられる。
彼らはそこで見ら一番の美しいお針子に出会いう。
二人は彼女のために、フロベールやユーゴーなどの西欧文学を読み聞かせ、愛情から彼女のために人間らしく考える力をつけさせようとする。
歯医者のルオとは激しい恋に陥る。
川の中で激しく愛し合う場面は自由奔放で、この時代の背景を考えると燃え上がるような恋愛といってよい。
だが根本的に彼女に影響力を与えたのは彼らに読んでもらった文豪バルザックだ。
バルザックを読み聞かせる歯医者の息子、ルオと彼女は表面的に情熱の恋に陥るが、バイオリンのマーとは収支一貫した安定した精神的プラトニックな愛で通じていた。
果たしてそれだけか・・・
彼女はバルザックを読み聞かせる彼と恋に陥り、彼の子を18にして身ごもってしまい。
当時鳳凰山では結婚は25歳からと決められ、みんなに知られると相手の男は殺されてしまう。
だが運悪く整理の来ない2ヶ月目、男は父の病気のためにこの村を二ヶ月間離れていた。
彼女は毎晩男の変わりに本を読み聞かせてくれるバイオリンのマーに相談する。
マーは機転を利かせ、彼女の身になった行動をとる。
彼女の不安と伊丹に対して小屋の外でバイオリンを引き続け、産婦人科医に大切なバイオリンを25元といった二束三文で売って、彼女に20元を渡し、
「これで好きなものを買って気分転換をしなさい。これから町に行って映画を観る。」
といって、彼女を静かに思いやる。
彼女はしっとりとした面持ちで、かに所の愛情を精神的に受け入れる。
彼女はバルザックの影響だけではなく二人の青年に異なる愛情を感じ、身を引いたのではないだろうか・・・
時代は変わり、ルオはは医者の権威者、マーは有名なバイオリスト。
15年の時の流れは互いにフランスと上海で成功を収めていた。
ある日マーはテレビで、青春時代を過ごしたあの村がダム建設で水没することを知る。
マーは彼女を思い、彼女のイメージの香水を求め、彼女の村へと向かうが、彼女に会うことはできなかった。
マーはその後今は結婚して子供もいる医学部教授のルオと出会い彼女の回想に浸り涙する。
ルオはマーにつぶやく。
「僕は彼女を探したが見つけることはできなかった。君も彼女を愛していたのだろう・・・」
「ああ、多分。君とは違った形で愛していた・・・」
ここのセルフが深い!
素晴らしい映画だと感じました。
役者さんで印象的だったのはお針この父親
この役者さんが出てくると作品に広がりがあり重厚で上品で上等になったように感じました。
特に、
「もう娘に本を読みきかさんでくれ。一冊の本が人の人生を変えてしまうことがある・・・」
この深みのある台詞がとても好きでした。
小さな中国のお針子