最近胸からお腹にかけてシミができたので、主治医に相談したら、
皮膚科に紹介状を書いてくれて、一昨日行ってきた。
こんな所にこんな立派な建物があったんだ~!とびっくり。
さて、診断の方は、先生が組織の一部を採って顕微鏡で見てくると。
待っている間、ナースが戻ってきて日本語の方がいい?
トランスレートつける?と聞いてきたので、お願いすることにした。
でも、彼女が去った後、なんだかいろいろ不安になってきた。
なんで?なんで?
もしかして私の英語力じゃ理解できない、説明の難しい重病なの?
それに、きちんとした日本語話せる人いるの?
通訳料なんかかからないよね?などなど…。
しかし、なんてことはなかった。
症状の説明のウェブページを、英語のオリジナルと日本語に自動翻訳したものでプリントアウトしてくれた。
先生の説明で、それはカビの一種みたいなもので、
心配するほどのものではない、薬で直るなどなど大体のことはわかった。
しかし、プリントをみると、
粃糠疹カワラタケ
え、何?キノコ?!文字化け?
「読める?」って聞かれて、読めますとも、い、いや、読めません。
さらに見ると、
何が粃糠疹のversicolorのは?
粃糠疹のversicolorのは、一般的な酵母で感染薄片状の変色パッチが胸に、バック出現する、皮膚の。
読めるよ。読めるけど意味がわからない。
いや、私日本語は読めるんですよ。
読解力はあるんですけど…、あの、その、もにょもにょもにょ。
説明するのも面倒だし、大体わかったことにして
後はうちで調べることにした。
調べてみれば、ある、ある。
それは 癜風(でんぷう)という病気。
もともと人の皮膚に常在しているマラセチアと呼ばれる真菌(しんきん)(かびの仲間)が、何かのきっかけで異常に増殖することでおこる。
硬貨大までの大きさの淡い褐色の斑点(はんてん)がたくさんでき、こそぐと細かい皮膚片がとれる。時間がたつとその部分の皮膚の色がぬけ、白い斑点として長く残ることがある。
『家庭医学館』より
粃糠疹は(ひこうしん)と読み、皮膚の表層の角質が増殖して糠(ぬか)のようにはがれる症状を言うらしい。
分かりやすくいえば、それが頭皮にできた場合はフケになる訳。
道理で!先生が、たまにフケ用シャンプーで洗うといい、
と言っていた訳だ!
それにしても、どちらの説明にもカワラタケは出てこなかったなあ。
カワラタケの学名が Trametes versicolor なので、
そこから拾っちゃったのかな。
versicolor = 変色の、色が変わる、玉虫色の、種々の色の。
つまり、粃糠疹の変色したのが癜風という訳だね。
いやいや、日本語で聞いてもよくわからないけどね。
不思議な自動翻訳のおかげで、より熱心に調べることができた。
笑っちゃったし、これこそ自動翻訳の妙?!
ちなみに、カワラタケはサルノコシカケみたいなキノコ。
お腹からキノコが生えなくてよかった…。