ほじゃる日記

アラスカ、アンカレッジでの日々の暮らしの記録。

ハーディング・アイスフィールド  氷原へ

2017年09月19日 | ハイキング
私にとってアラスカでの最高のハイキングは、
2003年9月のハーディング・アイスフィールド。
と言っても氷原を歩くのではなく、イグジット氷河沿いに山を登り、
氷河の源である氷原を見渡せる場所まで行くというもの。
天候にも恵まれ、途中の景色、上からの景色、そして達成感と、
どれも申し分なくすっばらしいものだった。
しかし片道6.4キロ、標高差914メートル、往復6~8時間、とコースがハードな上、場所がスワード(アンカレッジから約2時間)なので、
気軽に再訪することができなかった。

今回Tさんたちを案内する場所を考えていた時、
ほじゃるも強くなったし、S君もボーイスカウトで鍛えているので、
思い切って行ってみようか、ということになった。

スワードではハイキング後キャンプの予定。
折しも、anさん一家が釣りとシーカヤックのツアーに参加するために、
キャンプ2連泊中だったので、またまた便乗。
まず彼らのキャンプサイトを訪ねて、テントをたてさせてもらった。

そして氷河へ出発!
ビジターセンターでトイレを済ませ、虫よけスプレーをして準備万端。
のはずが、ものすごいハエ!!!
あんなの初めてだ。
虫よけなんて全く効かない。
気温やら何やらタイミングが重なったんだろうね。
恐ろしいほどのハエの集団が、どの人にもどのグループにもまとわりついていた。ひえ~~っ!

さて、今回イグジット氷河沿いに山を登っていくのだけど、
トレイルは氷河を見ないうちに分かれる。
(イグジット氷河訪問の記事はこちら。スワード小旅行 その2

ハーディング氷原の矢印の方向へ進むと、最初は森の中。
氷河は全然見えない。でも確実に登っていく。




標高が上がるのと反比例して、植物はだんだん背が低くなっていく。
そして氷河もたまに顔を見せてくれる。




でもまだ身長より高い木も。




氷河にズーム。青いなあ。




さらに登ると、高山植物が多くなってくる。




ドイツ人らしきグループが下りてくるのとすれ違った。
「丘~を越え行こ~よ~♪」と歌いたくなるのは私だけ?




氷河のよく見える所で休憩。ここまでで約2時間。
ハエもほとんどいなくなった。
実はここまで絶え間ない登りで、ほじゃるが結構バテていた。
足も痛いと言うので、ここで折り返しかなと思ったが、
休憩してお菓子を食べたら元気が出たみたい。




その先にはところどころに雪が残ってる。




もうすぐ氷原だ。




同じような写真を何枚も撮ってる。




ところが今度はS君の調子が悪くなってしまった。
引き返すことも考えたのだけど、私やほじゃるはまた来ることができる。
だけど日本からここに来るのは簡単じゃない。
ハワイ島キラウエア火山のオーシャンエントリーで、最後暗い中海に流れ込む溶岩を見るのをあきらめて後で後悔したことを思い出し、
もしよかったら私がS君とここで休んで待っているから、Tさんとほじゃるは氷原が見渡せるところまで行って来たら?と提案した。

それで、2人はさらに登ることに…。
1時間弱休んだので、S君の調子も戻る。



はぁ~、氷原見たかったな。。。
うん、でもその気になれば、すぐに来れるよ。

ちなみに、これは2003年に行った時の写真。




氷原をみた2人が戻って来たので、ゆっくり下り始める。
ほじゃるに感想を聞いたら、きらきらしてきれいだったって。
今度はお父(さん)と来たい、だって。

あとちょっとで氷原、の写真、何枚も撮っちゃっているなあ。。。




下りの景色も素晴らしい。
ずっと下りでヒザが笑いっぱなしだったけど。




また来年来ます!とお花に誓って山を下りる。





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2 コメント

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Unknown (おちゃ)
2017-09-23 05:24:45
画像で見る景色、すごい。
季節によってはハエだらけとはよく聞きますが
本当にそうなんですね。
ドイツ人ってアラスカやカナダ好きなんですかね?
そちらのお話によく登場しますね。
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おちゃさん! (ウラン)
2017-09-23 14:43:44
コメントありがとうございます。
本当にすごい景色です。写真の何倍も。
普段はハエよりどちらかというと蚊が多いんです。冗談でアラスカの州の鳥と言われるくらい。(本当は雷鳥。)あんなにハエにたかられたのは私も初めてでした!
たまにドイツから夏の間直行便がでることがあります。いつかそれでヨーロッパ行けたらなあ、と思ってます。
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