ほじゃる日記

アラスカ、アンカレッジでの日々の暮らしの記録。

マタヌスカ氷河 アイス・フォール・トレック

2019年08月20日 | 夏のアウトドア
スワードから戻った翌日の8月6日、今度は北へ向かう。
目指すはグレンハイウェイ沿いのマタヌスカ氷河。
アンカレッジから車で2時間だ。
なんだか氷河づいているけれど、
今度の氷河は氷河そのものの上を歩くことができる。

利用したのは、MICA GUIDES の Ice Fall Trek
まず手続きをしてから、足首まで隠せるトレッキングシューズを履く。
持っていなけれは、ここで借りることもできる。
そして、クランポン(アイゼン)を調整してもらう。




ヘルメットを試着し、アイゼンや水筒、スナックなどをバックパックに、
準備ができたらバンで、氷河の目の前まで。




早速歩き出すと、グレーシャー・シルトの泥が。
氷河が長い時間をかけて削ったすごく粒子の細かい泥。
カリフォルニアだったら泥パック1ビン80ドル、
MICAオフィスなら9ドル、ここならタダだよ、日焼け止めになるよ~、
との言葉に釣られて顔に塗ってみる。
美肌効果は…?う~ん、1回塗っただけじゃね。




氷河に向かって歩いているようだけど、実はもう氷河の上。
バンを降りた辺りでは草が生えていたけれど、ここにはなし。
ガイドのウィルさんがブラックアイスを見せてくれる。
この時点ではまだアイゼンをつけていない。




もう少し行くと白い氷が現れてくる手前にベンチがあり、
そこでアイゼンをつける。
ウィルさんが歩き方のコツ、下り方、登り方を教えてくれる。
なんだ、このへっぴり腰は。




比較的平らな所。




クレバスを渡ったり、




登ったり、




眺めたり、




ウィルさんが何やら器具を取り出して氷河をぐりぐり。




かき氷!シロップまで持ってきてくれたよ。




いやいや、かき氷器ではなくて、
2ヶ所から穴をあけて命綱のアンカーにする、立派な登山道具です。




氷のトンネルまで行く予定だったけれど、
2、3日前までなかった水が溢れていて無理。
氷河は日々姿を変えているってウィルさんも驚いていた。




氷河の末端の壁。






記念撮影。みんなで「マタヌスカ~!」




この黒い所も全部氷河!
左端に見える小山の岩肌も、氷河が削り取ったものだ。




帰り道、油断したともちゃんが泥にはまった!




さて、この氷河。個人的にも来ることができる。
入口付近が私有地なので、入場料を払い車で氷河の目の前まで。
アイゼンをつけずに結構奥まで行っている人も見かけた。
だけど、圧倒的にツアーがお勧め!
アイゼンやヘルメットがあると安心感が違うし、
日々形を変える氷河の危険な場所も熟知しているガイドさんが心強い。
氷河の成り立ちや作った地形などの説明も面白かったし!

アンカレッジからの交通手段が確保できるなら、是非試してみて!


この予約もHAIしろくまツアーズさんにお願いしました。


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黄色いスクールバスのあるRed's Burger(スワード)

2019年08月19日 | 食べること・飲むこと
カヤックの後、ランチはクレープにしようと思っていたんだけど、
あいにくの定休日!
そこでカヤックのガイドさんにどこかいい所がないか聞いてみたところ、
Red's Burgers を教えてくれた。
スクールバスがあるからすぐわかるよと。
キャンプ場やスモールボートハーバーにも近く、すぐわかった。




バーガーは12~15ドルとやや観光地プライスだけど、
パテが3分の1パウンド(約150g)とボリュームがあり、
山盛りのフレンチフライ(フライドポテト)も付く。
私が注文したのはマッシュルーム・スイス(チーズ)$13。
(一口かじった後なので小さい写真で。)
う~ん、美味しい!




妹が頼んだのは、マウイバーガー$13。
パイナップルとハムにチーズ、それにオニオンリングも入っている!




2ドル追加で、カリブー、バッファロー、エルク、鹿肉に変更も可とか。
そうそう、スクールバスの中でも食べられる。
いい天気だったから外のテーブルで食べたけどね。

ああ、美味しかった。
日本には美味しいものがいっぱいあるから、
日本から来た人には何を食べてもらってよいか迷うのだけど、
美味しいバーガーはやっぱりアメリカだよなって思う。
このボリュームと思い切ったグリーシーさかな。
それにしてもお腹が破裂しそう。
体を動かした後だったので、みんなバーガーはペロリと食べたけど、
フライまでは無理、でお持ち帰りに。

スモールボートハーバーを散策して、アンカレッジまでの帰途についた。




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スワード レザレクション湾でシーカヤック

2019年08月18日 | 夏のアウトドア
スワード2日目の午前中はシーカヤック。
今回利用したのは、Sunny Cove Kayak の
Resurrection Bay Tour 8:00-11:00。
波の比較的穏やかな午前中は,、初心者や家族連れ向き。




上下分かれたレインスーツは自前。(レンタルもあるらしい。)
長靴、ライフジャケット、スプレースカート(カヤックの穴をふさいで水が入らないようにするスカート状のもの)、防水バッグ(カメラや水筒を入れる)などは貸してくれる。




カヤックは2人乗り。
後ろは舵を取る役割があるので、親子で乗るなら親が後ろ。
そこで組み合わせは、妹と息子ともちゃん(高1男子)、
妹だんなあっちゃんと娘ちいちゃん(小6女子)、
Kちゃん(カヤックをよくやってる)とほじゃる、
私はガイドさんと組んで前だったので、一番楽したかも。
もう1人のガイドさんは一人乗りで。
さあ、漕ぎ出そう!




まずはみんなで記念撮影。




朝起きた時は、海の上は靄で真っ白だったんだけど、
日の当たった所から徐々に晴れて行き、この時間は湾の東側に残るのみ。




それがまた幻想的。
穏やかな海。
なんかどこか別の世界へ行ってしまいそうな雰囲気。




しかし、逆光でなければ色彩と現実が戻ってきて。




あ、あそこだ!




見つけたのは、白頭ワシ。




他にもラッコや海鳥など観察しながら、のんびりゆらゆら。
(それでほじゃるは酔ったらしい。)
Tonsina Creek近くの浜に上陸。




クリークにかかる橋で見ているのは、




鮭!
ピンクサーモンとチャムサーモンが産卵のため上ってきている。




森を通ってもう少し上流まで歩く。
そうしたらこんなに!




なにやら、対岸近くに動くものが…。
なんとカワウソ!




しかも親子!
ガイドさんが一番興奮していた。




さらにトレイルを進む。
ああ、ここ!
今回スワード2泊だったらここにも来たい!と思っていた所。
それはレイン・フォレスト。
星野道夫さんが東南アラスカで見た光景と似ている場所。
前回来た時の記事はコチラ↓。
森へ」の世界をちょっと スワード トンシナポイント・トレイル
ちいちゃんが先日国語で「森へ」をやったのでちょうどいいと思ってたんだけど、スワード1泊に変更になって諦めていたのだ。
それが思わぬオマケについてきて、やったぁ~!




コケの美しいこと!




しばし森で自由に過ごしたら、再び橋を渡って、




トンシナクリーク沿いを戻り、




浜辺をカヤックまで。




再びカヤックに乗り、帰路はひたすら漕いで戻る。
ゆっくり揺られていると酔うほじゃる達の、速いこと、速いこと。




すっごく楽しかった~!
ガイドのアーサーさんとロスさん。
とってもフレンドリーで親切で楽しませてくれた!ありがとう~!




詳しくはコチラ→Sunny Cove Sea Kayaking
今回はHAIしろくまツアーズさんを通して申し込みました。
スワードに行くなら是非、おススメです!

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ハーディング・アイスフィールド 夏山登山気分!

2019年08月14日 | ハイキング
8月の初め、妹一家と友達Kちゃんがアラスカに遊びに来た。
山好きな彼らを、是非連れて行きたいと思ったのが、
スワードのハーディング氷原ハイキング。
氷原を歩くのではなく、氷河を見ながら氷原が見渡せるところまで歩く(登る、登り続ける)ハイキング。
2年前、やはり日本から来た友人を案内した。
その時の様子はコチラ。 ハーディング・アイスフィールド 氷原へ

8月4日(日)、アンカレッジからスワードへ。
トレイルヘッドへ直行し、さっそく歩き始める。
森林地帯を抜けると、ファイヤーウィードが満開!




このコースは、とにかく登る。




森林地帯も、森林限界を超えてからも。




それにしても、この日は暑かったなあ。
お天気サイトの記録によれば19℃だけど、25℃はあったと思う。
そんな暑い中、登るのは初めて。
スカーフを被る怪しい人は妹。




青空!夏山!!




丘を越え行こうよ~♪の場所。←勝手に命名。




2.5マイル(4キロ)標高793メートルのビューポイントに到着。
ここまで2時間半弱。
途中でお弁当食べなかったら、2時間ちょっとかな。




青い氷河、いつ見ても美しい!(もうちょっと語彙!)




しかし、この暑さでアラスカ生まれのほじゃるがバテた。
日本から来た山女、山男と家族たちはみな強い!
この先氷原を見渡せる所まで行ってもらい、ほじゃると私はここで休憩。




贅沢な時間だったな…。
絶景を眺めながら、1時間以上何もしないでぼんやりしていた。
ただ、日陰がなくて、ジリジリ灼かれたのには参ったけど。




上の方から。白い点がたぶん私。




一番終点までは行かなかったそうだけど、
このジャンプ見たらオッケーだね。




雪渓で雪合戦もしたそうで。




下りは、子供たちがものすごい勢いで下りていくので、
ついて行くのがやっと。いや、ついて行ってすらいない。
写真が1枚もなかった。

この後、海のそばでキャンプ。


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夏休みのお客さま

2019年08月03日 | 日記
日本からほじゃるのいとこたちが来ています。
まだ時差ボケがあるので、近所でサイクリングなど。
森の中を走って、川で休憩。




また別の川で。




明日はちょっと遠出の予定。


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